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先日、
私たちは「18歳未満への酒類販売禁止」のポスターを手に、
バーやレストランを歩き、
法律に関する説明をし、
ポスターの掲示のない店には、
ポスターを掲示しました。

今回のこの活動を行うにあたり、
本当に驚くことに、
ブラジルの法律では、

「18歳未満への酒類販売禁止」

という明記はあるものの、

「18歳未満の飲酒禁止」

の条項がないことが分かりました。
ということはもちろん、

「18歳未満の酒類購入禁止」

という明記もないわけです。

では、
18歳未満の青年が飲酒していた場合、
どうなるのかというと、
まずは保護者の有無の確認。
酒類を購入したのか、もらったのかの確認。
その後、
どこで買ったのか、
誰からもらったのかを特定し、
酒類を販売した人、もしくはあげた人は警察に任意同行され、
程度によっては、
半年から2年以内の有罪と罰金がかせられます。

この一連の過程を見て、
あれ?
と首を傾げた人。
そうです。
飲酒していた本人は何のお咎めもないのです。

私の住むカノアの観光地では、
夜になると町が活気好き、
ダンスホールや酒場にたくさんの人が集まります。
その中には必ずと言っていいほど、
未成年がいます。
その未成年に対して保護の法律がある故に、
飲酒をしようが、
真夜中に一人でいようが、
何をしていようが、
私たちにできることはほとんどありません。
知っている子どもであれば家に帰るように促す。
それが唯一できることなのです。

だからこそ、
大人の側の私たちが、
飲酒以上の犯罪といった事態を招かないように注意しないといけません。
そのためのキャンペーンとして、
ポスターの掲示を行ったのです。

果たしてこれがどれほどのものとなるのか。
私たちの話を聞いてバーやレストランの経営者がどう感じ、
どう対応するのか。
あまりに未知数で、
だけど、
何もせずにはいられなかった。
だからこそ私たちはまた、
ポスターの掲示を進めるため、
街を歩き続けるのです。