光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

私が住むカノア・ケブラーダでは、
車で20分ほどの市街地で雨が降っていても、
なぜか日中には雨が降らない…
という不思議な場所です。
でもたまに、
突然日中に雨が降ることがあり、
私がここで活動を始めた2000年には、
子どもたちは大喜びで外に駆け出し、
雨に打たれ、
遊んでいました。
そんな雨ですが、
こんな言い伝えがあります。

村にとって大切な人との別れの時、
悲しみと、
喜びのため、
雨が降る…

私も昔、
日本に帰るときに、
晴天だったのに、
突然雨が降ったことがあり、

「空も見守ってくれているよ。
いってらっしゃい」

と、
言って頂いたことがあります。
近頃はとんと、
雨は降りませんが(笑)

先日、
離れの掃除をしていた時、
部屋の中のものをすべて出し、
天日干しにしていました。
昼頃、
彼が突然、
「雲行きが怪しいな。
なんか嫌な予感がする。」
といって、
部屋の中に全てを戻した途端、
雨が降り始め、
その日は夜中までずっと、
降り続いていました。
こんなにも止まない雨が降るのは本当に珍しく、
「どうしたんだろう???」
と思っていると、
訃報がとどきました。
村の住民で、
長らく病と闘っていた女性でした。
実はその女性、
続けざまに子どもを2人失くしていたこともあり、
こんなに強い人はいないと、
皆に崇められていた人でした。
苦しむこともなく、
眠るように旅立ったといいます。
そんな彼女の旅立ちを、
雨が私たちに伝えてくれていたようでした。

この村には未だに昔ながらの言い伝えが数多く残されています。
そんな一つ一つを、
大切に心にとどめておきたいです。

日本を旅立ってから30時間以上。
ようやくブラジルにある、
我が家へ到着。
初めて長女の同伴なしでの旅。
長女自身は思いはあっても、
自分で決断したこと。
それなりに対処しているみたい。
いつも喧嘩ばかりの姉妹だけど、
どこか寂しい思いをするのではないか?
と、
勝手に思っていた私。

羽田空港で別れ、
いざ飛行機の中へ。
いつも三人並んで座っていた座席の端が、
一つ空いている。
始めは
「ゆっくり寝られるねぇ〜」
と言っていた二女も、
涙をこぼし始め、
「淋しい」
と一言。
長女の決断。
それに従うしかない二女。
やはり姉妹。
どこか淋しいのかもしれない。
その後、
乗換えた飛行機の中で、
ずっと気分が悪いと言っていた二女。
実は生まれてからこの方、
こんな風に飛行機で気分が悪くなったのは初めて。
ブラジルに到着し、
最後の国内線に乗った…
ところで吐いてしまいました。。。

二女は口に出さなかったけど、
心の中はたくさんの思いで溢れ、
どうにもならないその思いを抱えながら、
飛行機に乗ったのだと、
このときはじめて気づいた私。

二女の葛藤。

ブラジル滞在。
今回は短期間だけれど、
その間、
二女はどう過ごしていくのだろうか?

二人の娘。
この期間、
互いに成長していくのかもしれない。

明日、
ブラジルに出発する話は既にお伝えした通りなのですが、
今回特別なこと。
それは、
長女が一緒に行かないということ。

彼女が生後2ヶ月の頃から、
飛行機に乗り、
毎年日本とブラジルを行き来していた私。
そんな長女も今、
中学2年生。

この先の人生を考えながら、
自分で考え、
選択して、
今回の決断を彼女はしました。
13歳の彼女にとっては、
かなり大きな決断。
まだ迷いも、
寂しさも、
つらさもあるかもしれない。
それでも、
ちゃんと、
自分で決め、
話してくれたこと。
こうやってたくさんの話ができていることに、
感謝です。
ちゃんと育ってくれたんだって。

まだ大変なことも、
この決断をしなければよかったと思うことも、
あると思う。
それでも、
いつでも、
どこでも、
“初めて”
という経験はあるもんだし、
何よりも、
自分できちんと説明できるほど、
ちゃんと考えて決められたこと。
それが何よりも素敵だと感じています。

4ヶ月。
さて、
どうなることやら!?
20180413_155656

今回も、
カタール航空。
中東経由の場合、
時間帯が微妙なので、
到着時間も夜…
でも、
荷物が32kgx2個まで…
というのがなくなりつつある今、
とっても貴重なのです!!

