光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2018年02月

特別非営利活動法人 光の子どもたちの会関係者各位
第12回光の子どもたちの会総会のご案内

日頃より【光の子どもたちの会】に対しましてご理解とご支援をいただきまして、
誠にありがとうございます。
標記の件につきまして、
代表鈴木真由美の現地活動報告会並びに総会を下記の要領にて開催したいと思います。
一人でも多くの方々にご参加いただきたくご案内いたします。
尚、出欠席につきましては3月9日までに電話、ファックス、メ―ルのいずれかにて
日本事務局までご連絡いただけますようお願いいたします。
欠席の方につきましては、
委任状扱いとさせていただきますことを、
予めご了承ください。
併せて、お願い申し上げます。

また、今回は第二部にて当団体スタッフであり、
JICA日系社会青年ボランティアとしてブラジル・ベレンにて活動をしてきた谷村祥子が
活動報告を致します。
また、ブラジルでの生活をもっと身近に感じていただきたく、
ワークショップも準備しております。
ご興味のある方はお誘い合わせの上、
ぜひご参加ください。


日時:平成30年3月24日(土)午後1時00分より
場所:JICA横浜4F セミナールーム3
   ※昨年と異なる部屋ですのでお気を付けください。
   横浜市中区新港2−3―1(下記地図をご参照ください。)
交通アクセス:JR桜木町 / 関内駅から徒歩15分
       みなとみらい線馬車道駅番万国橋出口から徒歩8分

※お問い合わせなどは日本事務局長堀池眞輔まで。
E-mail: info@criancasdeluz.org
TEL/FAX 045−321−1824
http://criancasdeluz.org
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まだ言いたいことがあったので、
同じテーマでもう少し…

不登校というと、
なぜか悪いイメージはありませんか?
学校に行くべき年齢に行っていない子ども。
正しい行いのできない子ども。
(まぁ、正しいとは何なのか?ということも大切な議論ポイントですが)

今回の講演の中で印象に残った話の中の一つに、
不登校になった子ども達はほとんど、
というか全員、
その理由が分からないということ。

私自身はその事実を知っていたけれど、
確かに自分の娘が突然不登校となった時。
ちゃんと、

「いいよ。だいじょうぶだよ」
と言えるだろうか?

自分の意見が言えず、
自分に自信がない。
そんな子どもがたくさんいる現在。
自分の意見を言え、
自己主張できる、
我が娘は、
どれだけ恵まれているのだろうか。
そして、
なんと周囲に恵まれていることか。
そんな娘たちを周囲の人たちは丸ごと、
受け止めてくれているのだから。

そういった環境とそうでない環境。
何が違うのだろうか?

それはやっぱり人。
その人たちの感情、心。

フリースペースなど、
そういった場所に足を向けられる子どもは、
どれだけ救われているのだろうか。
不登校であっても、
その場所に行く、
外に出ることを許容できる、
そんな保護者でなければいけない。
それは実は、
簡単なことのようで、
難しいのかもしれない。

こうした”場”づくりをしている人達がいる。
そこを必要としている子ども達がいる。
そこに行けることを許せる大人がいる。

これからは多様な教育、
多様な生き方をしていく必要があります。
だからこそ、
今、
私たちは、
自分自身を見つめなおさなければいけないのかもしれません。

先日、
娘の小学校のPTAの活動の一環で、
講演会を聞きに行きました。

「フリースペース たまりば」で理事長をしている、
西野博之先生による、
「きっと、だいじょうぶ」
〜家庭・学校・地域に子どもの居場所をつくる〜

私自身は西野先生の話を直接聞いたのは初めてだったのですが、
私の考えと共通するものが多く、
かなり共感できる内容でした。

以前、“小1プロブレム”と言われていましたが、
今では4歳児にこれと同じような現象が起こっており、
保育や幼稚園現場では、
保育士や教員が対応に追われています。
そんな話をした矢先だったので、
今回の、

今、
子どもの暴力というのは、
教師や器物破損ではなく、
生徒間で起こっているという現実。
そして、
昨年と今年、
ダントツ1位となった、
いじめが一番多いと言われているのは小学校何年せいか?
という質問の答えがなんと、
小学2年生であるということ。
本当に驚きました。
こんなにも子ども達がストレスを抱えて生きている。
私たち大人は、
すぐにでも何らかの対応をしなければならない。
今回の講演会はPTAという、
小学生の子どもを持つ保護者が対象であったため、
そんな保護者に対して、
強いメッセージをたくさん話されていました。

そして、
ブラジルの中学生でもかなり多い、
リストカットなどの自傷行為。
それは日本でも同じ現状らしく、
大人の自殺者が減っているのに、
こどもの人数は増えていて、
小中高で年間320人に達しているということ。

親として、
教育者として、
私はいったい何ができるのだろうか?
子ども達が幸せに、楽しく過ごせる場所が、
どれくらいあるのだろうか?
そんなことを深く考えさせられる講演でした。

自宅に戻り、
講演会の内容を中学1年生の娘と話したのですが、
小学校の同級生の中に、
現在不登校になっている人もいること。
いじめに関してのポストに登校している人を学校で見かけたこと。
やはり、
私たちの身近で起こっている問題なんだと、
改めて痛感しました。

現在私はブラジルで主に活動していますが、
生きずらさを感じている子どもがたくさんいること。
それを私たち大人が受け止め、
まずは自分の周りから、
できることから、
一歩ずつ始めるべきだと思いました。

さて、
今日も娘の話に耳を傾けよう!

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