光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2009年02月

657dd4f0.jpg先日行われた講座の中で、
“子どもたちの絵の観察”
というテーマがありました。

私たちの保育園では
登園時に
自由にお絵描きができるスペースを
用意しています。
必ず絵を描かなければならないわけではないですが、
ほとんどの子どもが
部屋に入り、
まずは絵を描いてから
自由遊びをします。
私たち大人は
頭の中でどんな絵にするか
考えることがほとんどです。
しかし幼児は、
心の中を
絵として映し出します。
そのため、
絵を観察していると
おのずとその子の状態が
わかってくるのです。

『うそでしょ?』

と思われる方も多いかもしれません。
でも、
試しに行ってみてください。
子どもというのは本当に正直。
その日の気分、
健康状態、
すべてが絵に表れてきます。
面白いものです。

すべての幼稚園、保育園で
こういった取り組みが
行われることを願っている私です。

961f1cc7.jpg昨年の2月。
私たちは一つの可能性を
この村で発掘しました。
正確には
一つではなく“一人”です。

彼は手先が器用で、
もともとモノ作りが好きでした。
私たちが木工細工の講座を開催したところ、
彼の才能は花開き、
講師としてきていた
モンチ・アズールのパウロは

「可能なら、
彼を最低一ヶ月、
モンチ・アズールで研修させてみないか?
もっといろいろなことを体験して、
学ばせてみたいんだよ」

同じころ、
村のためにと寄付を受けていた私たちは
その支援金を彼の
“国内留学費用”
に使用することにしました。

それから一年。
また講座が開催され、
彼はアシスタントとして参加。
自身もたくさんの作品を作り、
昨年から週に一度、
子どもたちのために木工教室を開いています。
そして今回、
私たちは彼の才能をもっと伸ばしてあげたいと、
家具などのデザイン、設計を学ぶための
学校を探しています。

一つの花が、
開いたとき、
そこからいくつもの
芽が育つこともある。
私たちはそんな可能性に
嬉しさを隠せませんでした。

1d6f74e0.jpg改めて、
私がここカノアにいる理由、
その存在がゆえに
私自身が
この村に
どんな影響を与え、
与えられてきたのか。
そんなことを
考える機会がありました。

カノアは大自然に囲まれているだけあり、
ここに来た多くのボランティアは
自分自身を振り返り、
人生を振り返り、
将来について
考えることが多いようです。
海を見ながら、
砂丘にのぼりながら、
夕日を眺めながら…

今まで立ち止まって考えたことのなかった
そんな一つ一つのことを
考えさせてくれる。
それによって、
その後の人生がどう左右されるのか。
それは個人の問題かもしれないけど、
私たちがこの村にいるということで
人生観が変わり、
地域への取り組み方も変わり、
将来の夢を持つことができた
子ども、
青少年、
大人というのも少なくありません。

だからこそ、
この国際交流から生まれることを
真剣に受け止め、
今後の活動に生かしていきたいと思っています。

これからも皆さん、
応援よろしくお願いします!!!

c72bce74.jpg仕事柄、
子どもに関することの本は
毎日といっていいほど読んでいるのですが、
最近読んでいる本の中で
書かれていたことが
とても印象に残っています。

「子どもに長所や短所はありません。
その子の性格の一部として、
“なんて面白い考えをするのだろう”
“そんな見方もあるのか”
と、
善し悪しではなく、
ありのままを受け止めるということが
大切なのです」

「ある性格を長所にもできるし短所にもできるというのが
人間の面白さ」

私も近年、
講演会や報告会をさせていただくときに
このことを話させていただいています。

“ありのままを受け止める“

言うだけなら簡単ですが、
実際、
例えば毎日接しているわが子ならなおさら、
「もっとこうであってくれたら・・・」
と思うことはたびたびです。
でも、
「これだからわが子なのだ」
と、
認めることができた時、
親として、
そして子ども自身も
生きることがもっと楽しくなるのではないでしょうか。
そのことを再確認させていただいた一冊でした。

今日、
第4回教育者養成講座が開催されました。
テーマは
“4つの性格”
それに合わせて、
芸術領域では
クレヨン画が行われています。

話を聞いている中で、
今一度確認したこと。
そして、
やはりその大切さを
これからも伝えていきたいと感じたこと。
それは・・・

『熱が出た時、
熱を下げることが大切なのではなく、
なぜその熱が出たのか、
その原因を探り、
それに対処することが必要。
“発熱”とは、
何かを“治す”ための
プロセスなのだから・・・』


例にとって発熱をあげていますが、
それに限らず、
私たちは結果を追求しがちです。
しかし、
人生、
よりよいものにしていくためには
何よりも、
“プロセス”
が大切なのではないでしょうか。
そのことを思い出させてくれた
今日なのでした。

知人から
興味深い講演会の資料を得る機会があり、
印刷して今度読もうと思っていたところ、
少し目を通してみると、
驚きの事実の多くに
最後まで読んでしまったほどでした。
この資料は
原子力発電所の反対を訴える講演のものですが、
近年の環境問題にとっても
大きな問題提起の一つであろうと思われます。
その中から二点、
私が最も気になったこと。
それは、

