2年前、
私たちのところに、
JICA日系社会青年ボランティアが派遣されてきました。
短期間でのボランティアの受け入れが多い中で、
継続的で、
地域に根ざした活動を行っていくためには、
最低1年の活動継続がなければ
続きません。
長年の希望が叶い、
私たちは、
長期ボランティアを受け入れることができました。
そして本日、
彼女はカノアを旅立ちました。

昨日、
お別れ会がありました。
でも、
ここで紹介したいのはそのお別れ会のことではなく、
(お別れ会については次回報告しますね)
彼女が行った、
“バザー”
です。

いらなくなったもの、
日本には持っていけないものを、
あえて“バザー”という形にして売る。
彼女は、

「本当に欲しい人が持っていてくれた方が、
大切にしてくれるから」

と言ってましたが、
私は、

『なんでも無料で与えるのではなく、
少ないお金でも、
払ってもらうことが必要だ』

と、
スタッフのみんなから言われ、
日本から届いた古着等のフリーマーケットを行っていることを思い出しました。

安くてもいい。
みんなが本当にほしいものを、
大切にしたいものを、
ぜひもらって欲しい。

その気持ちは、
私たちが絶対に忘れてはならないものです。
その思いを、
引き継ぎ、
自然と実行してしまう彼女。
そんな彼女がここ、カノアからいなくなることは、
未だに信じられません。
こういう行動一つ一つが、
地域の人々の胸に刻まれることでしょう。