光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2018年03月

今、
私は御殿場に来ています。
ブラジルだけではなく、
たくさんの国や地域から、
ここに集まり、
基本的に通訳が
日本語、
ポルトガル語、
英語
という、
なんとも国際的な集まり。

ここでは懐かしい出会いもたくさん。
以前カノアにボランティアとして来てくれた人達とも
久しぶりに会いました。
ものすごく久しぶりすぎて、
声をかけられたときに
飛び上がってしまった人も(笑)
私がカノアの保育園を設立するにあたり、
大切な基礎を教えてくれた人とも
再会しました。

そして何よりも、
私が1年間、
サンパウロで過ごした時の生徒と、
日本で会えたこと。
何よりも嬉しかったです。
彼は独学で折り紙や日本語を学び、
日本に来ることが夢でした。
そんな彼に抱き上げられたとき、
心から、
夢見ること、
信じること、
努力することで、
叶えることができると、
感じました。
明日、
もう一日の滞在。
どんな出会いがあるか、
今から楽しみです。

今日、
幼稚園から高校まで一緒だった友達と会った。
仲良くなったのは多分、
中学生の頃。
高校の時は、
毎日一緒に自転車で登校してた。

友達の娘が4月から幼稚園の年長さん。
私と友達は、
年長のとき、
同じ『ばら組』だった。
恐ろしい。
35年も前の話(笑)

1年に1、2度しか会えないけど、
久しぶりに会っても、
いつもの通り。
これって、
本当にすごいよね。

小さいときからの出会いが、
今にもつながっている。
そんな、
どこか安心するような関係に、
感謝。

これからもよろしくね。

私が活動する、
ブラジル北東部にある、
セアラ州。
残念ながら最近では、
犯罪率の高さで有名になってしまっています。

ブラジル北東部には、
日系人の方がたくさん移住した州もあるのですが、
セアラ州はほとんどといって言いほど、
日系人がいない地区と言えます。
そんなセアラ州ですが、
セアラ州立大学内には日本語講座があり、
そこで学んでいるのは、
日本とはつながりのないブラジル人ばかりです。
そして、
毎年のようにその講座出身の人が、
日本に短期、長期の留学や研修という形でやってきています。

先日、
その先駆けとなった一人のブラジル人と会いました。
彼は日本人と結婚し、
今では日本に家族がいますが、
日本に来るまでの道のりは苦労の連続でした。
そんな彼は日本人の私よりも日本の歴史を知っており、
様々なことを教えてくれます。
そしてもう一人、
同じくセアラ州出身のブラジル人がおり、
その彼とも会いました。
彼も今は日本で働いています。
彼ら二人をみていると、
私の知らない日本や、
その文化など、
多くのことに気づかさせてもらえます。

彼ら二人の努力によって、
セアラ州立大学にある、
日本語講座が認知され、
日本に来る道を開いてくれたといっても過言ではありません。
そんな彼らがこんなことを言っていました。

「今日本に来ているセアラ州出身の人達の多くは、
日本語を学ぶ姿勢も、
その努力も、
自分達が開いた道に甘えている。
もう少し苦労しないと、
ただ日本に遊びに来て、
帰るだけになってしまう。」

確かに、
第一人者が来てからすでに15年近く。
私達の活動もそうですが、
前を見つめ、
後に続く人や事柄を考えると、
見つめ直しが必要な時期にきているのかもしれません。

これからもセアラ州から日本へ。
そして、
先に続く何かをきちんと残していけますように。

今日はヨガ体験の日。
二女が、
「ヨガって、
どんなの?」
というので、
ダメなら見てればいいし、
行ってみる?
ということで、
一緒に行ってきました。

あっという間の1時間。
その後のフットセラピーで、
マッサージを教えてもらい、
とても気持ちよい1日でした。

「帰るとき、
靴を履いて驚くよ」

と、
インストラクターの人に言われ、

「よし、
確認だ〜」

と、
靴を履いた二女。

「すごい!
キツくなくなった!」

と、
大喜び。
家に帰ると姉に指導。
が、
残念ながら断られてしまった、
二女でした。

私が尊敬する保育士の一人、
「井上さく子」先生。
先日、
「よこはま国際フォーラム2018」でも対談させていただきました。
その井上先生の新刊。

「保育士という生き方 (イースト新書)」

自分の人生を振り返りながら、
保育や、
子どもそのものの、
その大切さを教えてくれる、
とても素敵な本です。
いくつか心に残る文があったのですが、
一つをご紹介。

(下記抜粋)
「イヤ」、「ダメ」、「やめなさい」
といった言葉を毎日子どもに聞かせていたら、
子どもの自己肯定感は育まれません。
0〜6歳という時期は、
人の一生の中でも、
大切な土台を育むための大事な期間です。
(ここまで抜粋)

先日参加した講演会でも、
この、
“自己肯定感”
という話が出ていました。
自分を信じることができることで、
他者を信じ、
共に生きていくことができる。
昨今残念ながら、
“自己肯定感”
を持てない子どもが多くいるような気がしてなりません。

乳幼児の大切な時期を預かる私たちは、
共に学びながら、
今目の前にいる子どもを見据え、
対応していく必要があります。
そのことを再認識させてくれた本でした。

皆様もぜひ、
手に取ってみてください。
59

このページのトップヘ