ということで、
明日、
ブラジルに出発します!!
時差の関係で、
5月5日0:01に羽田を発つので、
5月5日の内に到着です!!
時差ってすごい(笑)
30時間以上かかっているのに(笑)

日本では、
懐かしい顔ぶれと再会。
過去と現在、
そこからの未来を想像しながら、
たくさんのことを考えさせられる機会となりました。

また新しい出会いもありました。
今後にもつながっていきそうな出会い。
今から楽しみです。
そして、
お世話になっている方、
支えてくださっている人達、
お会いできた人、
できなかった人、
皆さん本当にありがとうございました!!
今年は早めの、
8月末には日本帰国予定です。
またお会いできること、楽しみにしております!!!!!

それでは、
行ってまいります!!

ウテ・クレーマーさんという、
ドイツ人で、
ブラジルの貧民街(ファヴェーラ)モンチ・アズールというところで
活動を続けてきた方。
彼女が今、
日本に来ている。

現在彼女は国内、海外問わず、
その時の大切なメッセージを発信続けている。
そんな彼女は現在80歳。
年々若返っているかのような、
バイタリティーを持ち、
その言葉には、
彼女が過ごしてきた困難と苦しみの上に立つ希望が、
見て取れる。
その光が、
まるで彼女から発しているかのように映る姿は、
本当に人を超えた存在のように映る。

今回、
彼女のワークショップの通訳をさせてもらい、
自分自身の中の悩みというか不安材料を、
上手く、
そして、
前向きな力に変えてくれた。

“小さな一歩を踏み出す勇気。”

彼女は何度もその言葉を発した。

私はまだ彼女の半分の人生しか生きておらず、
彼女の活動から撒いてもらった種は、
また少し地下に潜り、
光の中に芽を出すのを再び待っている状態。
それでも、

「よし。
頑張ろう!!」

という気持ちになれたのは、
こうした人生の岐路に立たされた時に
なぜか、
必ず、
彼女と会えるという、
素晴らしい運命があるから。

ウテ・クレーマーという人。
本当に不思議な存在です。
29993664_10156191336047207_1095396938_o

今、
私は御殿場に来ています。
ブラジルだけではなく、
たくさんの国や地域から、
ここに集まり、
基本的に通訳が
日本語、
ポルトガル語、
英語
という、
なんとも国際的な集まり。

ここでは懐かしい出会いもたくさん。
以前カノアにボランティアとして来てくれた人達とも
久しぶりに会いました。
ものすごく久しぶりすぎて、
声をかけられたときに
飛び上がってしまった人も(笑)
私がカノアの保育園を設立するにあたり、
大切な基礎を教えてくれた人とも
再会しました。

そして何よりも、
私が1年間、
サンパウロで過ごした時の生徒と、
日本で会えたこと。
何よりも嬉しかったです。
彼は独学で折り紙や日本語を学び、
日本に来ることが夢でした。
そんな彼に抱き上げられたとき、
心から、
夢見ること、
信じること、
努力することで、
叶えることができると、
感じました。
明日、
もう一日の滞在。
どんな出会いがあるか、
今から楽しみです。

今日、
幼稚園から高校まで一緒だった友達と会った。
仲良くなったのは多分、
中学生の頃。
高校の時は、
毎日一緒に自転車で登校してた。

友達の娘が4月から幼稚園の年長さん。
私と友達は、
年長のとき、
同じ『ばら組』だった。
恐ろしい。
35年も前の話(笑)

