2月6、7日にJICA横浜で開催された、
よこはま国際フォーラム2016。
私達は、
2月7日に講演をさせて頂きました。

毎回のテーマは同じなのですが、
今回は基調講演なしで、
私だけがお話ししました。

今回伝えたかったことは、
子ども達がどう変わっていったのか。
初めて保育園を開設したときの子ども達12人。
20歳となり、
全ての子どもが素晴らしい人生を送っているわけではありません。
麻薬の売人になってしまった子どももいます。
それでも、
自分で自分の人生を切り開き、
夢を追いかけている子どももいます。
今回の講演では、
その内の一人、
ビビアーニを紹介しました。
家庭環境に恵まれなかった彼女ですが、
高等専門学校を卒業し、
ドイツに渡りました。
試験を何度も行い、
学生ビザを取得。
講演では"心理学部"と言ったのですが、
講演終了後に彼女と話したところ、
小学校でボランティア講師として今年の8月まで働き、
その後、
保育科か社会教育を学びたいと考えているらしく、
その選考結果待ちなのだそうです。
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昔、
救えない子どもがいることに耐えられず、
苦しんでいたとき、
ドイツ人教育者のウテ・クレーマーさんが私に言いました。

『全ての子どもは無理でも、
その中の何人かの人生をより良くできたのならば、
それはあなたが行ってきたことが間違ってはいなかったということ。』

まさしくビビアーニは、
私達が誇れる、
素晴らしい人生を送ってくれている。
そのことが嬉しく、
また、
そんな彼女に心から拍手を送ります。