光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2009年03月

5f126c10.jpg日本一時帰国が間近に迫り、
いつになくあわただしい日々を送っている私ですが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回は皆様に総会&報告会のお知らせです。

「光の子どもたちの会」は
カノアの活動を支えている日本のNGOです。
この回の総会が開催されることとなりました。
総会のみならず、
歴代の元カノアボランティアの皆さんによる報告会もあります。
会員の方だけでなく、
ご興味のある方はお誘い合わせのうえ、
ぜひお越しくださいませ。

【「光の子どもたちの会」総会のお知らせ】

日時:4月12日(日) 12:45開場 13:00開始
会場:横浜市技能文化会館 801研修室
    横浜市中区万代町2−4−7
交通アクセス:JR根岸線 関内駅南口から徒歩5分
         横浜市営地下鉄1号線 伊勢佐木長者町駅出口2から徒歩3分
http://gibun.jp/gibun/

お問い合わせ先:
日本事務局長、堀池まで。。。
E-mail horiike59@msi.biglobe.ne.jp
TEL/FAX 045-321-1824

34daeaf4.jpg私たちは
何気なく暮らしていると、
そのまま一日が過ぎてしまう。
でも、
立ち止まって考え始めると、
些細なことまでもが気になる。
そんなことってありませんか?

エステーヴァン村の青少年たちにとって、
自分たちのルーツというのは
意外にもみんな知っているもの。
でも、
そこまで足を運び、
実際に話を聞くということは
ただ“知っている”ということとはまた違う、
新しい発見があるもの。
彼女たちは海岸沿いを歩き、
自分たちの原点を知る旅に出かけました。

76年前、
ある一家がここにたどり着いた。
その足取りを
彼女たちは追ってみました。
海岸も数年前とは全く異なるだけに、
80年近く前を想像することは困難ですが、
それでも、
参加した一人一人、
思うところはあったようです。

原点を探し求める旅。

人はいつしか、
そんな旅に出るもの。
出てほしい。
そう思う私なのです。

0b030458.jpgカノアでは現在、
木工作業所がある。
木工細工から始まり、
玩具作り、
家具作り、
家具の補修など、
いまでは様々な事を手掛けている。
始めてからたった1年弱。
本当にうれしいくらいの
発展ぶり。

そんな彼に
今の心境を聞いてみた。

私:
「木工に携わるようになって変わったことってある?」

ホビーニョ:
「昔からこういう仕事は大好きだった。
でも、
お金を稼ぐためには他の仕事をするしかなかったんだ。
それが、
今では自分の作業所があり、
自分の作品を
買いたい人たちが訪れる。
注文が入る。
子ども達が“教えて!!”と、
毎週やってくる・・・
自分の才能が
自分の好きなことが
ちゃんと人に認められ、
職業として成り立っていく。
こんなに嬉しいことはないよ。」

私:
「今、やりたいことってなに?」

ホビーニョ:
「自分だけじゃなく、
こういう場所をみんなで共有したい。
子ども達や、
若者たちにも
興味があるなら教えて、
一緒に作業をしたい。
自分だけではなく、
もっと多くの人にこんな仕事もあるんだって、
伝えたいし、
職業の一つとして考えられるようにしていきたい。」


まだまだ始まったばかり。
彼の奮闘記は
これからが本番です。
皆さん是非、
応援してあげてください!!!

(注)写真に写っているのは教えている子どもの一人で、ホビーニョではありません。

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