Jardim1999
私たちが保育園を本格的に始めたのは、
今から14年前の2000年。
その時に初めて受け入れた子どもは12名でした。
その後、
学校で優秀な成績を収めた子ども、
留年した子ども、
中学校を中退してしまった子ども
それは様々です。
でも、
この中の2名、
ヴィヴィアーニとマリーザは、
高等専門学校に通い、
一人は観光学科、
一人は情報処理学科
を卒業しました。
今年の4月、
彼女達の卒業式がありました。
家族の一人と今日話したのですが、
感極まって、
未だに目に涙をためて話してくれました。
職業訓練も兼ねた高校なので、
最終学年の半年は実習があります。
その実習先で就職が決まる場合もあります。
観光学科を卒業した一人は、
そのまま実習先に就職が決まりました。

そして現在、
彼女達2名は、
フォルタレーザ(セアラ州都)に住み、
日中に働き、
夜間専門コースに通っています。
実習先に就職したものの、
そこを辞め、
フォルタレーザに行く事を決意しました。

この2人は既に卒業しましたが、
8名は現在も高校に通っています。
中学校を中退した2名の内、
1人は麻薬におぼれ、
1人は漁師として働いています。

できるならば、
全員が未来に向けて歩んでほしかった。
でも、
それをかなえることは難しい。
分かってはいても、
やはり心のどこかで、
その事実は重くのしかかっています。
全ての子どもを救いたかった。
傲慢かもしれないけど、
これだけたくさんの人たちの力をもらったのだから、
もっとできたのではないか。
そう思う気持ちもあります。
それでも、
「どうやって子どもを育てたらいいのか分からない」
と言っていたお母さんと一緒に、
保育園、
学童教室、
子育てサポートを行い、
今、
子ども達は自分達の足で、
それぞれ自分の道を歩み始めています。

この12名の子どもたちがこれからどんな人生を歩んでいくのか。
私たちにできること。
それはただ見守ること。
これからも変わらず、見守っていきたいと思っています。