光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2012年10月

10月6日、
先日行われたセアラ州大会で1〜3位になった人達が、
サルバドールで開催された東北部大会(地方大会)に参加しました。
A〜Dのカテゴリーがあり、
それぞれのカテゴリーでの順位があるのですが、
全体の1〜3位までに入賞すると、
全国大会の出場権を取得できます。
今年はマナウスで全国大会が開催されるそうです。

セアラ州からは4人が出場し、
我、エステーヴァン村日本語講座から参加した、
Cassio(カッシオ)が、
またまた3位入賞を果たしました!!
本人は1位狙いだったようですが・・・(笑)
彼は年齢制限のない、
カテゴリーDでの参加なので、
全国大会への出場権はもらえないのですが、
それでも、
本当によくやった!!!
と、
喜びでいっぱいです。
ここまで生徒たちを育ててくれた真野さんにも感謝です。
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こうした活動は、
継続していかなければ意味がありません。
JICA日系社会青年ボランティアという、
任期2年の方が来てくれたからこそ、
ここ、エステーヴァン村でもこれだけの成果が挙げられたのだと思います。
今後も継続していくことができるよう、
私たちに出来ることを考え、
この地域に貢献していけたらと思っています。

2007年に
ブラジル教育省にて、
「Mais Educacao(もっと教育を)」
というプロジェクトが作成されました。
(下記参照:ポルトガル語)↓
http://portal.mec.gov.br/index.php?Itemid=86&id=12372&option=com_content&view=article/
2008年から開始されたこの事業は、
今年に入り、
私たちが住むアラカチ市の3つの学校にて実施されるようになりました。

この事業は、
「公立学校を全日制へ」
というブラジルの試みであり、
子ども達は一日、学校で過ごすことができます。
目的や活動内容は、
私たちがカノアで行っている学童教室と似ているところが多々あり、
ポルトガル語や算数の補習も行いますが、
芸術や文化、人権や保健教育、環境問題への取り組みなどを重要視しています。
また、
州や市を介すことなく、
政府から直接学校に実施費用が渡されるというのが大きな特徴です。
それにより、
学校内で本当に必要な施設整備、
物資の購入、
専門教師の雇用など校長の裁量で実現することができるのです。
(ただ校長の力量により大きく左右されるという問題点もありますが)

そしてこの事業。
10月1日よりカノアの公立小学校でも開始されました。
そこで判明した多くの課題。
まずは、
1週間前に突然この事業の導入が決まったことで何の準備もせずに開始されたこと。
それにより、
事業を実施する空き教室がなく、
専門教師を探す時間もなく、
物資等の購入費用も学校に渡される前に開始しなければなりませんでした。
また、
残念ながらこの事業の対象生徒は全生徒ではなく、100人限定。
よって、
カノアの公立学校では約500人の生徒から選抜し、
午前50人、午後50人、合計100人となるように調整しています。
学力や家庭の問題のある生徒が優先されるのですが、
そうとは言えない児童が選抜されていたりと、
この選抜にも首をかしげるところがたくさんあります。

せっかくの素晴らしいプロジェクト。
実施状況が整った上で開始されれば、
素晴らしい成果が期待できます。
ただ現状は、
現場でそれが生かしきれていません。
場所なし、教師なし、物資なし。
無しづくしではどんなに素晴らしいプロジェクトも資金の垂れ流しになってしまいます。

10月7日には市長選が行われることから、
現役市長が任期最後に市民へのアピールとして導入したのではないか?
と囁かれているほど。

このプロジェクトがこの地域でも生かされるよう、
少しずつでも実施整備してくれることを
願うばかりです。

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