光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

カテゴリ: カノア

私たちの保育園では、
毎週一人の子どもを選び、
その子どもの姿、体の特徴、
歩き方から振る舞い、
人との接し方や遊び方など、
細かく観察し、
その子どもについて話し合うということを、
とても大切にしています。
いつも目立つ子どもだけではなく、
全ての子どもを、
あるがままに知るということは、
日々の保育の中で重要なことだからです。

先週は「サフィーラ」という、
一人の女の子を観察し、
その子について話ました。
その子を妊娠し、
生まれるまで、
そしてその後保育園に来るまでを母親から聞き、
そういった背景についても、
話していきました。

彼女には7人の兄弟がおり、
(2人は養子に出されたため、彼女との接点はない)
曽祖父母の家で暮らしています。
兄弟全ての父親が異なり、
彼女の兄弟皆が、
曽祖父のことを「お父さん」と呼んでいます。
母親自身も生まれてすぐに祖父母に育てられたため、
母親の生まれ育った家にそのまま住んでいることになります。
母親が長男を出産したのは17歳の時。
村の伝説にもなっている話なのですが、
村を散歩している途中で陣痛が来て、
なんと、
砂の上に産み落としたのです。
その長男。
現在22歳ですがとっても元気です(笑)

一家は貧しく、
叔父叔母いとこなど、
合わせて15人以上の大家族での暮らし。
毎日の食事すらもままならないような生活をしています。
しかしこの家族。
それを感じさせないくらいとっても明るく、
温かい家庭です。

“サフィーラ”は、
とても安定していて、
素直。
笑顔がとってもかわいい女の子です。
誰とも仲良くでき、
皆から愛されています。
そして、
とても豊かな創造、想像性があり、
人から見たらただの石ころが、
彼女にかかればある家族へと変身してしまいます。
ある日、
彼女は滑り台の上で魔法使いになりました。
呪文を唱えていると、
少しずつ子ども達が集まり始め、
次第に6、7人の子ども達が、
ごっこ遊びを始めていました。
歌い、
踊り、
話し合い、
笑顔になり…
彼女は決して人に命令しません。
集まってきた子ども達がそれぞれ、
自分の役割を見つけ、
一緒に遊んでいくのです。
彼女の感性の豊かさ、
その振る舞いは、
周囲を温かくしてくれます。

彼女と同じような境遇の女の子が今、
私たちの保育園にいるのですが、
その子は情緒不安定で、
教師に甘えていたと思ったら、
突然暴力を振るいだしたりと、
とても難しい子どもです。

この二人。
どこに違いがあるのでしょうか?
大きな違いは、
その子自身をあるがままに受け入れ、
いつも抱きしめてあげているかどうか。
けんかや怒鳴り声ではなく、
笑顔の中で育っているかどうか。
母親がきちんと、
その子を見ているかどうか。
(一人の子の親は、携帯越しにしかその子を見ていません)
他にも色々とあるかもしれません。

生まれた境遇に恵まれていなくても、
こんなにも素晴らしい子どもに育ってくれる。
どちらも望まれて生まれてきたわけではないけれど、
その後の道が、
何か違っていた。
そのわずかな“何か”こそが、
サフィーラの笑顔につながっているのかもしれない。
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以前にも紹介したことがあるのですが、
カノア保育園の第一期生で、
今はドイツの大学で学んでいる、
"Viviane"が、
休暇を利用してカノアに戻ってきています。
ドイツ語の語学学校から、
大学への入学の際、
何を学ぼうかと悩んでいた彼女ですが、
自身の幼児期の体験から、
なんと、

「保育士」

になることに決めたそうです。
ということで現在、
ドイツの大学の教育学部幼児教育専攻で学んでいるとのこと。

自分の将来の夢を考えたとき、
今までの人生の中で一番幸せだった時、
その思い出が頭に浮かんだそうです。
そして、
自分自身もそんな風に子ども達に幸せを与えてあげたい。
だから、
保育士になりたいんだと話してくれた時の彼女の顔。
声。
表情。
しぐさ…
本当にうれしくて、
私の眼には涙がたまっていました。

夢の実現に向けて歩み始めた彼女。
今まで以上に、
応援していきたい。

皆さんもぜひ、
彼女を応援してあげてください!!
図1図2

夜中の3時。
無事、
カノアの自宅に到着しました。

帰宅後、
すぐに寝て、
朝から家じゅうの片付け!!

時差ぼけの二女は、
朝は元気だったのに、
昼頃から疲れたように眠りモード。
昼寝をしたら、
石のように動かなくなってしまい…
17時に無理やり起こして、
お散歩に…
夜はいつも通りに寝ていたので、
以前よりは時差ぼけせずにすみそうな予感…

私はいつも通り、
暑さに負け、
夏バテ気味。
とりあえず水分補給と、
貴重な麦茶を二女と二人で飲みまくっています(笑)

カノアに来る際にはぜひ、
麦茶パックをお願いします!!(笑)

明日から娘たちは学校。
私は仕事を再開です。
さて、
頑張るぞ!!

