光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2013年08月

ブラジルは、
社会活動が盛んな国として有名ですが、
昨今、
「NGOなどが政府がすべき仕事を行っているために、
公共事業が育たない。」
という声をよく聞くようになりました。
そのためか、
以前よりも
NGOなどの活動に対する支援や支援金は減少しているように感じます。

日本は、
それ以前に、
「まだまだ」
なんですよね。
NGOだからこそ出来ること。
そういった活動を応援して欲しい。
そうは思っていても、
現実は難しいものです。
頑張らなければ

=====(以下 記事抜粋)=====
NPO法人参加したいと思わず7割 内閣府世論調査

 NPO法人などの取り組みを9割以上の人が大切だと考える一方、実際に参加や寄付をしたいという人は2割前後にとどまっていることが内閣府の世論調査で分かりました。

 それによりますと、NPO法人など市民が自主的に集まって取り組むことを「大切だと思う」と答えた人は91.6%に上りました。しかし一方で、NPO法人が行う活動に「参加したい」と答えた人は17.5%、「寄付をしたい」と答えた人は23.2%にとどまりました。「参加したいと思わない」と答えた71.6%の人にその理由を尋ねたところ、「参加する時間や機会がない」と答えた人が多かったほか、4分の1が「関心がない」と答えました。内閣府は、この調査結果を受けて、NPOの活動が活発化するように環境の整備を進めていくとしています。

先日、
慶応大学医学部国際医学研究会(IMA)の皆さんがいらした時、
団長である「黒田先生」が、
小児外科医ということもあり、
アラカチ市内にある大学において、
講演を行ってくださいました。
そこには、
看護学科、社会福祉学科の生徒、
アラカチ市で働く、
医師や看護師たちもいらっしゃいました。
小児科医自体が現在、
アラカチ市には数名しかいない中、
(アラカチ市に在住している方は1名のみと判明)
小児外科医というのは、
とても貴重な存在です。
(というか、小児外科医はアラカチ市にはいないのですが)
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まず驚いたことは、
小児外科の歴史自体、
まだ
“50年”
であるということ。

先天性の病気を持って生まれてきた乳児の多くは、
そのまま短い人生を閉じるしかなかった。
そんな時代は、
そんな前のことではないのです。
ブラジルに至っては、
都市部の病院であっても、
救える命はまだまだ限られています。
日本では救える命が、
ここでは息を引き取るのを待つしかない。
そんな状況なのです。

講演の中では更に、

「命を救えても、
その後、
社会に出て働き、
大人になるまで生きていくことができる。
そういう社会システムが必要であり、
そのためにはまず、
小児だけではなく、
それ以降の専門家医との連携が不可欠である」

と強調されていました。

これは実は、
医療に限ったことではなく、
私達の人生は、
乳幼児から、
大人まで。
それを統括的に見て、
考え、
取り組んでいくことが必要であるのではないか。
私自身、そう感じています。
今回の講演を聞き、
自分の考えを改めて認識することができました。
一人ではできないことでも、
みんなで手を取り合い、
叶えられることがある。
そう信じ、
これからも活動に取り組んでいきたいです。

本来ならばもう少し早く手続きをするはずだったのですが、
遅ればせながら、
この度、
(実は書類上では2013年7月付)
"Associacao Criancas de LUZ"
は、
アラカチ市認定団体となりました。
今後、
セアラ州、ブラジル国の認定を得るため、
準備していく予定です。

これからも引き続き応援のほど、
よろしくお願い致します。
utilidade publica

2週間という短いあいだでしたが、
現在、
ポルトガル語の勉強のためにブラジルに来ている、
日本人が、
ボランティアとしてきました。
彼女には、
学童教室での授業の他、
教職員に向けたワークショップの実施をお願いしていました。
彼女が行ったワークショップの中で、
一番印象的だったのが、

『モノを観察する』
エクササイズの中での出来事でした。

私達は、
モノを見るときに、
それがどういうモノ(人)なのかをまず観察します。
日本人である私には、
表面的に、
客観的に観察する方が、
とても簡単でした。
しかし、
現地の教職員の殆どは、
表面的に観察していると思いきや、
既に、
そこに感情を入れており、
モノに対しても、
すぐ「擬人化」してみていることがわかりました。
というのも、
このエクササイズの最後に、
観察したものを「自分」として表現するというものがあったのですが、
すべての教職員は、
観察している段階で、
その「モノ」の人生を思い描いていたのです。
中には、
その「モノ」の半生を物語として書いている職員もいました。

このエクササイズを通して学ぶこと。
その目的とは異なることではありましたが、
大きな発見がありました。
ブラジルは、
この文化背景があるからこそ、
“情熱の国”
と言われるのかもしれません。
しかしまた、
すべてを感情的に捉えるのではなく、
客観的に捉えることも
学んでいかなければならないでしょう。
特に私たちのように、
保育園や学童教室で働いているのならば余計に…

光の子どもたちの会」は、
2013年10月19日(土)、20日(日) に開催予定の、
「よこはま国際フェスタ2013」に参加を予定しています。
そこで、このフェスタまでに、7〜9月の3ヶ月間、毎月1回“貝殻アクセ作りイベント”を開催致します。
このイベントを通して、
フェスタで販売するためのアクセサリーを製作すると共に、
多くの皆さんにフェスタのことを知ってもらう機会となればと考えています。

第1回:無事終了
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第2回
日時:9月1日(日)10〜12時
場所:神奈川県民センター 9Fフリースペース
イベント内容:貝殻アクセ&グッズ作り
参加費:500円

参加希望の方は、坂井春菜(flor-de-primavera@docomo.ne.jp)までご連絡ください。


※第3回の開催詳細に関しては決定次第告知いたします。

多くの皆様の参加をお待ちしております。

2005年より、
毎年セアラ州アラカチ市において
活動を実施してくださっている、

「慶應義塾大学医学部国際医学研究会(IMA)」

の皆さん。
36期となる今回、
3年目となりますが、
引き続き、
「学童検診」
を、

”Escola Antonio Monteiro(ペドレガウ地区)”

にて行いました。

毎年、
時間が足りず、
残念ながら全校生徒を診察するにいたらないのですが、
今年は、
506名の内、
欠席した生徒以外のすべての生徒を診察することができました。
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3年目ということで、
もっと広く、
この活動を知ってもらいたい。
そして、
この活動が終わったあとも、
フォローアップの活動をアラカチ市教育局と保健局が中心となり、
実施していく。
ということで、

”Mais Saude na Escola”

というプロジェクトを立ち上げました。
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みんなの願い通り、
そして、
IMAの皆さんの期待を裏切ぬよう、
一歩、一歩と
確実に子ども達の健康をより良くしていくことができるよう、
コーディネートしていければと思っています。

IMAの皆さん、
本当にありがとうございました!!

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