光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2014年03月

今日、
娘たち二人は、
二人きりで、
家から少し離れた場所へ、
お買い物に行った。
行きなれた道。
でも、
雨が降ってた今日は、
自転車で10分くらいの場所が、
30分くらいかかったようでした。

「買いたいものがあるの。
おこずかいで買ってきてもいい?」

4月から小学生の次女も行きたいというので、
二人でお買い物に行く事に。

約束は、
1. 持って行ったお金をきちんと見て、買い物をすること。
2. お昼(12時)までには帰ってくること。

元気よくでかけていった二人。
約束の12時ごろ。
泣きながら『ただいま』と言う次女の声。
どうしたのかと尋ねると、
思っていたよりも時間がかかってしまい、
時計を持っていなかったから、
途中からママに怒られると思って泣いてしまったとのこと。
それを見かねて、
近所の方が偶然車で通りかかり、
家まで送ってきてくれたようでした。
 
“ありがとうございます”

と平謝りする私に、

「大丈夫。
泣いてるからどうしたのかと思って声をかけたら、
約束の時間に遅れそうだって言うから・・・」

と、
笑いながら娘たちとの会話を教えてくれました。

初めて、
家から少し離れた場所にお買いもの。
お土産にと、
私と妹に、
パン屋さんでパンを買ってきてくれました。

そんな姿を見て、

“まだまだ小さな子どもだなぁ〜”

と思う反面、

“こんなに大きくなったのかぁ〜”

と、
感心してしまいました。
これからどんどん、
自分達だけで、
自分の道を歩んでいくようになります。
その一歩一歩を見守りながら、
そばにいてあげたいですね。

昨日、
厚生労働省の検討会(座長=内山真・日本大主任教授)が、
新たな「睡眠指針」を示したというニュースを見た。
夜型の私は、
朝が苦手なのですが、
それでも、
仕事や子育て、
否応なしに朝早く起きる必要があります。
“夜型”のために、
ブラジル滞在中は、
夜中に日本との連絡や、
資料の作成などができ、
そのおかげで今まで仕事を続けてこられた…
と言っても過言ではありません。
しかし。。。
近頃、
夕方になると突然睡魔に襲われ、
30分ほど昼寝をするようになりました。
仕事上、
時間を自分の采配で決めることができるので、
すごく助かっています。
そんな折に出された新しい指針。

『昼寝をすると効率が上がる』

という記述を見つけ、
ホッと胸をなでおろした私。
30代後半に突入し、
若さだけではやっていけなくなっていることを身にしみて感じている今日この頃、
無理はしないように、
でも、
できるだけ自分のやりたいことをこなしつつ、
過ごしていきたいと思っています。

皆さんもぜひ一読してみては!?

http://mainichi.jp/select/news/20140325k0000m040051000c.html


=====(下記転送)=====
毎日新聞 2014年03月24日 19時42分(最終更新 03月24日 20時17分)

 ◇若年・勤労・熟年の3世代別に注意点やアドバイス

 厚生労働省の検討会(座長=内山真・日本大主任教授)は24日、若年・勤労・熟年の3世代別に睡眠の注意点やアドバイスを盛り込んだ新たな睡眠指針をまとめた。改定は11年ぶりで、4月に公表する予定。若者には夜更かしや、寝床に入ってからのメールやゲームのやりすぎを避けるよう求め、熟年には年齢に合った睡眠時間を勧めるなどしている。

 新指針は、睡眠の不足や質の低下が高血圧、糖尿病などの生活習慣病やうつ病につながることを科学的な根拠を基に解説、「よい睡眠は生活習慣病予防につながる」と明記した。さらに大人の必要な睡眠時間は「6時間以上8時間未満が妥当」とし、必要以上に長く寝ても健康維持に役立つわけではないと説明した。

 また、「高校生で起床時刻を3時間遅らせた生活を2日続けるだけで、体内時計が45分程度遅れる」などのデータを示し、若年世代で頻繁に夜更かしをすると、体内時計がずれて夜型になると指摘。朝に太陽光を浴びることなどで、体内時計のリズムを保つことを勧めた。

