光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2011年04月

次女の3歳になる娘。
ブラジルでは、
私たちが行っているカノアの保育園に
1月から通っています。

日本では、
子育て支援広場などには行ったことがあるものの、
保育園や幼稚園には通ったことがありません。
昨年、
長女が幼稚園に通っていた時、

『私ももうすぐここに通うんだよね』

と、
うれしそうに話していました。

今年、
いつも遊んでいた近所の友達が幼稚園に行っていることもあり、
日中は赤ちゃんしかいません。
遊び相手がいないので、
少しさみしそうです。
しかも、
私が仕事で出かけるとき、
毎回母や妹の仕事が休みとは限りません。
そこで、
一時保育ではあるのですが、
行かせることにしました。

初日の今日。
朝、
泣き叫ぶ娘を先生に渡し、
園を後にしました。
気になって、少し玄関のところで耳を澄ましていたのですが、

「おはようございます!!!」

という子どもたちの声が聞こえてきたと同時に、
娘の泣き声も止みました。

お迎えの時間、
少し心配でしたが、
本人はあっけらかん。
本当に楽しかったようです。
今回は半日保育でしたが、
明日は一日保育。
楽しみにしながら寝た娘の顔を見ながら、
微笑んでしまう私でした。

4月22日、
八王子で開催された

“アートセラピーワーク”

に参加してきました。
大人のための講座。
しかも、
講義だけでなく、
毎回芸術作業が行われます。
(粘土、クレヨン画、パステル画など)
今回は、
クレヨンもしくはパステル画。
私はパステル画で行いました。
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「エゴイスト」⇔「依存(パラサイト)」

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自分を見つめなおす、
とてもいい機会でした。

今、
私たちは生活や環境だけでなく、
『自分自身を見つめなおす』
ことが必要とされていると思います。
子どもと関わる人、
そうでない人、
社会で生きるすべての人たちが
こういった機会を持つことが大切だと強く感じています。
そんな中で、
このワークはとても素晴らしいものでした。
毎月行われています。
ご興味のある方は
ぜひ参加してみてください。

4月23日、
『子ども環境学会』
のシンポジウムが行われました。
私も一応、
会員です。

残念ながら予定があり、
参加できなかったのですが、
カノアの物品を
会場で販売していただくことができました。
売り上げの10%という、
本当にわずかな金額ではありますが、
子ども環境学会を通じて、
被災地への支援とさせていただきました。
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ご購入いただきました皆様、
本当にありがとうございました。
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そして何よりも、
販売をしてくださった松永さんに
心から感謝申し上げます。

原発問題で、
様々な情報が飛び交う中、
皆さんもどれが自分たちにとって大切な情報なのか。
その見極めが難しくなってきていることと思います。

私もダウンロードしました。
皆さんも参考にしてみてはいかがでしょうか?

「緊急出版!「もっとわかる放射能・放射線」を電子書籍で」

http://goo.gl/N7gy1

4月18日、
娘の小学校で、
授業参観がありました。

初めての娘の授業参観。
ブラジルでは、
授業参観と言うのはなく、
娘にいろいろと会った時、
授業を見学させてほしいといったところ、
実現されませんでした。

カノアの保育園では、
保護者や家族に対して、
クラスに入ってみることを推進しています。
少しでも疑問に感じたら、
クラスでどんな活動が行われているのか、
教師はどう接しているのか。
それを直接見てもらいたいと思っているからです。
それでも、
保護者から希望があるのは
年間で数えるほど。
よく通りすがりに窓からのぞいていることはありますが(笑)

さて、
初めての授業参観は国語の授業でした。
1年生で、
しかも入学してから2週間。
一クラス24名。
私のときは45名でしたから、
教室のスペースの余裕に
少し驚いてしまいますね。
(まぁ、○十年以上前の話ですから・・・)
まずは歌に合わせて簡単な手話をつけて踊ります。
(ちなみに歌はトトロの“さんぽ”でした)
その後、
挨拶やコミュニケーションの練習を
ゲーム感覚で行い、
それから席についてひらがなの勉強をしました。
集中力もまだまだという状況を考慮しているのか、

「先生も考えているなぁ〜」

と、感心してしまいました。
若い先生で、
教師になって3年目。
少し心配ではありましたが、
娘の顔を見て、
安心しました。
本当によかったです。

来月にまた授業参観があります。
どんな雰囲気になっているのか、
今から楽しみです。

4月17日、
チャリティーバザーに行ってきました。

自転車で
娘と一緒に
会場の幼稚園に行きました。

会場を入るとすぐに
ぬいぐるみがあり、
娘たちはそれを手に取ってみると、
お次は
絵本を何冊もめくって、
楽しんでいました。

わずかではありますが、
絵本とぬいぐるみを購入し、
会場を後にしました。

今、
困難な状況にある日本。
その中で、
自分のできること、
どんなにわずかなことでも
行っていきたい。
その気持ちを新たにしました。

日本滞在中、
報告会など、
皆さんとお会いできる機会があると思います。
今回は、
カノアのお母さん達が制作した物品の
売上10%を
義援金として寄付したいと考えています。

