4ead68f9.jpg壮大な自然の中に
私の活動するエステーヴァン村は存在します。
ある人は

『ここはまるで天国のようだ』

と言っていたほどです。

砂丘と海に囲まれた村。
砂丘の村には森が広がっており、
いまでも子ども達は果物を取りに出かけます。
そして、
村人のなかには
いまだに朝、夕方と薪を取りに行く人もいます。

しかし、
2年程前より
風力発電のプロジェクトが持ち上がり、
裁判などを行っていたのですが、
結局第一基目が完成間近です。
羽一つが30mという巨大な風力発電。
森の多くも伐採されてしまいました。

風力発電自体に反対ではありませんが、
なぜわざわざ、
村のこんな近くに、
住民が毎日歩くその森を伐採してまで、
砂丘の上に立てるのか。
海岸沿いには
他に住民がいない、
開けた土地がるにもかかわらず…

柱が立ち、
羽を装着するモーター部分が始動し始め、
テレビが受信できなくなった家があります。
そして、
昨日から携帯もつながりにくくなりました。

本当に問題はないのだろうか???

疑問ばかりが頭に浮かびます。
もっときちんと調査し、
設置場所を検討できたはずなのでは?
せっかくの風力発電も
これでは悪影響ばかりです。
年内中に5基立つといわれている風力発電。
これから一体どんな問題が起こりうるのでしょうか?