光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

昨晩、
久しぶりにリンダウバと話をした。
インターネットってすごい。
地球の裏側なのに、
本人の画像を見ながら話ができる。

元気そうだった。
そして、
今月末の来日を心待ちにしている様子だった。

「初めての海外は日本だと思っていたのに…」

その言葉を残してドイツに住む娘を訪ねて行った時、
絶対に、
いつか日本に来てもらいたい。
そう強く願った。

そして、
今年それが実現します。

残念ながら私はブラジルにいるため、
彼女を案内することはできないけど、
リンダウバの長年の願いがかなう今年、
私も本当にうれしくてたまらない。

リンダウバを受け入れ、
同行する皆さん、
どうぞよろしくお願いします!!!!!

2b821e7d.JPG8月9日(土)。
文京シビック会議室にて、
報告会を行いました。
8月の、
お盆直前であるにもかかわらず
参加してくださった皆さん、
本当にありがとうございました。

今回、
「本当の豊かさってなんだろうか?」
「子どもが幸せでいるということって?」
ということを、
事例を出しながら話させていただきました。

皆さんとの質疑応答の中で、
「子どもの本質って世界どこでも同じ」
という言葉。
印象的だったと同時に、
「では子どもの本質ってなんだろうか?」
という質問が出た時に、

そうだよな。
それって何なんだろうかって、
深く考えたことがなかったなぁ〜


と、
また一つ課題を見出すことができました。
村が存続していくためには
その村が魅力的であり続ける必要もある。
子どもが天使のように見える場所。
だからこそ、
そんな姿を残していきたい。

これからどんなことができるのだろうか?

また一つ、
大きな挑戦が始まったような気がします。

7159deab.JPG日本に一時帰国し、
いろいろな人と出会い、
話をし、
その中からたくさんのヒント、
学びを得ている私ですが、
カノアで行っている活動の中から学べること。

子どもって?
豊かな子ども時代って?
豊かな人間性ってどんなこと?


などなど、
日々学び、
考えさせられることばかりです。

そこで、
今回はそんなことを
皆さんと考えることのできればと
下記のように報告会を行います。
ご興味のある方はぜひ!!!

**********************************************************************

“カノアの子ども達から学ぶ”

日時:8月9日(土) 18:30〜
場所:文京シビック 会議室
参加費:1000円

主催:いろり会

※参加したい方は当日会場までお越し下さい。

b88bc202.JPG現在、
カノアの猟師さんたちは
自分達の伝統的な漁の技術を
次世代に伝えるため、
政府とともに
プロジェクトを行っています。

環境問題がとり立たされる中、
風の力だけで走る
“ジャンガーダ”。

これはかなり
『エコ』
といえるのではないでしょうか?

このままでは漁師が村に一人もいなくなってしまう。

そんな危機感が、
漁師さんたち自身を動かしたそうです。

漁師とは厳しい職業。
私の夫は
幼い頃から「漁師だけにはなるな」といわれて育ったといいます。
これも親心。
でも、
漁師のいない漁村にはなってほしくない。

これは私のエゴでしょうか?

今回2回目の、
カノア懇親会がありました。

ブラジル料理満喫、
皆とも久しぶりにゆっくり話すことができて、
本当にうれしかったです♪

日本に一時帰国してから早一ヶ月。
ブラジル料理を食べたのは
この日が初めてでした・・・
なかなか食べる機会って、
ないんですよね・・・

場所を提供してくれた
アパレッシーダ(西荻窪)の店主さん、
本当にありがとうございました!!!

