先週の木曜日、
最近あまり見かけなくなっていた男の子の母親が
我が家を訪ねてきました。
実はその子、
何週間も前からお腹の痛みや発熱があり、
家で寝ていたそうです。
貧しい家で、
村のイベントにもあまり顔を出さない家族なのですが、
子ども達は私たちの保育園を卒園し、
一番下の女の子は今、
学童教室に通ってきています。
その男の子。
ついには歩くこともできなくなり、

「これは本当に何かあるのでは?」

と、
重い腰を上げた両親が我が家に来たのです。
というのも、
彼はサッカー教室の生徒であり、
欠席するようになり心配したマルシアーノがその理由を聞いて、
病院に行った方がいいと再三忠告していたのです。

あわてて病院に連れていくと、
翌日にはフォルタレーザの病院に救急搬送。
急いで手術しなければ命にかかわるほど危険な状態だというのです。
日曜日に無事手術が行われ、
最悪の事態には至りませんでした。

彼の病名は
”急性虫垂炎”

もっと早くに病院に行っていれば・・・
そう思わずにはいられません。
今、
周りの子ども達は
『病気になったらちゃんと病院に行かないと』
と言っています。
医療が不安定な地域なので、
医師や看護師がいないこともしばしばの状況の中、
診療所にさえもなかなか足を運ばないことが多いのですが、
それでも、
気付いた人が手を差し伸べる。
そのおかげで助かる命もあるのだということを
強く感じた出来事でした。