光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2008年12月

12月28日(日)。
青少年グループの忘年会がありました。
忘年会といっても、
夕食会ですが・・・

約半年。
結成してから波乱万丈でしたが、
それでも何とかここまでたどり着きました。
問題や課題も見えてきました。
やりたいこと、
できること、
それぞれが目標を持つようになってきました。

この忘年会開催にあたり、
いくつかのアイデアがありました。

1.観光地のレストランにて食事
2.プールに行く
3.夕食会開催

軽食の販売をしながら
自分達の資金を蓄えてきたのですが、
なにぶん初めてのことだらけで、
思ったよりもたまらず、
最終的には
一番お手頃な

【3.夕食会開催】

に決定しました。

ラザニアを作り、
テーブルをセッティング。
青少年グループのメンバーから一言・・・
がなかなか出ない。
恥ずかしがったり、
泣きそうになったり。。。
それぞれがそれぞれの思いを胸に抱え、
今日までの日を思い出していたのかもしれません。

これからが本番。
彼らを中心に
この村がよりよくなっていくように、
これからもサポートしていきたいと思います。

来年もみんなにとって、
素敵な一年となりますように♪

db711030.jpg12月20日。
私たちの活動の支援者の方々が
エステーヴァン村の子どもたちに
クリスマス会を開いてくれました。

村の住民たちでオーガナイズしたプログラム。
なんといっても
クリスマス劇が素晴らしかった!!!
残念ながら声の聞き取りずらいところがありましたが、
それでも、
クリスマス劇から
素敵なメッセージを受け取ることができました。

“いつでも、
だれでも、
夢をあきらめず、
追い続けることができる。
自分たちが
できること、
それがどんな些細なことであれ、
いつか
大きな意味をもつものとなるだろう。”

自分のことばかりでなく、
周囲を見回し、
手を差し伸べる勇気を持つこと。
意外に難しいかもしれませんが、
小さな一歩が
大きな変化に結びつくこともある。
そんなことを思い出させてくれました。

皆さんにとって
新しい年も素晴らしい一年でありますように・・・

5d3e3e81.jpg12月19日。
私たちの保育園のクリスマス会が開かれました。
保育園のクリスマス会といっても、
私たちは幼児教育だけではなく、
学童教室や、
音楽プロジェクトなど、
多岐にわたる活動をしているので、
今年度の成果発表の場でもありました。

まずはギター教室の皆さん。
初めは20人以上いた生徒が
2ヶ月後には3人となってしまい、
どうなるかと心配していたのですが、
見事な演奏を見せてくれました。

次は保育園の子どもたちのお遊戯。
キリストの誕生劇をしたのですが、
なんともかわいらしかったです。
一ヶ月近く練習していたのに、
当日になり突然役を変えたいという子ども。
仕方がないので他の子どもに頼んで、
役を変えたのはいいのですが、
自分の番になると、
今までの役の通りに登場。
これには怒るというよりも
微笑まずにはいられませんでした。

お次はママさんコーラスグループ。
かなりあちこちでコンサートを開いているだけあって、
見事なクリスマスソングを披露してくれました。

次に学童教室の子どもたちの劇。
自分たちで台本を作り、
本番を迎えた彼ら。
本当に素晴らしい演技でした。
わが子の晴れの舞台を見て、
泣いている親もいたほどです!!!

そして最後はブラスバンドの演奏です。
始めてまだ3ヶ月。
それでも、
クリスマスの曲を一曲
披露してくれました。
こういった機会をもっと持つことで、
腕が上達していくのではないかと
感じた私でした。

さて、
皆さんはどんなクリスマスを過ごされたのでしょうか?
みなさんにとって、
素敵なクリスマスであったこと、
心より願っております。

ブラジルで人気のドラマ、
「Malhacao」
(学園ドラマです)
の撮影がカノアで始まりました。
来年放送予定の今回の撮影。
約10日間の撮影だそうです。
初めは全国放送のドラマということで
みんな楽しみにしていたのですが、
実際に撮影が始まってみるとみんなの怒りが爆発。

昨日、
観光地とエステーヴァン村の境にある教会で
撮影がスタートしました。
村からは道一本。
なんと、
その道が封鎖!!!
車は言語道断。
住民さえも通行禁止です。

仕事でアラカチ市の中心街に行った私。
行きは何とか観光地のバス停まで歩いて行ったのですが、
帰りはなんと、
乗り合いのワゴン車を降り、
(村までは入ってこれないので途中下車)
そこからの帰り途中で
ガードマンに止められてしまいました。
常夏のカノア。
しかも12時。。。
娘もぐったり。
「住民なんです!!」
と言いました。
が、
すみませんを繰り返すばかり・・・
裏通りを何とか通過し、
姑に迎えに来てもらい
やっとのことで自宅に着きました。

これってやりすぎですよね???

道は一本しかないのだから、
何とか考えてほしいものです;;;

20e39b1e.jpg先日、
カノアのエステーヴァン村きっての青年漁師
“ZAZINHA”
からこんな話を聞きました。

「おれは本当にラッキーだよ。
いろんな国に行くことができて。
だって、
どこにいっても、
ここ以上に素晴らしい海は見たことがない。
どこにいても、
この海を思い出しては
帰ってきたくなる。
当たり前にあるものこそ、
大切なものだったりするんだよな」

そうなのです。
私もそう感じた一人でした。

ひょんなきっかけでブラジルと出会い、
それまであった概念が
根底から覆されました。
それと同時に
自分がどれだけ恵まれていたか、
たくさんのことに気付かせてもらいました。

だからこそ、
ぜひとも皆さんにも

“20代で旅をするべし”

と言いたいです。
そこから人生を大きく狂わすようなでき事に
出会うかもしれません!?

f35a13fd.jpgカノアの子ども達は
本当に野菜嫌い。
といっても、
どちらかというと食わず嫌いともいえる。
というのは、
野菜がなかなか手に入らない土地だっただけに、
日常家庭で作る食事に使用する野菜が
極端に少ないのだ。
昨今、
観光地カノアが発展する中で、
八百屋さんには豊富な野菜が並ぶようになった。
でも、
食材が高騰を続け、
貧しい家庭では野菜を買うことは本当に難しい。

私たちの保育園でも、
できるだけ栄養価の高い給食を…
と、提供しているが、
野菜の高騰のために
以前よりも少なくなっていることは否めない。。。
そこで始めたのが
保育園の園庭を利用した
「菜園、畑づくり!!!」

子どもたち自身が育てていくことで、
野菜嫌いがなくなるのではないか?
不足しがちな野菜を
少しでも多く給食に入れられるようになるのではないか?
そんな思いを胸に
毎日水あげに励んでいます。

さて、この菜園。
果たしてうまくいくのでしょうか???

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