光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

1aaf7ee8.jpg9月16日(土)14:00〜
早稲田にある『オープンフォーラム』で報告会を行いました。
当日、
どのくらいの人が集まるかも分からない状況ではありましたが、
とてもよい雰囲気の集まりとなりました。
残念ながらあまり人は集まりませんでしたが、
それでも私自身参加者の皆さんと共に学ぶことのできた
一日であったような気がします。
“教育”というのは本当に大切なもの。
だからこそ、
十人十色、
色々な意見や考え方があるような気がします。
先日大阪で行われた、入間カイさんの基調講演にもあった言葉。
『その人の生き方を尊重する』
『自己の一致を確立した人は、決して生き方を押し付けるようなことはしない』
それぞれの人が、
どのように感じ、
考え、
伝え、
学び、
成長していくのか。
その道は人それぞれであり、
同じではありません。
しかし人間は一人では決して生きて行く事が出来ない。
だからこそ、
共に意見や議論を交わしながらも
互いの道を近づけようと努力をするのではないか。
最近、カノアで聞いた言葉をよく思い出します。
“そのままだからいいんだよ。”
人を変えようとか、
その人を否定するとか、
そんなことよりも、
その人がその人であるという事を受け入れる。
“そのままがいい”
なんとも深い言葉だと、
感じる今日この頃です。

****************************************************************************
【報告会!!!】
下記のように報告会を行います!!!
皆さんとワイワイ話しながら共に学び会える時間になる事を願って・・・

日時 2006年9月23日(土)14:00〜16:00
場所 子育て支援研究センター
サンパティック・カフェ 主催
連絡先 TEL 03-5953-5800/FAX 03-5953-5801(藤崎)

*****************************************************************************

3d0f0db8.JPG9月9日(土)
大阪YWCAで
<子ども時代>のためのアライアンス
<子ども時代>を守る
というシンポジウムにシンポジストとして参加してきました。
『子ども時代』というのは、
一見すると聞きなれない言葉かもしれません。
基調講演をしてくださった“入間カイ”さんは
「例えば、『子どもの権利』というと、子どもの問題だと捉えてしまうが、『子ども時代の権利』というと、大人も自分の問題として捉えることが出来る。なぜなら、誰でも“子ども時代”を生きているから」
とおっしゃっていました。
「子ども時代というのは子どもから大人まで、その人間としての“原点”である。」
その言葉に私は共感しました。

このシンポジウムでは本当にたくさんの学びがありました。
「自己(自我)との一致こそが本当の自由である。これが人生の財産とも言える。」
好きで好きでたまらないという事が見つかるということ、そしてそれに取り組めるという喜び。それが人生の幸せに繋がるのだということ。
ただ、それには様々な困難や障害もあるだろうし、それを遂げる苦しみもあるだろうということ。
ぜひ多くの方に聞いて欲しい。
そう思うシンポジウムでした。

さて、私自身は16日に報告会を行う予定です。
前回のブログに詳細を掲載していますので、ご興味のある方はお誘い合わせの上、ご参加いただけますよう、お待ち申し上げます。
子どもを育てるということ、子どもの環境が複雑に変化している中、
皆さんと共に学び続けて行く事ができれば幸いです。

ab32d298.JPG日本での滞在期間も残り3週間ほどになりました。
今回は本当にたくさんの事を学び、
そして、
新しい道に向けての一歩を踏む、
その難しさを痛感した数ヶ月だったともいえます。
それでも失敗や過ちを二度と繰り返さず、前に進んでいく。
それが何よりも今私が一番するべきことのような気がします。

さて、下記のように報告会を開催することとなりました。
関心、興味のある方はお誘い合わせの上、ぜひご参加いただけますよう、お願い申し上げます。

*****************************************************************************
ブラジルの漁村カノアの保育プロジェクト
「鈴木真由美さんを囲む集い」
20006年9月16日(土)14:00〜
オープンフォーラム早稲田にて
参加費無料(カンパ歓迎します)
http://www.forum3.com/maps/forum3/map_f3.htm

 鈴木真由美さんは、ブラジル・セアラ州のカノアという小さな漁村で、保育園
の活動を通じて村の生活を改善していく活動を続けている若い女性です。この保
育園プロジェクトが、いままで支えてくれていたNGOから自立しなければならな
くなり、そのための支援の輪を日本に準備するために一時帰国されています。