 多忙な勤労世代には、「睡眠不足は結果的に仕事の能率を低下させるため、十分な睡眠時間を」と呼び掛け、眠気が生じた場合は、午後早めの時間に30分以内の昼寝をすると効果的だと示した。

 熟年世代は「高齢になると必要な睡眠時間は短くなり、長く眠ろうとするとかえって睡眠の質が低下する」と注意を促し、適度な運動が睡眠の安定に役立つと紹介している。【下桐実雅子】

 ◇新指針の世代別ポイント

若年世代=夜更かしを避けて、体内時計のリズムを保つ
・子どもには規則正しい生活を
・休日に遅くまで寝床で過ごすと夜型化を促進
・朝目が覚めたら日光を取り入れる
・夜更かしは睡眠を悪くする

勤労世代=疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を
・日中の眠気が睡眠不足のサイン
・睡眠不足は仕事の能率を低下
・睡眠不足が蓄積すると回復に時間がかかる
・午後の短い昼寝で眠気をやり過ごし能率改善

熟年世代=朝晩メリハリ、昼間に適度な運動で良い睡眠
・寝床で長く過ごしすぎると熟眠感が減る
・年齢に合った睡眠時間を大きく超えない習慣を
・適度な運動は睡眠を促進

先日、
カーニバル中に起きた、
ある事件の話を聞きました。
それは、
私たちが活動する村に住む、
少年が起こした殺人事件です。

この少年は、
村の中で唯一、
保育園にも、
学校にも、
通園・学することのなかった少年です。
入園するも、
来なくなり、
入学するも、
中退する。
両親は別々の家に住み、
それでも、
未だ内縁関係を続けています。
幼いころから、
危険な遊びに興味があり、
村の人々は再三、
注意してきました。
それに対して両親は、

「まだ子どもなんだから・・・」

とそれを承認し続け、
15年の月日が流れました。

近頃では、
麻薬の売買、
強盗団への加担など、
『危ない』だけでは許されない事件にも関わりだし、

“もうダメだ”

と言わんばかりに、
今まで注意してきた人も含め、
無関心となっていきました。

ブラジルではよく、

“O que voce plantar, voce vai colher”

という言葉を耳にします。
少し形が変わっていても、
意味は同じ、

“あなたが植えたもの(何か)を将来摘み取る”

実はこの言葉、
子育てにもよく使用されます。

“幼少期に親が与えたもの、それを子どもは人生の糧とする”

幼少期の子育ては重要だ。
私はそんな風に受け取り、
この言葉を聞いてきました。
だから子どもに罪はないとは言いません。
15歳。
自分で考え、行動できる年齢でもあります。
でもまだ未成年。
ましてや、
動機も定かではないのに、
刺殺するなんて。
許されることではありません。
でも、
だからこそ、
今、
子育てをしている人、
その傍にいる人達に言いたい。

『O que voce plantar, voce vai colher.』

次女は14日に無事、
幼稚園を卒園し、
今は春休み。
でも、
彼女は、

「お休みだけど、
まだ、
"春"休みじゃないよ!!」

と、
言っていました。

何でそんなに頑な何だろう?

その答えは、

3月21日=春分の日

にありました。
春が来る日。
その日がきたら、
初めて、

"春休み"

なんだそう(笑)

そして、
迎えた"21日"。
前日の雨は止んだものの、
晴れてはいても、
北風の冷たい、
肌寒い一日。

「春も恥ずかしがる事があるんだね。
卒園証書をもらったときの私みたい。」

早く、春よ、来ぉ〜い!
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私がカノアで保育園を立ち上げてから、
今年で14年目に入ります。
近頃、
設立当初の自分と、
今の自分、
その違いに
自分自身、
驚くことが増えました。

"若い女性が‥‥"

何て、
今では言ってもらえなくなったし、

"まだまだこれから‥‥"

とは、
感じなくなったし、

"何でもできる"

