光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2016年05月

5月27日(金)。
26日が祝日だったこともあり、
私の住むアラカチ市は27日を連休として休日にしました。
というのも、
ブラジルでは火、もしくは木曜日が祝日の場合、
その前後である、
月、金曜日を連休とするために休日としてしまうことがよくあるのです。
休日とならなくても、
例えば学校など、
教師や生徒が来ない…なんてことも正直よくあります(笑)

さて、
17日にアラカチ市政府関係者とのキックオフミーティングがあったのですが、
今回は、
関係機関の代表(アラカチ市政府、ユニセフ、フォルタレーザ大学、JICA)が集まり、
今後の事業についての話し合いが行われました。
残念ながら市長の参加はありませんでしたが、
それでも、
今後の課題や、
進め方など、
細かい点をきちんと共有し、
確認できたことはとてもよかったと思っています。
来月も会議漬けの日々が続きますが、
8月からの本格始動を前に、
準備をしていきたいと思っています。
報告、お楽しみに!!
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※アラカチ市政府のHPで紹介されました↓
http://www.aracati.ce.gov.br/encontro-celebra-parceria-jicaunicefprefeitura-de-aracati/

私は人生計画を、
かなり早くから立てていた方だと思う。
幼稚園の卒園アルバムには、
「幼稚園の先生になりたい」
と書いてあり、
その後もぶれることなく、
私は保育士となった。
そして、
25歳で結婚し、
30歳までには子どもを2人産む。
できればその後にもう一人。
子どもは全部で3人欲しいと思っていた。
実際に、
私は25歳で結婚し、
26歳で一人目、
30歳の誕生日の1ヶ月後に二人目を産んだ。
ここまでは私の人生設計通り。
ただ、
二人目を産んだ時点で、
もうこれ以上子どもはいらないと思うようになった。
なぜだろうか?

私自身は4人兄弟の上から2番目、長女。
ただ、
一番下の弟は年が離れているため、
実質3人兄弟として育った。
3人は本当に素晴らしい。
真ん中っ子がいるというのは、
ある意味バランスがとてもいいと思う。
私は真ん中っ子。
上を見て学び、
下をうまく利用(笑)する。
親からの干渉も少なく、
伸び伸びと自分の思うように人生を歩み、
今に至る…

あまり苦労せずに生きてきた…
と言えるかもしれない。
何事もほどほどに。
今を生きる。
それが一番の目標であり、
私の生き方だった。

そんな私が計画を変更し、
なぜ3人目を産まなかったのか?

一番の理由は私の今の生活スタイル。
日本とブラジルを行き来し、
両国で生活している。
娘たちも私と一緒に移動するため、
二人目を産んですぐ、
3人目はもういらないと思った。
今、
娘たちを見ていると、
特に、
姪っ子を預かり、
三姉妹のように過ごしていた日々を思い返すと、
3人目がいたらこんなだったのかなぁ〜と、
感じることはある。
がしかし、
現実的に、
やはり今、
もう一人産むという選択肢は、
私にはない。
産みずらい、
育てずらい、
というより、
希望はあくまでも希望。
自分の今の生活を見て、
考え、
これ以上は望まないという結論になった…
というのが正直なところである。

今日、
下記の記事を読んだ↓
「子育て世代の44%が「これ以上、子供は増やさない」 日本、4カ国調査で最多」(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASJ5S3FC0J5SUTFK004.html

子育てがしにくい世の中だから…
というだけでなく、
それぞれ色々な理由があって、
希望よりも少ない子どもの数となっているのではないか?
そんなことを感じた私なのでした。

私は家電製品を日本からブラジルに持ってくることは少ないのですが、
今でも重宝しているのは洗濯機。
二女が生まれるまで手洗いしていたのですが、
さすがにつらくなり、
母の助言を聞き、
洗濯機を持ってくることに。
そして、
8年たった今でも現役です!!
素晴らしいの一言。

