光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2014年04月

私はよく、
「世界は広いようで狭いなぁ〜」
と感じることがあります。
そのひとつに、
初めて会った方とお話をしていると、
実は、
仲の良い知人や友人と知り合いだった・・・
というのがあります。
確かに、
“ブラジル”
“幼児教育”
という、
共通の興味のある事柄があることが多いのですが、
色々なところがつながっていくことに、
びっくりさせられてしまいます。
そんな中今年は、
たまたま私の報告会に来てくださった、
名前を聞いた…
という方と親しくなる機会があり、
話していても、
知人、友人とはつながっていきませんでした。
それでも、
考え方、
感じ方がとても近く、
親近感がわいてくる・・・
そんな方々でした。
こういう時には逆に、

『人と人をつなげていく』

ということを知らず知らずのうちに気にしていることがあります。
というのも、
私はブラジルに住んでいる期間が長いのですが、
やはり日本人。
特に、
日本の子どもたちのために何かできることはないか?
と、
考えることが多いからです。

未熟な私は、
今までにも、
大切な人の信頼を裏切ってしまったことがあります。
気をつけていても尚、
ご指摘をいただくことがあります。
私にとって『人とのつながり』というのは、
とても大切にしているものであり、
楽観主義の私が落ち込んでしまう多くの理由は、
こういった“人とのつながり”に関することです。

大切なだけに、
気をつけていきたい。
そして、
その輪を広げていきたい。

人は一人では何もできません。
でも、
集まれば、
大きな光となる可能性がある。
そのことを忘れず、
これからも過ごしていきたいと思っています。
O Senhor do Tempo

私は基本的に言語は母語の上に成り立つ。

と、
考えています。
誰にでも、
基礎言語(母語)があり、
それ以外の言語は
その上に成り立っていく。

我が家の娘達は、
バイリンガルですが、
長女が産まれたとき、
ブラジルで生活していた私は、
日本語で話しかけることはせず、
ポルトガル語で話していました。
毎年両国を行き来しているし、
私自身、
読み聞かせや歌を歌ったりというのは
日本語で行うことで、
耳が慣れてくれれば‥‥
それだけを思っていました。

しかし、
ある日本滞在中のとき、
長女は体調を崩し、
治ったときに突然、
日本語で話すようになりました。
2才頃のことでした。
それ以後、
まるで頭の中にスイッチがあるようになった娘。
ただ、
娘の中には住み分けがある、
そう感じる事が良くあります。
小さいながら、
色々と感じ、
対応しているのでしょう。
次女は、
産まれたときには既に、
私と長女が日本語を話していました。
ちょうど言葉を覚え初めたときに日本にいたからか、
日本語は忘れないのに、
日本にいるときは特に、
ポルトガル語を忘れてしまいます。
次女をみていると、
同じバイリンガルでも、
長女とは違い、
日本語がベースになっているんだなぁ〜
と感じることが良くあります。

昨今、
英語教育についてよく目にしますが、
バイリンガルを育てている私は、
やはり、
外国語にふれる、
聞く‥‥
ということを目的とするのなら良いですが、
バイリンガルを育てるために、
小さな頃から教室に通わすのは
子どもにとっても
大変なのではと、
危惧しています。

まずは、
基礎言語(母語)を大切に育ててほしい、
そう願って止みません。
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先週、
次女が小学校に入学しました。
一週間が過ぎ、
お姉ちゃんがいるからか、
安心して毎日通っています。
実は、
次女の小学校通学を一番心配していたのは、
長女でした。

入学式の翌日、
中休みに、
長女と近所の友達が次女のクラスに行ったそうです。
「大丈夫かな?」
と、
心配だったらしい‥‥
それから毎日、
お姉ちゃんは妹のクラスに通い、
一週間経った今日、
ようやくやめたそうです。
長女曰く、
「もう大丈夫みたい」
ということです(笑)

今日、
次女が

「なんでまだ、宿題がないの?」

とご不満顔。
明日はきっとあるよ。
と、
なんとも頼もしい!
残り3週間、
日本の学校生活を楽しんで下さい!

4月15日付けの読売新聞朝刊に、
こんな記事が載っていました。

「1つの動詞に敬語は1つ」

そこに載っていた例文、
かなり役に立つものでした。

誤:
担当は正午にお戻りになります
受付でうかがってください
2000円からお預かりします
⭕⭕さんはお帰りになられました

正:
担当は正午に戻ってまいります
受付でお聞きください
2000円をお預かりします
⭕⭕さんはお帰りになりました

う〜ん。
探せば探すほど、
私も誤って使っていることが多い事に気付きました。

やっぱり日本語って、
難しい !!

私達がカノアで保育園を立ち上げたとき、
エヴァさんといつも言っていたことは、

「私達はいつなんどき、
ここを離れる事になるかもしれない。
だからこそ、
この村の人を育て、
運営から全てを担ってもらえるようにならないと。」

人を育てるということは、
言うだけならば、
簡単です。
いくら熱意や意志があっても、
それぞれが違う人間であり、
だからこそ、
それを見極めることは、
本当に難しい。
でも、
一人では到底できないことでも、
それぞれが力を合わせて取り組めば、
可能となり得る。
それを信じ、
伸ばしていくことができなければ意味がない。
そう信じて活動しているけど、
上手くいったり、
いかなかったりを繰り返しながら、
既に十数年。

FacebookのCOO(最高執行責任者)シェリル・サンドバーグ氏が、
2012年にハーバードビジネススクールで行った卒業スピーチで、
こんなことを言っていました。

「これから入るビジネスの世界で、皆さんは自分の持つ学位や自分の人格に頼ってはなりません。自分の知っていることに頼るのです。皆さんの強みは書類ではわかりません、皆さんの強みは、人との信頼関係と尊敬を得ることから来るのです。これから才能、スキル、想像力、そしてビジョンが必要とされますが、何よりも一番大切なのは、心から本当の意味でのコミュニケーションを取ることです。周りの皆を刺激する話ができると同時に、周りの皆の話をきちんと聞くことができる人になることが大切です。」

私達が乳幼児期に重きをおき、
活動するには、

「"基礎(土台)"を作ってあげたい。」

という気持ちが強くあるからです。

"人との信頼関係と尊敬を得ること"

それができる、
"場(環境)作り"を
これからも積極的に行っていきたい。
それを胸に、
努めていきたいです。

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