とっても動物的である。
言葉は余りよくないかもしれないが、
暗いところでもよく見えたり、
足音で人の見分けがついたり、
村人の足跡を見分けられたり・・・
現在でも、
老若男女、
村人のほとんどにこういった才能がある。
生活の中で学ぶのか、
はたまた体験や経験からなのか・・・
その理由は定かではないが、
私個人としては
驚くことばかりだが、
この村の人にとっては
当たり前のことばかりである。
先日、
足跡でスイカ泥棒を見つけたというはなしをしていたところ、
つい十数年前まで、
村に保安官がおり、
その人が窃盗犯などを捕まえていたらしい。
当時、
村で起こる犯罪の多くは
作物を盗まれること。
そこで、
足跡で犯人を割り出し、
警察に引き渡していたというのだ。
村は砂地。
足跡が見事に残る。
裸足でなくても、
靴やサンダルの跡の
体重のかけ方や
足跡の残り方で
おおよそ誰のものか分かるという。
学んでも得られる才能ではないと思うが、
こういったことが、
村の生活と結びついている。
これからも、
こういった才能を
生かし続けて欲しいものだ。