光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2020年01月

2020年1月25日、
恒例のブラジル料理教室がありました。
今回は、

Frango ensopado
Salada de lentilha
Brigadeiro
Beijinho

いつもながらえれなさんの料理は、
本当に美味しい!

Beijinhoのレシピをホワイトボードに書くと、
すかさずそこに、
常連の方が2品足して、
なんと、
Paveのレシピに大変身!

こうしたやりとりも、
本当に楽しいです!

えれなさん、
お手伝いして下さっている皆さん、
参加者の方々、
素敵な時間をありがとうございました。
次回は5月を予定しています。

ぜひご参加下さいね!20200125_154054
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先日、

「多職種のための発達障害の研修会」

に参加してきました。
1時間の講義が、
あっという間に終わってしまうほど、
時間が足りない。
そう思ってしまうほど、
内容の濃い研修会でした。

たくさんの学びがあったのですが、

「発達性読み書き障害:ディスレクシア(Dyslexia)
国立成育医療研究センター 小枝達也先生」

の中で、
発達障害だけでなく、
私自身が同じように興味のある、
外国籍児童に対する教育の中でも重要だと感じたこと。
それは、

会話(生活言語)と読み書き(学習言語)には大きな隔たりがあり、
会話ができても、
学習言語が学べないために、
学習障害が起こってしまう。

ということでした。
これは、
外国籍児童にも当てはまることで、
幼少期からの語彙(会話だけではないもの)が不足していることも、
原因の一つであるといわれています。

“豊かな語彙が学習を支える”

とおっしゃっていたように、
家の中の“会話”だけでは、
家の外だけでの“会話”だけでは、
補いきれないのが、
「学習言語」
であると…
この学習言語を増やすために重要なこと。
それは、

「本(絵本)の読み聞かせ」

なのだと…

昔話の中には、
日常会話で使用しない単語が出てきます。
本(絵本)を読み聞かせてもらう中で、
子ども達は、
場面を読み取り、
想像する中で、
その言葉の意味を感じ取っていきます。
少し大きくなってくると、
その言葉の意味を知りたいと、
質問してくるかもしれません。
この繰り返しの中で、
子ども達は、
語彙を豊かにするのだといいます。

私はブラジルで娘たちを育てている中で、
大切にしていたことの一つが、
寝る前の本の読み聞かせでした。
長女が小学校を卒業するまで続いたこの読み聞かせは、
私にとっても大切な時間でした。
どんな本を読もうか。
読みたいか。
そんな話をしながら、
次第に本の内容に関して感想を述べたり、
それに対する矛盾を指摘し始めたりと、
どうやって答えればよいのかと、
回答に困ることも多々ありました。
こうした時間もすべて、
とても大切であったと今、
強く感じています。

本の読み聞かせ。

今から始めてみませんか?

私がブラジルに行ったとき、
多くのブラジル人から聞かれたことがあります。
それは、

「あなたの出身はどこ?」
「そこはどんなところ?」

というものです。
日本についてのこともあれば、
私は横浜出身なので、
横浜についての時もあります。
そんなとき、
私はいつも思ったものです。

"もっと自分の生まれ故郷について学んでおけば良かったなぁ〜"

と。

次女が先日、
昨年のクラスでブラジルのことについて話したときのことを
教えてくれました。
ブラジルや、
エステーバン村のこと。
友達から本当にたくさんの質問をされたこと。
そして、
その質問に全て答えたとき、
先生はこう言ったそうです。

「真琳さん、
皆にたくさんのことを教えてくれて、
ありがとう!
だけど、
皆は自分が生まれた場所、
住んでいる町のことをこんなに知っているかな?

そしてクラスの子ども達は

「そうだよね。
ちゃんと知らないと!」

と、
声を合わせて答えたそうです。

自分の生まれ育った場所。
私自身も知らないことばかりだと、
近頃つくづく思うのです。

2020年となり、
1週間が過ぎました。
娘たちも学校が始まり、
日常生活が再びスタートしました。
受験生の娘にとってはドキドキの数か月。
親としてもドキドキです(笑)

さて、
半年ごとに「光の子どもたちの会」のHPに掲載している写真を更新しているのですが、
今回、
写真の更新だけでなく、
新たに、
「国内活動」
というページを設けました。
もともと現地の
「地域活動」
を紹介していたページに、
日本の国内活動を追加した形になっています。

ブラジルの活動だけを紹介していたおで、
日本においても活動していることをHPにも掲載するべきだという声を受け、
今回掲載することとなりました。
皆様からのご意見もお聞かせください!!

http://criancasdeluz.org/comunidade/comunidade_jp.html

明けましておめでとうございます。

昨年は、
カノアの保育園や学童教室で、
新しい一歩を進み始めました。
エヴァさんがカノアから離れ、
その後を担うように頑張ってくれたフラビアーニさんが旅立ちました。
長く働いてきた人達がいなくなる中、
それでも村には大切な場所だと、
立ち上がり、
力を貸してくれた人達がいました。
新しい仲間も迎え、
無事に2020年を迎えることができました。

長女は受験生。
ドキドキな日が続きます。
二女は年女。
最後の小学校生活を楽しんでもらいたいです。
私がカノアて活動を始めたのが、
2000年。
今年は20周年にあたります。
たくさんの人達と出会い、
学び合う1年にしていきたいと思っています。

本年もどうぞ、
よろしくお願い致します。
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