仝胸厠枠電所には抱え込まれているプルトニウムが45トンもあり、
これで長崎型原爆を作れば4000発も作れてしまうという事実

原子力発電所の原子炉の熱の三分の二は海に捨てられており、そのために海水の温度が上がってしまっているという事実。

原爆を体験した我が国日本。
その私たちが原子力発電所を使用しているが為に抱えている大きな問題。
さらには、
地球温暖化を加速させているという事実。

この講演会資料の最後にもありましたが、
私たち一人一人が

「今以上の電気を本当に必要としているのだろうか?」

ということについて自分自身に問い、
真剣に考える必要があるのではないでしょうか。

10c9e3dd.jpg次女が一歳になり、
歩き始めたこともあって、
本当に子どもは
毎日のように成長しているんだなぁ〜と
つくづく感じている今日この頃、
先日受けた講演会の内容が
頭にこびりついています。

「私たち人間は誕生したとき、
大人とほぼ同じくらいの脳神経が存在します。
異なる部分は
それらがまだ未発達であるということ。
耳で聞く、
目で見る、
といったことだけでなく、
指先を動かす、
笑う、
子どもたちが一つ一つ学んでいくことによって
脳神経が働きを開始するのです。
一定の時期に開始されなかったもの、
動作や発達に関しては
“必要ないものなのだ”
という認識の下、
消失してしまいます

一度なくなってしまったものを取り戻すことは
不可能とは言いませんが、
かなり難しいと言えるでしょう。
これらの脳神経の働きを
多く発達する手段が
“遊び”
です。
新生児から
乳児、幼児の間に
どれだけ遊んだか。
どんな遊びをしたか。
それによって、
脳神経の働きの数は大きく変わってきます。
単なる遊び。
大人はそう思うかもしれません。
しかし、
それが大人になったときに
どれだけ大きな影響が出るのか、
大きな差となるのか、
言葉では言い表せないほどです。
だからこそ、
子どもが自分の意思で遊ぶこと。
それをできるだけ、
見守っていてください。
・・・」

目の前にいるわが子の姿を見ながら、
その動き一つ一つが
どんなに大切なものであるのか。
新しいことができるようになり、
それを見ながら一緒に笑える日々。
その一秒一秒を
大切にしていきたいですよね。

今日、
市の中心街に向かう乗合ワゴン車の中で、
高校生たちが話をしていました。
何気ない彼らの会話。
でも、そこに希望を見つけた私なのでした。

「今日どうだった?」
「追試のこと?たぶん大丈夫だと思う。」
「おれ、数学以外全教科追試だったんだぜ」
「なんで?」
「嫌いな先生の授業って、ききたくないじゃん?
ゴミ箱めがけて紙を投げてたら
先生にあたって職員室行き。
もう一つは、
あまりに話がつまらないから
おれのネタを披露したら
クラスが大爆笑。
で、
職員室行き。
そんなこんなで、
追試だらけだよ」
「ははは。しょうがないね。
でもわかる、それ。
私も嫌いな先生の授業、
お化粧してるもん」
「だってさ、
学校自体が汚くてつまんないのに、
先生まで嫌いって、
何のために学校行くのかって感じだろ?」
「そうそう、どうにかしてほしいよねぇ〜」
「でもさ、
追試が全部合格するように、
かなり勉強したよ」
「わたしも。
留年はやだもんね」
「おれ、大学で情報処理学びたいし、
IT関連の会社に勤めたいから、
こんなところでぐずぐずしてられないんだよ」
「私はジャーナリスト目指してる。
お互い頑張らないとね」
「あぁ、でももっと面白い先生だったらなぁ〜」
「しょうがないよ。(笑)」

・・・・・

日本でも聴きそうなこの会話。
でも、
ちゃんと自分たちの夢を持って、
それに向かって頑張ってるんだなぁ〜と、
なんだか嬉しくなっちゃいました。
こういう子どもが
もっともっと増えてくれることを
願うばかりです。

先日気になる記事を発見したので、
下記に掲載させてください。

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赤ちゃんを抱きながら、携帯電話などに夢中のパパやママはご用心−−。生後5か月の赤ちゃんは、人の顔を正面からは「顔」と認識できても、横顔では認識できないことが、中央大と自然科学研究機構生理学研究所の共同研究でわかった。

 研究チームは、5か月児と8か月児計20人に、知らない女性の正面からの顔と横顔の画像をそれぞれ5秒間見せたときの脳活動を計測した。
 その結果、5か月児も8か月児も正面の顔を見せると、顔の認識に重要である右脳側頭部の活動が高まった。
 だが、横顔を見せても5か月児では変化がなく、活動は8か月児で高まった。

 実験を行った同大の仲渡江美研究員らは「特に月齢の低い赤ちゃんとは、目と目を合わせて接することが大事だ」と話している。
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生後5カ月に限らず、
子どもは
きちんと目を見て話してもらいたいもの。
目を見て話すと、
多動の子どもでも
きちんと話を聞いてくれます。

現代、
“ながら世代”の子育てとなり、
子育てにおいても
向き合うことが少なくなっている今、
だからこそ、
きちんと目を見て、
話してほしい。

子どもが幸せを感じるのは
こういった些細なことの集まりからだと
信じています。

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