とは、
とてもじゃないけど、
思えないし。

上げれば、
切りがないですが、
一番の変化は、

結婚して、
子どもができたこと。

そして、
自分たちで団体を立ち上げ、
運営していること。

家族ができたことで、
保育や子育てという面では、
本当にプラスになることばかり。
でも、
それが枷となり、
今までのように、
自由気ままに生きることは、
もちろんできなくなってしまった。

先日見ていたドラマでも言っていたけど、

「自分一人の命ではない」

これに気付き、
生きるようになってから、
私の人生は、
大きく変わったと思う。

仕事の面でも、
変化というより、
"変革"
が求められていると、
痛感しているところです。
これについては、
また後日、
詳しく書くとして、
親兄弟って、
いなくなるものではない、
という意識が、
そうではないことに気づいた瞬間、
自分自身も
そうなんだと受け入れざるを得なかった。
そこからはまさしく、
再スタート。
新しい、
人生のページがめくられた瞬間。
36歳。
若いようで、
そうでもない。
この今を、
将来を、
思う存分、
生きていきたい。

14年前の私を忘れずに、
でも同時に、
今の自分を見つめながら‥‥

今日は、
次女の卒園式でした。
日本に一時帰国すると、
通っていた幼稚園。

「日本に帰ったら、
幼稚園に行くんだよね!」

と、
日本の帰る場所の一つとなっていた、
幼稚園。

先生方、
保護者の方、
お友達。

皆手を広げ、

「おかえり!!」

と、
抱きしめてくれる。

その温かさが、
優しさが、
本当に嬉しく、
感謝の気持ちで一杯です。

長女のときは、
小学校入学の直前に一時帰国したということもあり、
卒園式は体験しませんでした。
しかも、

"私達は子ども達にどんな教育を受けさせたいのか?"
"日本とブラジルの学校の両立は可能なのか?"

初めてのことばかりで、
悩みも多く、
娘が巣立つ姿を、
小学生になる姿を、
その成長を、
きちんとみてあげれなかった‥‥

と、
今思い返してみると、
そんなことに気付きました。
それは、
次女とのこの数ヶ月を思うと、
長女には申し訳ない気持ちで一杯です。

園児から児童へ。

大きな一歩を踏み出した娘に、

「いつもそばにいるよ!」
「いつでも帰ってこられる場所はあるよ!」

と、
声をかけてみる。

「うん!」

と、
元気に返事をしてくれた娘が
その言葉の深い意味に気付かぬとも、
何だか心が温かくなった。

4月からは、
お姉ちゃんと一緒に、
小学生だ!
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<保育新制度>
子育て支援が軒並み縮小、先送り

毎日新聞 3月11日(火)21時23分配信
 
◇消費増税分の充当分7071億円使い道、政府原案

 政府は11日、2015年度からの新たな子ども・子育て支援制度で、保育の充実に消費増税分から充てる7071億円の使い道について原案を自民党に示した。約1兆1000億円を想定する所要財源の約35%、4000億円弱分を確保するメドが立っておらず、絞り込まざるを得なかった。5%増を予定していた保育所職員らの給与は3%アップにとどめるなど、柱の政策は軒並み縮小、先送りを余儀なくされている。

 新制度は保育の「量の拡大」と「質の改善」に財源を振り分ける。
17年度までに保育施設の定員を40万人分増やす量の拡大には
予定通り4068億円を充てるものの、
質の改善向けは想定していた6865億円を大きく下回る3003億円にとどまる。

 その結果、「3歳児20人に1人」となっている保育士の配置基準を
「15人に1人」に改善するための費用700億円は当初方針通りだが、
1、4、5歳児対象の保育士増員(計1261億円)は財源が見当たらず、
先送りとなる見通しだ。保育所職員らの給与5%アップに充てる費用も予定の6割、571億円しか確保できておらず、3%増となる。