 真由美さんのお話に輝く子どもたちの映像をまじえながら、ブラジルのこの活
動を知っていただき、異文化交流のなかで培われる新鮮な視点が日本の教育にも
大きな力をもたらす可能性に気づいていただけたらと思います。

 貧しい家庭の子どもたちを対象にしたカノアの保育所は、サンパウロのモンチ
・アズールでも実績のあるシュタイナー教育をベースにした活動で、鈴木真由美
さんを中心に、現地人のスタッフが手厚い保育を行っています。

 村にとってはなくてはならないこの活動が継続していくために、ぜひ関心をお
寄せください。

【連絡先】
msat@mail.ne.jp / 090-6124-3502 佐藤
mayu-s@mbd.ocn.ne.jp / 090-6167-2370 鈴木

bf75ed4e.jpg今日(といっても昨日かな?)、出版社の方とお会いしてきました。
近頃本当にお世話になっている公立の保育士さんの紹介で、
雑誌への連載の話を頂きました。
『少しでも活動を知ってもらいたい』
その言葉を信じ、認めてくださった保育士の先輩に
心から感謝せずに入られません。

私が連載を始めるのは来年1月号から。
まずは自己紹介が今年の11月号に掲載される予定です。
『fujin-tsushin(婦人通信)』というこの雑誌は、
40年近い歴史のある女性雑誌で、
世の中で活動する女性を応援するために
女性たちが立ち上がって設立されたそうです。(もし間違っていることがあったらすみません・・・)
私も現地からのレポートを
毎月書かせてもらうことになります。
・ブラジルという国の文化や習慣の違いについて。
・日常生活の不思議!?
・活動について
・地域の子育てについて
・自分の子育てから学んだこと
などなど、
テーマはたくさんあり、
どこを切り口にしようかと迷うところですが、
読者の方に沿った
皆さんに楽しんでいただける文章を掲載できたらと思っています。
この通信に関しては下記までご連絡ください。
連載が始まりましたらまたご報告しますね!!!

婦人通信編集部
TEL 03-3401-6147 FAX 03-5474-5585
E-mail fujin-tsushin@cotton.ocn.ne.jp

【お知らせ!!!】
下記のように報告会を開催します。
ご興味のある方はお誘い合わせの上、ぜひご参加くださいませ。

日時:9月16日(土) 14:00〜
会場:オープンフォーラム早稲田
参加費無料

日時:9月26日(火) 18:30〜
会場:赤坂公会堂

※詳細は随時ご報告いたします。

9f7b10c5.JPGここ数ヶ月、
本当に難しい局面に対面し、
その中で多くの過ちや失敗、危機もあった。
それでも、
やっと今、
自分は紆余曲折しながらも歩いていく道を見出せたような気がする。
それは逆に、
回り道をしてもいい。
と、
自分にやっと言えるようになったという事なのかもしれない。

ブラジルの地の果てといわれる場所で幼児教育に携わる私。
そこで学ぶことは本当に多い。
そして、
日本に受かっても伝えて生きたいことがたくさんある。
私達日本人が忘れてしまった心。
それがまだ、ブラジル、カノアでは残っている気がするからだ。
私は現在、
『光の子どもたちーカノアの活動を支える会』
という新たな一歩を踏み出した。
世界中、どこの国の子どもも同じものを持って生まれてくるのだという事、
子どもはそれぞれ違って当たり前。
だからこそ、その子どもをあるがままに受け入れるという事。
この事をブラジル、カノアの活動を通じて皆さんに伝えて行く事が出来ればと考えている。
興味のある方はぜひご連絡ください!!