今後、
チャリティーバザーなどを企画する方がいらっしゃいましたら
ぜひ声をかけてください。
わずかで申し訳ないのですが、
できることを
できることから・・・
活動していきたいと感じています。

4月5日。
長女が横浜の公立小学校に入学しました。
事前に電話で副校長先生と話をさせていただき、
無事入学することができたのです。

当日。
緊張した顔で、
朝からなんだか硬い表情の娘。

『大丈夫』

と言いながらも、
どこか不安な様子。
ブラジルで3ヵ月間小学校に通っていたのですが、
どうしてもなじめず、
毎朝大変な思いをしていました。
学校が好き。
勉強が好き。
でも、
学校に行きたくない…
何度も学校に足を運び、
担任の先生とも話をしました。
そういった事情もあり、
日本の小学校の入学に対して、
不安が募っていたのかもしれません。

入学式が終わり、
クラス写真を撮るとき、
娘の後ろに並ぶと、
私の顔を見た娘は
涙を流しました。
それは不安からなのか、
緊張からなのか…
それとも、
他の理由からなのか。
涙をふき、
声をかけて笑顔を送ると、
娘もうなずいて、
笑ってくれました。

それから2週間が過ぎました。
担任の先生が大好きで、
学校も大好き。
給食もうれしいようです。
近所の友達の一人が同級生で、
同じクラスではないのですが、
それも心強いみたいです。

今はまだ、
帰りの時間になると、
途中まで迎えに行っているのですが、
最近では
“来なくていいのに”
と言うようになりました。

笑顔で毎日学校に向かう。
それだけで、
うれしい。
素直に喜べます。

これからも
娘の成長を
陰ながら見守っていきたいと思います。

東北関東大震災・救援チャリティ・バザー
「くじけないで、子どもたち。」
——アートや絵本を買って支援しようーー


震災で被災した幼い子どもたちの救済を目的としたチャリティ・バザーを開きます。日ごろ、幼児教育に携わる人々の協力をえて提供された商品を中心に販売。チャリティ・バザーの収益金全額を義援金とし、被災園児の傷ついた心のケアや保育園・幼稚園再建の援助に運用できるようにしたいと思います。

企画発起人 : 汐見 稔幸  (しおみ としゆき) 白梅学園大学学長
        大日向 雅美 (おおひなた まさみ) 恵泉女学園大教授
主催    :社団法人 国際子ども教育基金
       代表 片岡 弘子
       監事 向村 春樹

バザー企画・運営事務局:
東京都港区南青山2−21−36南青山ガーデンコート1F
株式会社 ウィル内 国際子ども教育基金 
電話 03-3403-4537  FAX 03-3403-4770
Email will@will-cefi.com http://www.will-cefi.com

チャリティ・バザー開催予定地
第一回会場:港区南青山:子育て・家族支援センター
      子育てひろば・あい・ぽーと
      4月8日(金)、9日(土)、10日(日) 
8日13時〜17時 9日11時〜17時
      10日11時〜16時
第二回会場:横浜市港北区綱島・学校法人冨士見幼稚園
      16日(土)、17日(日)

バザー出品物
● 教育出版物・絵本に関わるイラストレーター提供の原画や絵本・書籍。
● 吹きガラス作家舩木倭帆さん提供のガラス器
● 陶芸家谷川仁さん提供の陶器
● 家具作家福嶋正さん提供の子ども椅子
● 高原アートギャラリー提供の東欧の画家の原画、南フランスの吹きガラスランプなど
● 日本や世界のテディベア作家、アーティストベア 多数出品
● イラン遊牧民の草木染め絨毯ギャッベ

東北関東大震災の惨状を目の当たりにして、一時アフガン支援を休止して大震災支援に集中した活動に転換を決めました。
公式情報からではありませんが避難場所を取材した映像からも極めて子どもの姿が少なく、津波の襲った時間帯を考えると、子どもたちに甚大な被害がでている事は想像できます。
日ごろ、教育関連の書籍などの企画制作を業務としている私たちですが、幼児教育にたずさわる先生方に賛同を得て「くじけないで、子どもたち」をスローガンに子どもたちの笑顔を取り戻すための行動をおこしました。多くの皆さんに支援の輪を広げていきたいと思います。ご協力よろしくお願いいたします。

4月3日、
無事に日本に帰国いたしました。
ブラジルでは、
なぜこの時期に日本に戻るのかと、
大きな反発がありましたが、
私自身の精神的な疲れもあり、
また、
こんな時だからこそ
日本に戻りたいという気持ちも強く、
予定通り
日本への帰国を決断いたしました。

今回は少しゆっくり日本滞在の予定ですので、
皆様とお会いできますこと、
楽しみにしております。

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