2001年3月まで、
ブラジル、セアラ州にて
JICAの「出産のヒューマニゼーション」という
プロジェクトが行われていました。
簡単に言うと、
自然分娩を推進するプロジェクト。

ブラジルは帝王切開率が
全世界でも高い国です。
その中で、
もっと自然分娩の大切さ、重要性を伝えていこう。
ブラジル国内における
その活動の発端ともなったプロジェクトでした。

時は過ぎ、
すでに8年近くの歳月が流れています。
その当時パイロット地区の中にあった
指定病院。
私が住むアラカチ市にも一つあります。
残念ながら、
熱心にこのプロジェクトを継続させていた
助産師さんが転勤になって以来、
自然分娩でのお産の件数、質は下降気味です。
州都フォルタレーザでも、
その当時助産師として働いていた人が
看護部長などになり、
直接お産にかかわることが難しくなったこともあって、
継続の難しさを教えられます。
そんな中で、
セアラ州立大学病院内の
お産施設は
今でもこのプロジェクトで学んだことを生かし、
素敵なお産を続けています。
先日お会いした医師の方も、
奥さんの出産にこの病院を選んだそうです。

8年の時を経ても尚、
続けられている
“素敵なお産”
これからも続けていってほしいものです。