20be81e1.JPG保育士として感じた疑問がきっかけで
ブラジルにまで行く事になった。
そして今、
それらの疑問の答えを探す旅を続けている。

子どもというのは尊い。
かわいく、
元気をもらい、
お互いに学びあい、
成長していく。
ブラジルに行き、
日本の裏側で、
全く異なる環境や文化の中で育った子ども達と出会い、
その中で過ごしてきた。
そこで見えたもの。
それは、
『どんな子どもも同じものを持って生まれてきている』
という事実だった。
確かに、
物質的に、
経済的に、
その文化や食生活、
家族構成などなど
あげていったらきりがないほどの違いがあるかもしれない。
でも、
兄弟でも性格は異なり、
それぞれに個性はある。
だから、
その子ども、
そのままを受け入れるということの大切さが
今、
ひしひしと感じられるのである。
“子どものあるがままを受け入れる”
ということは簡単なことではない。
でも、
保育士として、
親として、
子どもを育てる地域の人間として、
子ども一人一人をそのまま受け入れるという事を
その大切さや重要性を
多くの人に知ってもらいたいと思う。

aaa789e4.JPG私の人生は、
ほとんどが目の前にあるチャンスを掴んでくることにのみ果たされていたような気がする。
考えながら行動するよりも、
自分を信じてそれに身を投じていく。
そんな人生の歩み方をしてきた。
そしてそれは、
自分に自信を持てる大切なものであったし、
その中での出会い“縁”というのは尊いものばかりだった。
ただ、がむしゃらに走ってきた私。
それだけではなく、
きちんとした裏づけの上で成り立っていたこと。
それはほんの一握りに過ぎなかった。
何を聞かれても『私は、私は・・・』
自分が常に主人公である物語。
それが嬉しかったし、
楽だった。
だけど、
地球の裏側の、
ブラジルという国で、
日本人として暮らしていく。
そして、
そこで活動していくということは
そんなに簡単なことじゃない。
そんな単純なことに気づかず、
ふと気づいたときには
過ぎ去った日々を直す手立てはなかった。
過去の私、生き方・・・
素敵なところもあるし、今でも誇らしい部分でもある。
でも、
いつまでも同じではいけない。
だからこそ、
少し立ち止まって、
自分自身を見つめ直し、
心の奥に話しかけてみたい。
カノアの海を前にすると、
こういうこともいとも簡単に出来てしまう。
壮大な海。
どんなことも受け入れてくれる包容力。
海って、本当にすごいですよね?

0259bc81.jpgカノア人になりきろうとする毎日。
そして、
近所のおばあさんはまるで自分の孫のように世話をしてくれる。
そうやって今までしたことのない、
“近所づきあい”
を楽しむ私。
実家のマンションには50世帯くらい住んでいるのだが、
そのうちの2、3軒の人しか知らない・・・
それでも生活できたし、
そんなことに気づくこともなかった。
でも、
小さな漁村での暮らし。
何をしても、
どこにいっても、
皆が知っている。
だから、どこで何をしたのか・・・村人で知らない人はいないほど。
毎週のように通っていたおばあさんの家。
そこには3人の孫が住んでいた。
私と年もそんな変わらない彼ら。
なぜ私が毎週その家に通っていたのか?
それは村の伝統工芸である
『藁細工』
を学んでいたからだった。
藁細工といっても、藁を使っているのではなく、椰子の葉を乾燥させ、裂いて使う。
砂丘の裏にある森の中、
その中に生えているやしの葉でなければならず、
おばあさんの孫達と共に探索を兼ねて向かう。
砂丘を越えてあるとは思えないほどの緑豊かな森。
季節ごとになる果物を紹介してもらいながら、
(中には臭いだけでもきつくて食べられないものも・・・)
葉っぱ探しは続く。
そして葉を見つけ、よじ登り、葉を取る。
いくらなんでも私にはそれはできないので、
取った葉を拾う役目をした。
それを家に持ち帰り、屋根の上で乾燥させる。
そして数日後、
やっと裂いて作業が出来るようになるのだ。
見よう見まねで覚える私。
家に持ち帰り、寝るまで編んでいたこともあった。
そんな日が続く中、孫の一人が
『一度もつくったことないけど、小さな頃から作っていたのを見ていたんだからできないはずがない!!』
と言い出し、私と一緒に編み始めたのだ。
手先が器用で、
その指の使いようったら・・・
初めてだなんて“嘘だ!!”と叫びたくなるほど、
いとも簡単に編んで行く彼ら。
そしていつしか、
私達の競争が始まっていたのだった。
お互いに負けず嫌い。
そうこうしているうちに彼らはなんと伝統工芸をマスターしてしまったのだった。