74888956e8a36a5991af29ef0ba827a4そして今回。
「ノンフライヤー」
を持ってきました。
義父母が糖尿病と高血圧に悩まされていることもあり、
これはいい!!
と、
今回持ってきたのですが…
実はノンフライヤー、
消費電力が1425w。
ブラジル東北部に住むため、
電圧を220vにするための変圧器を使用する必要があります。
しかも、
電気の供給が安定していないこともあり、
電化製品を使用するときは細心の注意を払うのですが、
なんと、
私が出かけている間に彼が昼食を作ってくれ、
何を考えたのか、
この「ノンフライヤー」を試そうと考えたらしい。
我が家にある変圧器は500wまでしか対応しないので、
変圧器が故障。
変圧器のおかげで、
家の電気系統や、
「ノンフライヤー」事態は故障しなかったのですが、
それにしても…

日本では消費電力の高いものでも、
あまり考えずに使用してしまいます。
まさか「ノンフライヤー」の消費電力がこんなにも高いとは、
私も気づきませんでした。

そして、
「ノンフライヤー」は残念ながら、
段ボール箱に戻され、
静かに眠っています。
多分もう二度と、
我が家で使用することはないでしょう。

娘たちにとっては、
初めてこれだけ長く日本で過ごした今回。
それでも、
ブラジルに来ればブラジル人!
と、
まるでずっとブラジルで過ごしているかのように馴染めるのはある意味才能ではないかと思う。
残念ながら私は、
長くブラジルに滞在していてもやはり日本人。
いまだに夏バテ気味、
昼食後の昼寝が欠かせない…
という状況。
まだまだ体が追い付いていないのでしょうね。。。

ブラジル人に戻った娘たち…
と思っていたのですが、
やはり、
日本の習慣が抜けないということがあるようです。
それは、

”トイレの便器にはトイレットペーパーを流してはいけない”

が未だに守れないということ。
多分、
今月中には配管が詰まるのではないか…
と予想している私。
できれば配管が詰まる前に、
トイレットペーパーをごみ箱に捨てることに慣れてほしいと、
切に願っている今日この頃です。

5月4日にブラジルに到着し、
翌日から関係各所への連絡。
そこから毎日のようにアラカチ市内での会議…
と、
夏バテ気味の体に鞭を打ち、
暑い中を駆けずり回っている今日この頃ですが、
本日、
5月17日(火)に、
アラカチ市内において、
キックオフミーティングを開催できました。
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今回はアラカチ市政府がカウンターパートとなっているのですが、
中でも重要なのが、
社会福祉局と教育局。
この2つの機関の実行部隊が事業に賛同し、
協力を申し出てくれれば、
10歩は進めたといっても過言ではありません。

ブラジルでは大統領の弾劾裁判が実施され、
可決されたことによる大幅な閣僚改革。
そして、
アラカチ市内では、
私たちにとって重要機関である、
社会福祉局の局長による汚職が判明し、
(局長は市長夫人でもある)
局内の大幅改革(もちろん局長は交代)が実施され、
一筋縄ではいかない状況です。
ただ、
社会福祉局副局長は引き続き全体の指揮を執っており、
前回の事業にも参加していることから、
何とか無事に今日を迎えることができました。
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この後、
両局内部に対する会議、
外部協力機関との会議など、
引き続き重要な会議が続きますが、
適度に体を休め、
一歩一歩と進んでいきたいと思っています。

応援、
よろしくお願いいたします!!

※アラカチ市政府のHPに掲載されました↓
http://www.aracati.ce.gov.br/municipio-solidifica-ainda-mais-sua-parceria-com-a-agencia-japonesa-jica/

近年では「イクメン」が話題となっていますが、
ふと考えたとき、
これはそもそも、
母親(女性)≒子育て
という図式があり、
そこから成り立つものだといえます。

ある記事を読んでいて、
なるほどと納得してしまいました。

「母親は家庭に尽くし、
子どもは母親が育てるものであり、
きちんと家事や子育てができて当然
(中省略)
男性が少しでも子育てを手伝えば褒められるが、
母親は叱られることはあっても褒められることはない、
減点方式だ。
(中省略)
でも「母親」は子どもが好きだし、
幸せだろう、という意見もあるかもしれない。
しかし、現実的には、
伝統的な、子育てを母親が行う家族では母親の生活満足度は父親に比べて低いという研究データも出ている。
さらに、悲しいことに、
子どもが増えると、
男性の生活満足度は上がるが、
女性は下がる(参考:「子どもと生活満足度」)。」