昨日、
第2回となる、
総会が開催されました。
今回は、
二人からカノアを訪れたいときの体験を
報告してもらいました。

一人は、
今でもスタッフとして、
いつも、いつも頑張ってくれている、
感謝してもしきれない、
春菜ちゃん。
約10年ぶりに訪れたカノアの様子を
話してくれました。

そしてもう一人は、
東海大学に在学中の、
幸子ちゃん。
彼女はブラジルの植物研究のため、
カノアの植物を調べました。
その報告の中から、
私にとって、
一つの大発見!
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写真の砂丘をみると、
一列に並んだ黒いものが見えます。
それが、
Capim de cabeca(頭の草)
と現地で呼ばれている、
雑草です。
実は私、
砂丘でカシューナッツを炒るとき、
その薪に、
この雑草を抜いて、
燃やしていました。
根がとても長いこの雑草。
トゲトゲで、
座るときに周りにあるこの草を
抜いていたのです。
しかしこの雑草。
実はすごい役目が!
砂丘の防風、
そして、
砂崩を防いでいたのです!

これからはこの草、
大切に、
抜かずに育てていきます(笑)

Agradecimento - コピー
メリークリスマス!!

2016年、
皆様にとってはどんな1年だったでしょうか?
私たちはにとっては厳しい1年であったと同時に、
学びの年であったと感じています。
2017年もまた、
皆様のご支援、ご協力、
どうぞよろしくお願いいたします。

【会員募集】
『光の子どもたちの会』では会員を募集しています。
会員になりますと、年2回の会報及び講演会やイベントなどのお知らせをブラジル事務局よりお送りいたします。
これら会員費は当団体の活動(現地プロジェクトを含む)及び運営費となります。
<年間費>
一般:5000円
協力:一口36000円任意額
※随時寄付やカンパも受け付けております。
※たったの100円でお米1kgを買うことができ、子ども一人当たりの保育料に毎月3000円が掛かっています。

※活動はすべて無償で行われています。

<郵便振替>
口座番号: 00280−1−41787
加入者名: 光の子どもたちーカノアの活動を支える会
<ブラジル銀行(Banco do Brasil)口座>
Agencia 0121-X
Conta Corrente 26357-5
Associacao Criancas de LUZ

<クレジット決済はこちらから>
http://criancasdeluz.org/contribution/index.html

早いものでもう12月も半ば。
2016年も残りわずかとなってしまいました。
そして今日、
12月16日は、
私たちの保育園と学童教室合同のクリスマス会。
年度末ということもあり、
今年制作したものを展示したり、
外部講師が教えてくれた授業、
サーカス(体操)とリコーダー(音楽)の集大成を披露する日でもあります。

ブラジル人は時間にルーズ。

これは誰もが知っている、
そして、
指摘すること。
会議の時間も予定時間よりも1時間前を案内として載せるなんて日常茶飯事。
そんな中、
私たちの保育園と学童教室は、
始めた当初こそ時間のルーズさとの闘いでしたが、
今では予定時間通りにほぼ全員がそろうという、
なんとも素晴らしい習慣が身についています。
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保護者、兄弟姉妹などと一緒にやってきた子ども達は、
まず、
展示室へ。
自分の作品を見せ、
その誇らしげなこと!
本当に素敵な顔をしていました。
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そして、
サーカス団の発表からスタートした今年のクリスマス会。
素晴らしい演技を見せてくれました。
そして、
保育園と学童教室、
それぞれの劇。
保育園ではまさかの主役辞退となり、
急きょ卒園生に頼んで参加してもらうという、
ひやひやではありましたが、
これもまた、
思い出の一つ。
そして学童教室の子ども達の劇の発表。
堂々と開幕の言葉を述べ、
劇がスタート。
途中のリコーダー演奏も今までで一番の出来となり、
最後の閉幕の言葉も力強く、
素敵な時間となりました。

一人一人のお母さん達からハグをしてもらい、
感謝の言葉を聞き、
子ども達の成長を語り合っている姿を目にすることは、
私たちにとって、
1年の中でも本当に大切な時間です。
1年の間の先生たちの準備、
子ども達との時間、
笑いや涙、
怒りや許し。
いろんなことが走馬灯のように駆け巡ったに違いありません。
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これから少し長めのお休み。
また会えるのは来年、
2017年になってからです。
新しい子どもを迎え、
また新たな一歩を進めていくことになります。
これからも引き続き応援の程、
よろしくお願いいたします!!

素敵なクリスマスを!!
Feliz Natal !!