皆さんもお近くにお寄りの際には
是非是非行ってみてください。
ブラジル音楽好きにはたまらないお店です♪

詳細はこちら↓
http://aparecida.pokebras.jp/

c7eb2c02.JPG私がカノアの子ども達と関わる中で
学んでいること。
実は、
本当にたくさんあります。

そして、

子どもが子ども時代に子どもらしく幸せに過ごしていくこと。

その大切さを痛感させられるのも
カノアで子ども達やその家族と
関わっているからなのだと思います。

そんな思いを、
皆様に聞いていただけるように
下記のように報告会を開催します。
ご興味のある方は
お誘いあわせの上、
ご参加いただけますよう、
お願い申し上げます。

**********************************************************************

“カノアの子ども達から学ぶ”

日時:8月9日(土) 18:30〜
場所:文京シビック 会議室
参加費:1000円

主催:いろり会

※参加したい方は当日会場までお越し下さい。

よくブラジルの話をすると、
しかも、
私の活動している場所が
赤道から程近いので、

「暑いでしょ」

といわれます。

でも、
今年日本に来て、
日本のほうが
ほんとうに

暑い!!!!!

湿気が多い日本の夏は
蒸し暑く、
身体がとってもだるくなります。

カノアは
さらっとしているので、
気温は高いですが、
ここまで暑さを感じません。

まだ体調を崩していませんが、
残りの日本滞在。
体調を崩さずにいられるよう、
頑張ります♪

946aefc3.JPG7月17日(木)。
横浜シュタイナー学園にて
保護者の皆さんを対象に
話をさせていただいた。

カノアの活動を通じて
親として、
子どもを育てていく中で
忘れてほしくないこと。
そんなことを伝えたくて、
話をさせてもらった。

その後の質疑応答で、
「バイオエネルギーについて・・・」
「ブラジルの農家の現状」
「格差社会について」
という質問が多数出た。

今ブラジルは
先進国に追いつけ追い越せ。
かなり経済的に豊かな国になってきた。
それと同時に、
農漁村地域では
都市部との格差がドンドン大きくなり、
食料の値上げが相次ぐ中、
苦しい生活を虐げられている。

“それだけ経済的に豊かならば、
国内で何とかするべきなのでは?”


それはそうなのですが、
これだけの経済力を
たった2割の人たちが動かしている国で、
それ以外の人たちにその利益を
いまさら渡そうとするでしょうか???

格差社会。

これは本当に深刻な問題だと、
改めて痛感した私なのでした。

昨年、
日本一時帰国中に
娘を連れて公園に行きました。
そのとき、
娘が葉っぱや木の枝、
石などを使って楽しく遊んでいたのですが、
それを見ていた親子が
必要以上に玩具の貸し出しを申し入れてくれ、
それを拒否した娘に対し、
一瞥をくれ、
その場からいなくなってしまった・・・
という経験をしました。

この経験は、
私にとっては衝撃的で、
「日本における遊び」
ということに対して
かなり深く考える機会となりました。

そして今年。
毎日のように公園に行くのですが、
子ども達、
その保護者、
遊びに対してや子ども達に対する物腰が
昨年とは大きく違うように感じました。

虫を追いかけている子ども。
自然を使ってのままごと。
走り回る子ども達。
それを見つめる保護者・・・

なんだか嬉しくなってしまいました。

一年。
長いようで短い期間。
でも、
人間として必要な
豊かなこと。
それが再び
根付きだしたように感じている
今日この頃なのです。

5141d98c.JPGカノアの漁師さんは
現在イセエビ漁が解禁されたために
毎日仕掛けの修理と
漁にと
忙しい日々を送っています。

6月1日より解禁となったイセエビ漁。
一ヶ月以上がたった今、
すでに既定外のイセエビの収穫が横行しているために
仕掛けで漁をしている地元の漁師達は
収穫量の激減に
苦しんでいます。

そんな中、
今年は大雨による影響で
川から大量に流れてくる
水と一緒に海に流れ込んでくる
“海老”漁が
盛んに行われています。

イセエビだけでは利益が上がらず、
エビ漁を積極的に行う漁師も出てきました。
しかし、
エビ漁では
イセエビほどの収益を上げることは出来ません。

漁師として家計を支えている人々。
小さな漁村であるエステーヴァン村において
大きな局面を迎えていることは
言うまでもありません。
今後も漁師として
生活をしていくために
どうしていくべきなのか。
答えのない問いに苦しんでいる漁師たちなのです。

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