以前勤めていた保育園で、
(もう15年以上も前のことですが)
ある母親が子どもを連れてきて、

「30分でもいいから預かってもらえますか?」

と言いました。
当時そこの保育園では一時預かりを行っていたので、
訪ねてきたようでした。
話を聞いていると、

「保育園は、
働いている人しか預けられないと思うんだけど、
私、
このままこの子と二人きりで家にいたら、
ひどいことをしそうで」

今は子育て広場など、
子どもと一緒に出掛ける場所、
さらには、
短時間の預かり保育をしているところもあります。

”母親は子どもが好き。”
”母親は子育てができる。”

というのはイメージで、
昔のように異年齢で遊んでいる中で、
赤ちゃんを抱いたことがある…
というのは、
今では難しいというのが現状です。
ということは、
どういうものか分からず、
それでも”できるでしょ”というプレッシャーから、
ひどいときには虐待をしてしまう人もいるのではないでしょうか。

あの時であったあの母親は、
その日から週に何度か、
1〜3時間ほど子どもを預けるようになりました。
うつ状態から、
買い物をし、
美容院に行き…
子どもと離れる時間ができたことで、
子どもとの時間も楽しく、幸せに感じることができるようになったと、
後に話してくれました。

人にはそれぞれイメージがあり、
「母親」
のイメージは、
それぞれ違うかもしれないですが、
「理想の母親像」
というと、
仕事と両立している母親よりも、
専業主婦で子育てを楽しんでいる…
そんなイメージをする人のほうが多いのではないでしょうか?

ブラジルでは5月の一ヶ月間、
母の日だけではなく、
母親、家族というものを慈しむ時間です。
だからなのか、
ふと「母親」ということについて考えてみたのかもしれません。

本日より、
わが娘たち2人は学校に通い始めました。
長らく日本にいたため、
ブラジルの学校はどうかな?
と、
少し不安だったのですが、
長女曰く、

「スクールバスを降りたら、
同じクラスの子たちが”帰ってきたぁ〜”って叫んで、
教室まで連れて行ってくれたよ。
だから、
教室を探さなくても大丈夫だった。
授業も面白かったしね」

1年生から同じクラスのため、
ずっと一緒に学んでいるからか、
あたたかく迎えてくれたことに感謝。

そして、
二女はというと、

「ポルトガル語での授業が分かるか心配だったけど、
すごい簡単だった…」

まずは初日クリア。
朝6時に家を出なければならないので、
朝寝坊しがちな私が一番慣れるのに時間がかかるかも!?

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5月4日(水)、
日本からフランクフルト(ドイツ)を経由して、
無事、
ブラジル、カノアに到着しました!!
あまりの暑さに少し夏バテ気味の私と二女。
それでも娘たちは、
到着後すぐに祖父母の家でピラオン(魚の煮込み料理)を食べ、
家に戻るとまたすぐに出かけ…
と、
元気いっぱい。
私だけが旅の疲れをとるためにベットで横になっていました(笑)

水分をあまりとらない私が、
麦茶1Lをあっという間に飲み干すほどの暑さ。

5月6日(金)は保育園で母の日のお祝いをします。
早速、
その準備を手伝ってきました。

体を休めながら、
無理しないでまずは1週間を過ごそうと思っています。

昨年7月に日本に到着し、
約10ヶ月。
明日、
ブラジルへ出発します!

娘たちと、
なんだかブラジルに行くのが嘘のようだと、
まだまだ日本気分が抜けないのですが、
年末まで、
ブラジルで頑張りたいと思います。
今年はリオでのオリンピックもあり、
ブラジル国内、
いったいどうなるのだろうか!?
と、
楽しみ半分、
不安半分ではありますが、
皆さん、
これからのご報告をぜひ、
楽しみにしていてください!!!

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