光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2010年03月

IMG_3546我がエステーヴァン村に
小さく、
すばしっこい、
そして、
シャイなスポーツ少年がいる。
彼は、
どんなスポーツでも
素晴らしい運動神経を見せてくれる。
小さな体のどこに、
そのすべてが詰まっているのか。

以前、
もう5年近く前になるだろうか。
あるプロサッカーチームのスカウトが
彼のもとを訪れた。
残念ながら、
彼の両親は
そんな見知らぬ人を受け入れるわけもなく、
話し半分で、
追い返してしまった。
少年サッカー教室を始めたばかりであった
夫のマルシアーノは
『もし自分のところに来てくれて、
一緒に彼の家に行けてたら…』
と、
その後も後悔し続けていた。

そしてそんな少年も17歳となり、
昨年から今年にかけての成長ぶりは
市内でも有名なほど。
そんな折、
彼に州選抜の話が来たのだ。
テストに通り、
サンパウロでの交流試合の結果によっては
プロのサッカー選手への道が開ける。
今回は、
マルシアーノが付き添い、
両親にきちんと話をして、
何とか了承を得ることができた。
来週、
彼は旅立つ。

夢をかなえてくれることを祈って。

SANY4755日本ではなじみがないですが、
キリスト教が未だ多くを占めるブラジルでは、
宗教的祝日がよくあります。
カーニバルというと、
踊っているイメージしかないかもしれないですが、
“謝肉祭“という宗教的意義もあります。

(下記wikipediaより抜粋)↓
「一説には、謝肉祭は古いゲルマン人の春の到来を喜ぶ祭りに由来し、キリスト教の中に入って、一週間教会の内外で羽目を外した祝祭を繰り返し、その最後に自分たちの狼藉ぶりの責任を大きな藁人形に転嫁して、それを火あぶりにして祭りは閉幕するというのがその原初的なかたちであったという」

そしてこのカーニバル終了後より40日後、
イースターが始まります。
イースターは『生命』『変化』であり、
それまでの行いを悔い改め、
新しい人生を踏み出す日であるそうです。
そのため、
イースターでは
『赤肉』を禁じられており、
この期間、
肉を食べることはできません。

それがなぜなのか?
気になった私は友人に聞いてみると、
なるほどと納得した一説があります。

「昔、上流階級の人のみが赤肉を食することを許されており、下流階級(貧しい人)は口にすることができなかった。そのため、行いを悔い改めるこのイースター期間には、上流階級の人も赤肉を食べることを禁じ、全て、人は平等であることを示したのです」

ということで、
今日、
家族が集まってバーベキューをしました。
漁村のこの村ではイースター期間前になると
連日漁師さんが漁に出て、
イースター期間にせめて魚だけでも毎日食べられるようにと、
漁業に励んでいます。
それにしても“シュハスコ”おいしかったです!!!

昨年とは異なり、
今年は雨季に入っても
ほとんど雨量が増えず、
木々の青さも
通年よりも目立たないほどでした。
我が家では
スイカの収穫量が落ち、
通年ならば、
この時期には週末になる度に食べていたスイカが
月に1、2コほど。

それがここにきて、
3月19日の
聖ジョゼに肖ってか、
(この日は必ず雨が降るといわれており、
農地では
大々的なお祭りが開催されるほど)
毎日のように雨が降っています。
といっても、
夜中から朝方にかけての雨なので、
日中は太陽が照っていますが(笑)

さて、
これで我が家のスイカも安泰かな!?

今、
アラカチ市では、
サッカーリーグが開催されています。
全てのコミュニティーから一つずつチームを出し、
グループリーグを開催。
その後、
上位2チームが
決勝大会へと進める
さらなるグループリーグに進みました。
我がエステーヴァン村のチームは
現在首位。
昨日、
見事に
5対1で勝ちました。
これでまた勝ち点リード。
決勝戦に残るチームとして
間違いないといわれています。

さらにわがチームのすごいところ。
どこで試合が行われようが、
(すべて市内ですが)
応援団が一緒に行くところ。
リーグ1番の応援団とまで言われています。
その主役を担っていたのが、
先日日本に帰国した
東海大学の3人娘たちでした。

今回の大会で
サッカーで勝つということだけでなく、
村が一堂に会して
一つの目標に進んでいること。
これが一番の勝因だといわれています。

さすがはサッカー大国ブラジル。
何かを成し遂げたければ、
まずはサッカー。
これなしでは語れません。

<ブラジル好きの方大集合!!>

21(日)女子ブラジル(19:30〜 Charge:無料(要Drink Order)

話題の女子JAZZに対抗?Aparecida女子部によるNewイベント。
詳細は打ち合わせ中ですが、好きな曲を持ち寄ってのDJタイム&ミニライブになりそうな感じです。
好きな曲、皆に聴かせたい曲がありましたら、CDをお持ちください♪
なんでブラジルが好き?こんなところが好き!そんなおしゃべりを楽しみましょう!
初めていらっしゃる方も、男性の方も大歓迎です!!


