移動遊園地って見たことありますか?
私は生まれて初めて、
移動遊園地を見ました。

1月20日は“聖セバスチャン”の日です。
この日の前後2週間、
アラカチ市の中心街には
もう20年以上も前から
“移動遊園地”
がやってきています。
レジャー施設とは程遠い生活をしている子どもたち。
そんな子どもたちにとって、
年に一度のこの移動遊園地は
特別な日なのです。

クリスマスから長期休みに入り、
子ども達はせっせとお小遣い稼ぎ。
庭の掃除に、
買い物、
母親の仕事の手伝い(掃除や洗濯)に
兄弟の世話。
たまには観光客の車の番をして、
お小遣いを稼ぎます。
そうして稼いだお金を
貯めて、
移動遊園地にいけるように
しているのです。

移動遊園地の乗り物は全て一回R$1.00(約55円)。
お米1kgが大体R$1.80(約100円)
と考えると、
子ども達にとっては大金です。
メリーゴーランドにジェットコースター、
コーヒーカップに観覧車etc...
様々な乗り物があり、
その周囲には
ホットドッグやシュハスコ、
フライドポテトなどの屋台の他に、
洋服やCD、DVD、
おもちゃに鍋までもが売っています。

アラカチ市の中心街は通常、
夜になると人気がなくなり、
静まり返っているのですが、
移動遊園地のあるときだけは特別。
町全体がにぎやかに、
老若男女が入り混じり、
ワイワイと賑わっています。

初めての移動遊園地。
私にしてみたら、
安全性は?
本当に大丈夫?
と、
今にも壊れそうな乗り物に
不安を隠しきれませんが、
久しぶりのにぎやかな町並みと、
子どもたちの笑顔に、
小さな幸せを感じた私なのでした。