私が住むエステーヴァン村では、
朝、晩に砂丘を超えて森に行き、
薪をとってくる家族がいます。
こうした家族の家には、
庭に藁の屋根のキッチンがあり、
そこで料理をするのです。
不思議なことに、
昔から薪で料理している家に
最近ではガステーブルがあることもあるのですが、
なぜか、
引き続き薪で料理をしています。

そんな中、
こんな記事を見つけました。

「700万世帯が薪で料理 呼吸困難など健康に影響も」
(サンパウロ新聞 15/06/03 (13:26) より)
http://www.saopauloshimbun.com/index.php/conteudo/show/id/21743/menu/9/cat/1
↑上記にかいてあるのですが、
「デンマークの非政府組織(NGO)「コペンハーゲン・コンセンサス(CC)」は
「薪を使用する家では、家族全員が1日にタバコを2箱吸っているようなもの」と表現」

「世界保健機関(WHO)も調理用の薪や炭の使用が世界的に主要な健康問題の一つだと認めている。
同機関によれば、屋外の大気汚染より室内の大気汚染が原因で死亡する人が多く」

「ブラジルでも毎年2万4000人の被害者が出ていると推定され、
大気汚染による国内の死者数の約半分を占めている。
また被害者の多くは家の中にいることが多い女性や子供」

エステーヴァン村の人に聞くと、
だからと言って今薪を使っている人が、
すぐにガスコンロで料理をするようになるかというと、
かなり難しい問題と言います。
というのも、
自分達は煙で病気になったりしないからと・・・

これと同じことが、
記事の中にも書いてありました。
10年前よりも減っているとはいえ、
まだまだ薪で料理する家族は無くならないだろうと、
感じる私です。