22(月・祝)トリアンゲイラの旅の話2・・・写真のないブラジル
(19:30〜 Charge:無料(要Drink Order)

前回お見せできなかった写真や資料を中心に、ブラジルの旅情報や、
写真に納めきれなかった出会い、交流、ハプニング、について、
皆さんとお話したいと思います。
前回上映した写真は300枚ほどプリントしましたので、初めてご覧になる方は、そちらもどうぞ♪

場所:Aparecida 東京都杉並区西荻南3-17-5-2F
http://aparecida.pokebras.jp/

今日、
小学校の時の担任の先生から
メッセージをもらいました。
小学校3、5、6年生の担任の先生で、
今でも心の中に深く残っている、
そんな先生です。
かなり熱血先生で、
学芸会の時には必ず、
みんなで劇の台本を作り、
大がかりな舞台装置を作り…と、
クラスみんなが一つになって取り組んだこと、
未だに覚えています。
私はナレーターでした。

私自身、
保育士をしていて、
初めて受け持った子どものことは
今でも印象深く覚えています。
カノアでも、
初めて担任した子どもたちとは
今でも不思議なつながりがあります。

人生の一部を共に過ごした人々。
その中で得られたものは
今でもかけがえのない宝物であったりします。

先生からのメッセージを読みながら、
小学生だった時の自分が走馬灯のように
頭の中を駆け巡っています。

◆P研<保育者の専門性研究会>第26回勉強会◆

「自然の中の子ども、子どもの中の自然」
…子どももおとなも、ともに響きあい、育ちあう…「くじら雲」の実践から…

「くじら雲」は、4年前の2006年4月、
長野県安曇野に誕生しました。「くじら雲」では、
大人なら20分ほどの散歩道を、
子どもたちは1時間かけて歩くこともあれば、
途中で興味のあることを見つけると2時間…
あるいは3時間ついやすこともよくあるそうです。
環境を里山に求め、
一人ひとりの思いやペースを大切にした「くじら雲」の野外保育から、
どのような子どもたちの姿が見えてくるのでしょうか。

今回の勉強会は、代表・依田敬子さんに、
どのような保育を目指して「くじら雲」を立ち上げたのか、
また、取り組んだ日々の実際、気づき、
新たな発見などを語っていただきます。
そして、ナビゲーターとして、
創設前から「くじら雲」を応援しつづけていらっしゃるという
汐見稔幸先生をお迎えし、
「子ども」と、身近な「自然」と、そこに寄り添う「保育者」と…、
その響きあいの中で育まれる保育という営みについて、
参加者のみなさんと共に考え合ってみたいと思います。

年度末の慌ただしい時期ではありますが、
ふるってのご参加をお待ちしております。

<保育者の専門性研究会世話人>
朝比奈太郎 今井豊彦 木村明子 庄司みゆき 山田麗子

◆日  時 2010年3月25日(木) 
18時30分〜21時00分
◆会  場 「なかのZERO」学習室A・B
東京都中野区中野2−9−7 電話:3−5340−5000(代)
アクセス:JRまたは東京メトロ東西線「中野」駅南口徒歩8分

◆定  員 50名(先着順)
(定員になりしだい締め切らせていただきます)

◆話題提供 依田敬子さん NPO法人響育の山里「くじら雲」代表

◆ナビゲーター 汐見稔幸さん 白梅学園大学学長

◆参 加 費 1,500円(当日会場にて)

◆お申込み・お問い合せ
メールの件名に【第26回P研申し込み】と書いて、
?お名前、?ご所属、?ご連絡先電話番号、?メールアドレス、?参加者名簿への掲
載の可否(お名前と所属のみ。ご記入がない場合は原則掲載します。)をご記入の
上、
下記までお送りください。お問い合わせについてもメールでお願いいたします。

世話人連絡先 今井豊彦  E-Mail hoikusya_pken@yahoo.co.jp

<大人のためのつみ木広場 in 相模原>

かねてより「楽つみ木」を活用している介護支援ケアマネージャーの方々が、相模原市で「大人のための楽つみ木広場」を開催することになりました。
介護ケアのプロの方々と「楽つみ木」の実践プログラムが一緒に結び付くと、大変貴重な成果があると思います。参加全員で獲得し共鳴できると信じています。
地域包括支援センタースタッフ、ケアマネージャー、高齢者介護、障碍者支援、子育て支援、市民活動など多方面から参加していただく予定です。
ワークショップの後には参加された方の交流会があります。
さまざまなフィールドの方たちと楽つみ木広場の体感を共有して、人と人が関わり繋がることなど様々な意見交換の場として活用していただきたいと思っています。
楽つみ木広場にご興味のある方、是非ご参加ください。

当日は木楽舎つみ木研究所の荻野雅之がファシリテーションをおこないます。

会場:
相模原市富士見6−6−23 けやき会館3階さがみはら市民活動サポートセンター会議室
   
期日:平成22年3月21日(日)14時から16時まで
   ※18時まで、会場内でお茶を飲みながら交流会を行います。 
申し込み:
メールにてinfo@kirakusha.jp
または 電話 055-273-4472
    FAX 055-273-4088  
荻野まで御連絡をお願いいたします。

カーニバルが終了し、
カノアには
大勢の日本人がやってきました。
東海大学のスタディーツアーの学生をはじめ、
モンチ・アズール元ボランティアなど。。。
そして、
日本文化の紹介や、
村での触れ合いを楽しんでいました。
中でも素晴らしかったのは、

“バイオリンの夕べ”

カノアにいるドイツ人ボランティア1名と、
イギリス人による、
バイオリンのデュオ。

騒がしいお祭り騒ぎにはなれている人々も、
厳かで、
静かな、
バイオリンの音色を聞きながら、
今まで感じたことのない感覚に
襲われていたようです。

こうやって、
少しでもこういった空気を
この村にも届けていきたい。
そう願う私なのでした。

http://www.youtube.com/watch?v=vKaWcTrIcEE

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