子どもが小学校1年生になると預ける場がなくなる「小1の壁」を解消するため、
当初は午後6時半以降も開く小学校の「放課後児童クラブ」
すべてに1人の常勤職員を配置する予定だった。
しかし、これも非常勤職員の処遇改善などにとどまりそうだ。
また、低所得世帯への負担軽減策拡充は先送りされるほか、
住民税非課税世帯の学用品などを全額補助する計画も、
生活保護世帯に限定し、補助も半額となる。

 一方、定員19人以下の小規模保育施設で、
保育職員を基準以上に配置するための費用134億円、
児童養護施設の職員配置基準の改善費222億円などは
満額を充てる。内閣府は不足する約4000億円分の財源に関し
「予算編成の過程で確保に取り組む」と説明しているが、
見通しは立っていない。
【山崎友記子】

私達が支援する、
「カノア」。
二つの異なる地域が
隣り合わせに存在する。

"観光地"
"漁村"

一つはリゾート開発を受け入れ、
もう一つは、
子孫にもこの場所を残していきたい、
と、
環境保護地域となった。

スーパー、
レストラン、
ホテルなど。
開発が進むにつれ、
物々交換で生活をしていた人々は、
180度異なる生活を送るようになった。
お金がなければ、
食事もままならない。
お金を得るために、
どんなことでもする。
そんな人が溢れていく。
麻薬や売春。
犯罪が多発し、
安全な村はその姿を変えていった。
そんなとき、
皆の救いは、
キレイな海と砂丘。
保護されている、
その場所だった。

なぜそこに、
今もまだ、
子ども達の笑顔があるのか?
なぜそこに、
人々は集まるのか?

日本に住む私達のような暮らしをしようと、
今ある環境を、
今ある生活を、
破壊することは簡単にできてしまう。

だからこそ、
今ある環境を、
今ある生活を、
見つめてもらいたい。

飢餓がないから、
笑顔だから、
キレイな環境だから、
豊かに見え、
支援の必要に疑問を感じてしまうのではないか?
そんな言葉を聞き、
だからこそ、
改めて、
私達は、
ここ、
「カノア」で、
活動していくのだろう。
そう強く感じた。
皆が羨むような、
この場所を、
子ども達の笑顔を、
なくしていかないために。

新しく、
与えるだけが支援ではない。
今あるものや環境の中で生き、
生活していけるようにしていくこともまた、
支援であり、
協力である。

そう私は、
信じている。
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3月8日(土)。
第八回「光の子どもたちの会」の総会が開催されました。
残念ながら、
参加者はほぼスタッフで、
スタッフ以外の参加は、
たった1名となりました。
"総会"というと、
他のイベントや報告会にくらべ、
参加しにくいのでしょうか?

総会でも、
会員の方の参加、
会費納入の継続に関する課題を話し合いました。
国内スタッフの貢献により、
イベントから、
広報や新しい出会いへのつながりは、
順調に育まれています。
初めの一歩としての"場づくり"として、
これからも、
こういったイベント作りを
積極的に続けていきたいと考えています。
また、

"HPをもっと活用していく"

ことも、
今後の大きな課題となります。
広報や情報収集、
多くの人が見てくれるよう、
検討することになりました。

「顔と顔が見える関係」

それを忘れず、
今後も活動に精進していきたいと思います。
これからも、
ご支援、ご協力の程、
よろしくお願い致します。

今日、
福島県いわき市在住の方と打ち合わせがありました。
私は、
東北に親戚がいるわけでもなく、
3年前の当時、
ブラジルにいた私は、
テレビに繰り返し流される映像が
信じられず、
まるで映画の1場面のように、
非現実的に感じていました。
今でも、
やはりどこか外部からの目であることは、
否めません。

「私に何ができるのだろうか?」

そう思い、
感じ、
行動に移している方もいるでしょう。
私自身は、
子どもが思いきり遊べる場所、
笑顔でいられるよう、
保育仲間の活動に賛同し、
僅かばかりではありますが、
応援しています。
自分自身が直接現地に足を運ぶことは
まだ、
叶ってはいませんが、
日本、ブラジル、
どちらの国にいようとも、
そこに住む子どもたちを思い、
亡くなられた命を思い、
過ごしていきたいです。

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