11月に入り、
ブラジルはクリスマスモードになってきました。
そして、
それは私たちにとって、
学年末を意味します。
そのため、
12月16日、
その日のクリスマス会は、
2016年度の終了式となるのです。
そこで、
皆さんへお願いです。

「子ども達が幸せなクリスマスを過ごせますように」

と願い、
クリスマスのキャンペーンを実施することにしました。
ご支援いただいたものは、
終了式の日に渡す子どもたちのプレゼント、食事に使わせていただきます。

ブラジルにお住まいの方はこちらから↓
FACA SUA DOACAO!
Banco do Brasil
Agencia 0121-X
Conta Corrente 26357-5
Associacao Criancas de LUZ
*DOE A PARTIR DE R$ 10.00

日本にお住まいの方はこちらから↓
http://criancasdeluz.org/contribution/index.html

この他、
おもちゃの寄付も受け付けています(ブラジル国内のみ)

また、
ソプラノリコーダーも募集しています(日本事務局へ)

皆様の温かいお気持ち、
ご支援の程、
よろしくお願いいたします。
Doacao para Natal2016

ブラジルでは、
10月12日にが子どもの日。
ということで、
いつもその前後に子どもたちを連れて、
遠足に行くことになっています。
今までは、
プールで泳いだことのない子ども、
バスで出かけたことのない子ども、
そんな子ども達にと、
バスで、
プールのある場所に出かける…
というのが定例となっていました。
しかし昨年、
観光地として名高いカノアだけれど、
実はここに住んでいる子ども達。
観光スポットと言われる場所に行ったことがないのでは?
ということで、
Buggy(バギー)の協会にお願いし、
子ども達を観光スポット巡りをしてもらいました。
それが大好評。
それならば!
と、
今年もBuggyでの観光スッポット巡りをお願いしてみると、
なんと、
昨年の子ども達の喜んだ顔が忘れられないと、
すぐに了承してくれました。

10月21日(金)。
遠足の当日。
7台のBuggyを頼んだところ、
なんと8台来てしまい、
1台の運転手が残念そうに帰っていく…というアクシデントがありましたが、
昨年よりもさらにパワーアップした、
観光巡りをすることができました。
そして昼食は、
エステーヴァン村唯一のレストランで。
村内にあるにもかかわらず、
やはりこのレストランで食べたことのない子ども達がほとんどだったこともあり、
これまた素敵な時間を過ごすことができました。
Buggyを快く派遣してくた協会、
私が行きます!!と、
名乗り出て参加してくれた運転手の皆さん、
そして、
昼食を提供してくれたNainに、
心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございました!!!!!
地域の皆さんに支えられながら、
これからも活動を続けていきたいと思っています。
これからもどうぞ、
応援のほど、
よろしくお願いいたします!!
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今日、
数ヶ月ぶり?(8月以来かな)に、
雨が降りました。
朝方、
突然の大雨。
恵みの雨だと、
村の人たちは今日一日、
その話ばかりしていました。

この村では、
大切な人が旅立つとき、
雨が降ると言われています。
そして、
幸せが訪れるときにも、
雨が降るそうです。
雨が降るというのは、
悲しみや喜び、
それらを教えてくれるのだと、
私に話してくれました。

カノアでは雨が降ることは珍しく、
雨季であっても、
真夜中から朝方にかけて降り、
日中は晴れていることがほとんどです。
そのため、
朝起きてもまだ雨が降っていると、
子ども達は学校を休み、
大人もいつもよりもゆっくりと過ごし、
仕事にも遅刻していったりします。(笑)
だからこそ、
雨というのは彼らにとっては何かの証である、
そう感じるのかもしれません。

この日に雨が降ったこと。
私にとっては本当に驚きであり、
また、
納得できるものでもありました。
久しぶりの雨。
植物も喜んでいたようです。

9月29日、
地域子育て支援ネットワークの主催で、

「望まない妊娠から、愛のある子育てへ」

と題して、
妊婦を対象としたイベントを実施しました。
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カノア・ケブラーダ地区は、
10代の妊娠が多いだけでなく、
望まない妊娠であると答える妊婦が、
全体の8割以上と、
とても高い数値を表しています。
この「望まない妊娠だ」と答えた妊婦の中には、
その後、
愛情がわき、
生まれてくる瞬間を心待ちにしている人もいます。
それと同時に、
すぐに養子に出そうと、
手続きを始める人もいます。
10代の妊婦の多くは、
自分たち自身で子育てをすると答えた人は全体の1割。
それ以外は、
自分の両親、
祖父母、
叔父や叔母
と答えていました。

これらすべての根底には、
「家族の在り方」
「家族との関係」
があるように感じられます。

今回参加してくれた妊婦の中には、
15歳の子がおり、
母親が同伴していました。
こうして母親が積極的に寄り添い、
支えてくれるというのは、
とても稀なことであるのだと、
痛感しました。

子どもに罪はない。
生まれてくる子どものために、
私たちが今できること。
将来に向けて取り組めること。
アリが歩くようにと良くブラジルでは言うのですが、
小さな一歩でも、
着実に進めていく。
そんな取り組みをこれからも続けていきたいと思います。
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