ある日、おばあさんに招かれて家にお邪魔した。
そこでおばあさんが涙ながらにこんな事を言ったのだ。
『本当にありがとう。
この子達(おばあさんの孫)は絶対に覚えることはないと思っていたのに、
あなたへの対抗心によって、
彼らは村の伝統工芸を受け継ぐことが出来た。
このことは一生忘れないよ』

60c51ec9.jpgカノアで過ごすようになって数ヶ月。
始めは折り紙教室やら何やらと日本の文化紹介もしていました。
ただ、私は現地の人と同じ生活をして、現地に溶け込みたい。
そういう想いが強かったため、
カノアという土地を知るために、
伝統工芸を学び、
昔の遊びや玩具を作り、
現地の食事を食べ、
ホームステイをし、・・・
活動の傍ら、
歩いて歩いて、
話して話して、
そして日本人である事を自分が忘れそうになるくらい
“カノア人”
になろうとしていました。
数年が過ぎ、
そういう生活も板についてきた私。
それでも、
いくつかの点においてはやっぱり日本人。
1.洗顔フォームを使う。
2.麦茶を飲む
3.日本の歌手の歌を聞く
4.日本語の本を読む
頭からつま先まで石鹸で・・・というのはできず、
やはりそこは顔には洗顔フォーム、
髪にはシャンプーとリンスは欠かせませんでした。
そして、
もともと余り水分を取らない私。
脱水症状を年中起こしていたために(それに気づくまでも3ヶ月掛かったのですが)
母が麦茶パックを送ってくれるようになりました。
冷蔵庫に必ず麦茶があれば口にするだろう・・・
その甲斐あり、
毎月高熱を出して4日寝込んでいたのがすっかりよくなりました。
そしてついつい口ずさむ日本語の歌。
そして、
日本語の本。
ブラジルに関することも、
幼児教育に関することも、
やはり日本語で書かれているものの方が頭に入ってくるし、
きちんと自分で理解して受け入れることが出来る。

どうにかして“カノア人”になりたい。
傍から観れば『無理だろう』とすぐに言われることですが、
私にとっては死活問題でした。(大げさですね)
日本人としての私。
でも、
それを忘れたいと思っている私。
カノアに着てからというもの、
『こんな事を考えるか?』
ということまでも悩める。
この時間は人生の中でほんの少しなのかもしれない。
でも、
思いっきり色々な事を考え、
悩みたいと思った私でした。

18c65c31.JPGとにかくここカノアの自然はすごい!!!
何がすごいって、
どこまでも続く真っ青な海、
そして、日々形を変え手いる真っ白な砂丘、
その砂丘に昇ってみる夕日。
緑の広がる森のずっと遠く、地平線へと沈む夕日は本当に素晴らしい!!!

私がまだここカノアに着たばかりの頃、
毎日のように子ども達と一緒に砂丘に登っていました。
スノボーならぬ砂ボーで遊びながら、
夕日が落ちていくのを眺めます。
地平線へと近づいていく頃、
子ども達は太陽に向かってこう叫びました。

『真由美のお母さん、お父さんにおはようって言ってねぇ〜』
沈む夕日は沈んだ後に日本へと昇る。
そう考えた子ども達からの言葉でした。
夕日を眺めながら、
子ども達の笑顔を見ながら、
私は今日も頑張ろうと気合を入れなおす。
挫けることも、
失敗することも、
怖くなることも、
不安になることもあるけど、
それでもいつも思い出すことがある。
私がなぜ今、ここに居るのか。
日本の裏側、
地球の反対側にあるブラジルという国の、
ブラジル人からも“地の果て”といわれる場所に身をおき、
そして、子ども達と過ごす日々。
この広大な自然の中から学ぶことは本当にたくさんある。
今、日本人が忘れている何か。
それがすべてここに詰まっているような気もする。
そして、
その一つ一つを私は発見しながら、
それを伝えていく。
なぜなら、
少しずつ日本の皆さんにも知ってもらいたいから。。。

自然の中から見えるもの。
このすごい大自然!!!
ゆっくりと、壮大に、
力と元気と希望と夢、
全てをもらいながら明日に向かっていくのです。

このページのトップヘ