10月16日(水)、
FVJ(アラカチ市内にある唯一の大学)にて、
現在、
特別講師として日本から来ていらっしゃる、
三浦左千夫先生のセミナーが開催されました。
三浦先生は、
熱帯寄生虫学の専門家で、
特に、
シャーガス病について研究されています。
日本では現在、
中南米からの移住者により、
今まで存在しなかったシャーガス病が
国内で発見されるようになり、

『なんて無駄な研究をしているんだ!!』

といわれていた、
こうした研究が、
そして、
研究者がとても重要となってきています。
日本でも数少ない研究者である、
三浦先生のお話を、
今日は間近に聞くことができました。
DSCF0720
そこで感じたこと。
どんな病気も、
私たちの公衆衛生に対する取り組みが、
とても大きな鍵となるのだということ。
手洗い、うがい。
食材の水洗い、
水の消毒。
動物を介する病気であっても、
私たちがまず先にすべきことは、
周囲の環境を衛生的に保つこと。
それはもちろん、
自分自身も含めて。
そのための教育が、
とても重要であるということでした。
DSCF0721
上下水道がきちんと整備されていない、
私たちが住むこの地域。
だからこそ、
私たち自身ができることを、
一人ひとりが行っていく。
それがはじめの一歩であると、
再確認させてもらいました。