光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2011年12月

ブログネタ
掃除は得意ですか? に参加中!
年の瀬が近づいてくると、
気になるのが大掃除。
カノアでは、
多くの人がクリスマス前に大掃除をします。
部屋を片付けるだけでなく、
壁や窓のペンキ塗り、
家具を一新する人もいるほど。

私もこの風習が身についてしまったのか、
事務仕事を除く仕事が片付くと、
部屋を片付け始めます。
今年は体調を崩してしまい、
まさかこの時期に掃除なんて…
と、
彼は思っていたようですが、
24日(土)、
我慢しきれず、
少しだけと自分に言い聞かせ、
家の掃除を始めると、
止まらない。
娘たちの部屋からすべてを出し、
いるもの、いらないものを選別することから始まり、
本棚の本を全部取って、
埃を取り、(これがよくなかった…)
彼には
『おまえは病気だ!死にたいのか!!!』
と怒鳴られ…

そして予言は当たり、
家の中は片付いたものの、
体調をさらに崩してしまいました;;;
反省です。

皆さんは大掃除、
もうすみましたか???

知人から送られてきたメッセージの中にあった、
「スーザン・ソンタグ」のメッセージ。
ぜひ皆さんにも読んでいただきたく、
掲載させていただきました。

2012年に向けて。

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『良心の領界』序「若い読者へのアドバイス」

若い読者へのアドバイス…
…(中略)
この社会では商業が支配的 な活動に、金儲けが支配的な基礎になっています。
商業に対抗する、あるいは商業を意に介さない思想と実践的な行動のための場所を維持するようにしてください。
みずから欲するなら、私たちひとりひとりは、小さなかたちではあれ、
この社会の浅薄で心が欠如したものごとに対して拮抗する力になることができます。
暴力を嫌悪すること。国家の虚飾と自己愛を嫌悪すること。
少なくとも一日一回は、もし自分が、旅券を持たず、冷蔵庫と電話のある住居をもたないでこの地球上に生き、
飛行機に一度も乗ったことのない、膨大で圧倒的な数の人々の一員だったら、と想像してみてください。
…(中略)
傾 注すること。注意を向ける、それがすべての核心です。眼前にあることをできるかぎり自分のなかに取り込むこと。
そして、自分に課された何らかの義務のしんどさに負け、みずからの生を狭めてはなりません。
傾注は生命力です。それはあなたと他者とをつなぐものです。
それはあなたを生き生きとさせます。いつまでも生き生きとしていてください。
良心の領界を守ってください……。

2004年2月
スーザン・ソンタグ
『良心の領界』 スーザン ソンタグ (著)、木幡 和枝 (翻訳) (NTT出版)

来年は一体どんな一年となるでしょうか?
皆様にとって、
素晴らしい一年となることを願って、
Mr.Childrenの『終わりなき旅』の歌詞を捧げます。

息を切らしてさ 駆け抜けた道を 振り返りはしないのさ
ただ未来だけを見据えながら 放つ願い
カンナみたいにね 命を削ってさ 情熱を灯しては
また光と影を連れて 進むんだ

大きな声で 声をからして 愛されたいと歌っているんだよ
「ガキじゃあるまいし」自分に言い聞かすけど また答え探してしまう

閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて
きっと きっとって 僕を動かしてる
いいことばかりでは無いさ でも次の扉をノックしたい
もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅

誰と話しても 誰かと過ごしても 寂しさは募るけど
どこかに自分を必要としてる人がいる

憂鬱な恋に 胸が痛んで 愛されたいと泣いていたんだろう
心配ないぜ 時は無情な程に 全てを洗い流してくれる

難しく考え出すと 結局全てが嫌になって
そっとそっと 逃げ出したくなるけど
高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいもんな
まだ限界だなんて認めちゃいないさ

時代は混乱し続け その代償を探す
人はつじつまを合わす様に 型にはまってく
誰の真似もすんな 君は君でいい
生きる為のレシピなんてない ないさ

息を切らしてさ 駆け抜けた道を 振り返りはしないのさ
ただ未来へと夢を乗せて

閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて
きっときっとって 君を動かしてる
いいことばかりでは無いさ でも次の扉をノックしよう
もっと素晴らしいはずの自分を探して

胸に抱え込んだ迷いが プラスの力に変わるように
いつも今日だって僕らは動いてる
嫌な事ばかりではないさ さあ次の扉をノックしよう
もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅

Agradecemos pela sua solidariedade com a Associacao Criancas de LUZ,
neste ano de 2011,
sendo solicito com as nossas criancas.
Que Deus ilumine e camiho de cada um de voces
seguindo sempre a estrela da generosidade !
Um santo Natal e um abencoado 2012 !

