光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2010年08月

神奈川県には、 現在、160をこえる国と地域の約 17 万人の外国籍の人々が暮
しています。お互いに多様な価値観や文化を理解し尊重しながら、「ともに生
きる」ことのできる豊かな多文化共生社会をきずいていくことがもとめられて
います。

あーすフェスタかながわは、多文化共生社会の実現にむけて、異なる国籍、文
化を持つ多くの県民が集い、出会い、それぞれの文化や考え方をアピールする
とともに、互いを理解する機会を作るため、県内の 民族団体、NGO、市民ボラ
ンティアなどが 企画段階からともに力をあわせ開催するものです。
各プログラムにおいて、多くの外国籍の方が参加できる場をもうけることをめ
ざします。

日程:9/11(土)、12(日)
会場:あーすぷらざ
詳細:http://www.k-i-a.or.jp/earthfesta/

小さな子どもたちをとらえて離さない
テレビや漫画、お話があふれているのに、
子どもたちはなぜ、
素朴な昔話や民話が好きなのでしょうか?

ブルーノ・ベッテルハイムという心理学者は
その著書の中で、
こんなことを言っています。

“この種の物語が
他のどんな物語より深い意味で、
子どもの本当の
心理的・感情的な状態から
出発しているということ・・・
差し迫った心理的な問題を、
一時的に、
また永久に、
解決する方法を示しているのである”

子どもたちは
大人が想像する以上に
生きること、
この世の中でのことについて
考え、
悩んでいます。
そうした疑問や悩みに
昔話や民話は
解決を与えてくれる答えを
示し、与えてくれるのです。

当たり前のように
夜寝る前に
娘たちに
読み聞かせを行っていたのですが、
こう考えてみると、
やっぱり素晴らしいものだと
感心してしまいました。
皆さんも子どもたちに
読み聞かせましょう!!!!!

教育現場にいる人には必見!!!
私は残念ながらまだ見ていないのですが。。。
ご興味のある方は是非、
足を運んでみてください。

「パリ20区僕たちのクラス」
カンヌ国際映画祭で最高賞を受賞したフランス映画ですが、
これまで岩波ホールで上映していましたが、
現在新宿の武蔵野館で上映中です。

http://class.eiga.com/

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8月13日、
保護者を対象として、
なぜ、
私たちが子ども達と一緒に
・料理
・掃除
・洗濯
といった家事をするのか、
その意味と、
お菓子作りを体験してもらいました。

日常家庭で行われていること。
それは私たちにとっては当たり前ですが、
子ども達にとっては
興味のあることばかりです。

私も娘2人の母親。

「邪魔しないで!!!」

と、
掃除などしているといいたくなってしまいます。
でも、
小さなころからその姿を見て、
できることから一緒にしていくことが
子ども達の発達を促し、
成長につながるとしたら、
どうですか???

毎日でなくてもいい。
一緒にお菓子作りをする時間を作ってみませんか?

そんなメッセージを
これからも伝えていきたいと思っています。


※この事業は「かながわ民際協力基金」からの支援により実施されています。

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8月9〜12日、
慶應義塾大学医学部国際医学研究会といっしょに、
三浦先生を迎えて、
“カッシンバ・フンダ”
という、
北リオ・グランジ州との州境にある村で
「シャーガス病」
の調査を行いました。
地元の保健所の全面協力のおかげで、
素晴らしい調査となりました。
結果は
すべて陰性で、
うち1名は
再検査となりましたが、
こういった地域での活動は
今後大きな意義のあるものとなるであろうと
確信させられました。

IMA-KEIOの皆さん、
そして、
三浦先生、
アラカチ市内の私立大学の皆さん、
本当にありがとうございました!!!

今回はアラカチ市保健局の協力も
素晴らしいものとなりました。
今後に期待したいですね。

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8月7日(土)、
青少年と乳幼児のいるお母さん方を中心にした
トレーニングを開始しました。
フォルタレーザ大学や、
アラカチ市内の私立大学の学生も参加し、
素晴らしいものとなりましたが、
参加予定だった青少年たちの5名は
大学生を見た途端、

「もう参加しないから」

と言って帰ってしまいました。
その理由を聞くと、

「彼らは頭もよく、
洋服だってかわいいのを着てる。
見てよ私の格好!!
恥ずかしくて一緒にいられないよ…」

私たちのプロジェクトは
地域の人のために行っています。
彼らなくしては、
成り立ちません。
素晴らしい補助として、
協力団体としての大学関係者及び学生たち。
しかし、
こういった問題があるとは考えてもいませんでした。

彼らの気持ちを尊重し、
今後もより良いプロジェクトを実施していきたいと思っています。



※この事業は日本郵政公社の「国際ボランティア貯金」の支援によって行われています。

今年に入って、
この小さな村で、
20歳以下の3人の少女が
子どもを産みました。
そのうち2人が
未熟児。
妊娠6ヶ月での出産。
一人は妊娠中毒症にかかり、
早産せざるを得なくなってしまいました。
もう一人は、
中絶を試みて失敗。
早産となりました。

私個人的には
“中絶”には反対ですが、
ときにはやむ得ない状況
(母体への危機等)
があることは受け入れています。
しかし、
現在カノアで起こっている、

『安易な中絶』

には、
心を痛めています。
望まない妊娠。
だから、
薬を飲む・・・
そして、
中絶できずに生まれてきた子どもは
水頭症など、
重い障害を持って生れてきます。
私も一人の母として、
どうしても理解できない現実。
自分の力のなさにただただ、
胸を痛めています。

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7月31日(土)
Itaicabaというところで、
試合がありました。
獲得したいというチームの
スカウトから連絡があり、
試合に出ることになったのです。

試合では、
大活躍。
しかし、
残念なことに、
スカウトマンは現れませんでした。

アラカチ市内の
プロチームからの誘いがあり、
とりあえず今は、
そこでプレーするとのこと。

“今年が最後のチャンスとなるだろう。”

そう言われているだけに、
良い結果が出ればと願うばかりです。

8月2日、
始業式です。
といっても、
通常保育がスタートするだけですが。。。

ブラジルでは、
前期・後期入学があり、
私たちも
この方式を取り入れています。
学童教室には新入児童はありませんでしたが、
保育園には
3名の新入園児がいます。
2人はすでに兄弟が通園していたこともあり、

「やっと私の番か」

と、
堂々とした様子。
もう一人も、
泣くことなく、
すんなりと馴染んだようです。

さらに、
実習生が一人入りました。

さて、
どうなることやら。
楽しみです!!!

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