1年に1、2度しか会えないけど、
久しぶりに会っても、
いつもの通り。
これって、
本当にすごいよね。

小さいときからの出会いが、
今にもつながっている。
そんな、
どこか安心するような関係に、
感謝。

これからもよろしくね。

私が活動する、
ブラジル北東部にある、
セアラ州。
残念ながら最近では、
犯罪率の高さで有名になってしまっています。

ブラジル北東部には、
日系人の方がたくさん移住した州もあるのですが、
セアラ州はほとんどといって言いほど、
日系人がいない地区と言えます。
そんなセアラ州ですが、
セアラ州立大学内には日本語講座があり、
そこで学んでいるのは、
日本とはつながりのないブラジル人ばかりです。
そして、
毎年のようにその講座出身の人が、
日本に短期、長期の留学や研修という形でやってきています。

先日、
その先駆けとなった一人のブラジル人と会いました。
彼は日本人と結婚し、
今では日本に家族がいますが、
日本に来るまでの道のりは苦労の連続でした。
そんな彼は日本人の私よりも日本の歴史を知っており、
様々なことを教えてくれます。
そしてもう一人、
同じくセアラ州出身のブラジル人がおり、
その彼とも会いました。
彼も今は日本で働いています。
彼ら二人をみていると、
私の知らない日本や、
その文化など、
多くのことに気づかさせてもらえます。

彼ら二人の努力によって、
セアラ州立大学にある、
日本語講座が認知され、
日本に来る道を開いてくれたといっても過言ではありません。
そんな彼らがこんなことを言っていました。

「今日本に来ているセアラ州出身の人達の多くは、
日本語を学ぶ姿勢も、
その努力も、
自分達が開いた道に甘えている。
もう少し苦労しないと、
ただ日本に遊びに来て、
帰るだけになってしまう。」

確かに、
第一人者が来てからすでに15年近く。
私達の活動もそうですが、
前を見つめ、
後に続く人や事柄を考えると、
見つめ直しが必要な時期にきているのかもしれません。

これからもセアラ州から日本へ。
そして、
先に続く何かをきちんと残していけますように。

今日はヨガ体験の日。
二女が、
「ヨガって、
どんなの?」
というので、
ダメなら見てればいいし、
行ってみる?
ということで、
一緒に行ってきました。

あっという間の1時間。
その後のフットセラピーで、
マッサージを教えてもらい、
とても気持ちよい1日でした。

「帰るとき、
靴を履いて驚くよ」

と、
インストラクターの人に言われ、

「よし、
確認だ〜」

と、
靴を履いた二女。

「すごい!
キツくなくなった!」

と、
大喜び。
家に帰ると姉に指導。
が、
残念ながら断られてしまった、
二女でした。

私が尊敬する保育士の一人、
「井上さく子」先生。
先日、
「よこはま国際フォーラム2018」でも対談させていただきました。
その井上先生の新刊。

「保育士という生き方 (イースト新書)」

自分の人生を振り返りながら、
保育や、
子どもそのものの、
その大切さを教えてくれる、
とても素敵な本です。
いくつか心に残る文があったのですが、
一つをご紹介。

(下記抜粋)
「イヤ」、「ダメ」、「やめなさい」
といった言葉を毎日子どもに聞かせていたら、
子どもの自己肯定感は育まれません。
0〜6歳という時期は、
人の一生の中でも、
大切な土台を育むための大事な期間です。
(ここまで抜粋)

先日参加した講演会でも、
この、
“自己肯定感”
という話が出ていました。
自分を信じることができることで、
他者を信じ、
共に生きていくことができる。
昨今残念ながら、
“自己肯定感”
を持てない子どもが多くいるような気がしてなりません。

乳幼児の大切な時期を預かる私たちは、
共に学びながら、
今目の前にいる子どもを見据え、
対応していく必要があります。
そのことを再認識させてくれた本でした。

皆様もぜひ、
手に取ってみてください。
59

このページのトップヘ