〜Professora Eliana Karlano Honorato dos Santos

2011年、
私たちの子ども達のことに心を配ってくださり、
光の子どもたちの会と共に、
協力してくださったことに感謝いたします。
いつも寛大な心を持つ星に導かれ、
神があなた達それぞれの道を照らしてくださりますように。
聖夜に、2012年に祝福を!

クリスマスに向けて、親子で手作りキャンドル体験!
小さな子どもさんも安全に作れる、みつろう粘土を使用します。

日時:2011年12月23日(祝・金)14:00〜15:30
場所:あーすぷらざ 1階 保育室(JR根岸線 本郷台駅 徒歩3分)
材料費:300円(申込み先着20名様)
対象:4歳以上、親子参加大歓迎!

詳細URL:http://www.earthplaza.jp/?p=3384

お申込み先:あーすぷらざ(神奈川県立地球市民かながわプラザ)
        電話045-896-2121 /E-mail:gakushu@earthplaza.jp
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12月17日に行われたクリスマス会の中で、
「リコーダーの発表」
も行われました。

新しい音楽の先生を迎えて、
今年一年、
学童教室の子どもたちも
“音楽”
に触れ、
その楽しさを学びました。
演奏も素晴らしく、
聞いていた保護者や地域の皆さんからの拍手も鳴りやまない程でした。

子どもたち一人一人に、
『素敵な演奏をありがとう!!!!』
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12月17日、
2011年度の終了式として、
「クリスマス会」を開催しました。
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いつもとは少し変えて、
学童教室の子ども達がお菓子を売ったり、
発表の場所も室内と屋外を設けました。
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いつも以上に穏やかで、
慌ただしい感じも少なく、
とても素敵な「Festa de Natal」となりました。

今年一年、
大変なこともたくさんありましたが、
たくさんの人たちの協力と支援のおかげで、
年度末を迎えることができました、
本当にありがとうございました。

来年も引き続き、
私たち、
そして、
カノアの子ども達のことを
よろしくお願いいたします。

広辞苑によれば「絆」には
(1)馬・犬・鷹(たか)など、動物をつなぎとめる綱
(2)断つにしのびない恩愛。離れがたい情実。ほだし。係累。繋縛(けいばく)
という二つの意味がある。

「家族や友人を失い、家を失い、あるいはお墓や慣れ親しんだ風景を失って、
それでもなお去りがたい思いによって人を故郷につなぎとめるもの。
個人がそうした「いとおしい束縛」に対して抱く感情を「絆」と呼ぶのなら、
これほど大切な言葉もない。」
精神科医・斎藤環より

この言葉を見て、
改めて考えさせられた。
私の住むエステーヴァン村。
この村に対して多くの人が抱く感情。
それは、
ここで言う「絆」であるように思う。

12月12日、
「第1回 エステーヴァン村日本語教室 スピーチコンテスト」
が開催されました。
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JICA日系社会青年ボランティアの受け入れにより、
日本語教室も充実したものとなり、
セアラ州立大学日本語講座とも、
今まで以上に互いに協力し合うようになってきています。
今回のスピーチコンテストも、
今後、
セアラ州立大学日本語講座で行われている大会を意識し、
それを目指していく目的で開催されました。
学ぶだけではなく、
こうした発表の場があることは、
参加している生徒にとってとても大切なものである。
そう確信できた日でもありました。

私が想像していたよりも
生徒達は上手に日本語での発表を行い、
今後が期待されます。
こうした活動を継続して行っていく中で、
日本とブラジル、
お互いに学び合っていくことを願っています。

12月10日、
ひと足早い、クリスマス会が行われました。

フォルタレーザ在住の知人達が
毎年開催してくれているクリスマス会。
エステーヴァン村に住む子ども達みんなの楽しみの一つです。
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毎年必ず何かが起こり、
来年への課題となるのですが、
今年もまた、
もらったプレゼントのことで保護者から意見が・・・
もらった本人の子どもはとても嬉しそうで、
満面の“笑顔“でした。

たくさんの人の親切と、愛が詰まったクリスマス会。
どんなことがあっても、
まずは感謝の気持ちを忘れずにいてほしいと強く願っています。
全ての人が満足いくようにすることは確かに難しいのですが、
一歩でもそれに近づけるようにと思わずにはいられません。

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