先入観なしに人と接する。
外見だけではなく、
その為人も含めて。

例えば、
ある少女は、
外国に住みたいという夢を持っている。
その夢を叶えるためにどうするか?
勉強する、
働く・・・
自分の力でその夢を叶えようとするならば、
そのために多くのことをしなければならない。
でも、
彼女は外国人と見ればいいより、
売春まがいのことをして、
なんとか外国行きを実現しようとする。
夢の実現のために、
何度でも。
そんな少女が外国人といる。
それを見ている周囲の人たちは、
「またあの子」
と言って、
それが単なる友情だけだとは露ほども思わない。
でも、
本当は自分の悩みや心配事、
心の内を吐き出せる唯一の友人が、
外国人だったとしたら?
その外国人も、
異国に住み、
その少女が唯一、
なんでも相談できる相手だとしたら?

私たちは、
前例が何度もあれば尚更、
一度不信感を抱いてしまうと、
それを拭い去るのはとても難しい。
好き嫌いの問題ではなく、
信頼の問題。
どんなにその友情が真実であることがわかっていても、
色眼鏡でしか見ることができなくなる。
掛値なしに人を見ること。
大切だとは分かっていても、
難しい。