先日、
小学校教諭の方と話していたときのこと。
ブラジルと日本の幼保小連携についての話になりましま。
ブラジルでは4歳時から義務教育となったことで、
今まで幼稚園や保育園の無かった地域では、
公立の小学校に幼児部を作り、
それに対応しているところがほとんどです。
私が住むここ、
アラカチ市も例外ではありません。
しかし、
日本のように保育士や幼稚園教諭といった資格や免許もなければ、
乳幼児について学ぶこともない中で、
誰が幼児部の担任を担うのか?
それは、小学校教諭となるのです。
すると、
小学校1年生とほぼ同じ内容、
教え方で幼児部を教えるので、
子ども達をみていると、
楽しんで、
笑顔でいる子どもを見つけるのが大変な程です。

近年、
私達は自分達の経験を生かして、
市内の幼児部担当教諭に講座やワークショップを実施してきました。
理解のある校長先生のいる学校では、
積極的に実践に移せるものの、
それはほんの一握り。
まだまだ長き道のりと言えそうです。

学校教育も毎年法令の改定による混乱がある、
この国、
ブラジル。
乳幼児教育が理解、認識される日は、
まだまだ時間がかかりそうです。