光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

カテゴリ: カノア

2018年5月20日。
エヴァがカノアにやってきた。
彼女がサンパウロでの仕事など全部調整して、
私たちの保育園と学童教室、
そしてその運営に対する助言と協力のために、
来てくれたのです。

私たちは今、
大きな曲がり角にいます。
エヴァさんがサンパウロに戻ったのち、
カノアでの活動を中心となって努めてきた、
フラビアーニさんが、
年内をもって退職するからです。
そのため、
昨年から引継ぎが行われており、
彼女の知識と経験をすべて、
残るスタッフに伝えていこうと、
頑張ってくれています。

今回エヴァさんが欠けてくれたたくさんの言葉の中で、
私たちに今必要な言葉。
それは、

「完璧でなくてもいい。最善を尽くそう。」

フラビアーニはどちらかというと、
完璧主義者。
綿密に計画を立て、
細かいところまで気を配りながら、
完璧を目指すタイプです。
でも、
誰もがそれを実行できるわけでもなく、
一人ひとり向き不向きがあり、
全員が最善を尽くせば、
最終的にはとても素敵なものが出来上がる…
それを教えてくれたのは、
ここ、
ブラジルの人々でした。
だからこそ、
エヴァさんのこの言葉は、
今の私たちにぴったりだと感じたのです。

「完璧でなくてもいい。最善を尽くそう。」

2016年末。
2人の教職員が、
退職の意向を伝えてきました。
カノアでの活動の中で、
エヴァさんがサンパウロに戻ったのち、
私も日本とブラジルを往復する中、
維持し、
成長させ、
地域に貢献してきたのは、
現地のスタッフでした。
カノアで活動を始めた当初から、
いつ、なんどき、私たち(エヴァさんと私)がカノアを去ることになるかもしれない。
だからこそ、
現地の住民を養成し、
スタッフとして働いてもらおう。
そう考えてきました。

エヴァさんがカノアを去るとき、
一人のスタッフが、
今まで以上に能力を発揮し、
保育園だけでなく、
地域などと協力している活動に目を向け、
まとめてきてくれました。
そういう人材が育ったこと、
それは私たちにとって大きな宝であり、
重要なことだったのです。

しかし、
2016年、
そんな彼女と、
一人の職員が、
これからの自分の人生を見つめ、
この地域を出て、
異なる環境の中で自分を試してみたいと、
言いました。
これは私にとっては本当にうれしいこと。
そこまでの力や自分に対する自信がついた。
そんな風に成長してくれたことは、
今までの活動が間違っていなかったと、
私にとっても大きな励みになりました。
しかしその一方、
彼女たちがいなくなった後、
それを担うほどの人材はいるのだろうか?
ということでした。

カノアでの活動は大きく広く活動していくことではなく、
その地域に根差し、
そこに住む人々をより良い環境の中で過ごすことができるようにすること。

2016年末に一人が去り、
今年度末にもう一人が私たちのもとから旅立っていきます。
2018年。
新たに2人を迎え、
今後を見据えて活動していきます。
自らが考え、
行動し、
それを実行していく。
それができるだけの環境を整え、
できる限りのサポートをしていく。
さぁ、
新しい1年の始まりです!!

私たちの保育園では、
毎週一人の子どもを選び、
その子どもの姿、体の特徴、
歩き方から振る舞い、
人との接し方や遊び方など、
細かく観察し、
その子どもについて話し合うということを、
とても大切にしています。
いつも目立つ子どもだけではなく、
全ての子どもを、
あるがままに知るということは、
日々の保育の中で重要なことだからです。

先週は「サフィーラ」という、
一人の女の子を観察し、
その子について話ました。
その子を妊娠し、
生まれるまで、
そしてその後保育園に来るまでを母親から聞き、
そういった背景についても、
話していきました。

彼女には7人の兄弟がおり、
(2人は養子に出されたため、彼女との接点はない)
曽祖父母の家で暮らしています。
兄弟全ての父親が異なり、
彼女の兄弟皆が、
曽祖父のことを「お父さん」と呼んでいます。
母親自身も生まれてすぐに祖父母に育てられたため、
母親の生まれ育った家にそのまま住んでいることになります。
母親が長男を出産したのは17歳の時。
村の伝説にもなっている話なのですが、
村を散歩している途中で陣痛が来て、
なんと、
砂の上に産み落としたのです。
その長男。
現在22歳ですがとっても元気です(笑)

一家は貧しく、
叔父叔母いとこなど、
合わせて15人以上の大家族での暮らし。
毎日の食事すらもままならないような生活をしています。
しかしこの家族。
それを感じさせないくらいとっても明るく、
温かい家庭です。

“サフィーラ”は、
とても安定していて、
素直。
笑顔がとってもかわいい女の子です。
誰とも仲良くでき、
皆から愛されています。
そして、
とても豊かな創造、想像性があり、
人から見たらただの石ころが、
彼女にかかればある家族へと変身してしまいます。
ある日、
彼女は滑り台の上で魔法使いになりました。
呪文を唱えていると、
少しずつ子ども達が集まり始め、
次第に6、7人の子ども達が、
ごっこ遊びを始めていました。
歌い、
踊り、
話し合い、
笑顔になり…
彼女は決して人に命令しません。
集まってきた子ども達がそれぞれ、
自分の役割を見つけ、
一緒に遊んでいくのです。
彼女の感性の豊かさ、
その振る舞いは、
周囲を温かくしてくれます。

彼女と同じような境遇の女の子が今、
私たちの保育園にいるのですが、
その子は情緒不安定で、
教師に甘えていたと思ったら、
突然暴力を振るいだしたりと、
とても難しい子どもです。

この二人。
どこに違いがあるのでしょうか?
大きな違いは、
その子自身をあるがままに受け入れ、
いつも抱きしめてあげているかどうか。
けんかや怒鳴り声ではなく、
笑顔の中で育っているかどうか。
母親がきちんと、
その子を見ているかどうか。
(一人の子の親は、携帯越しにしかその子を見ていません)
他にも色々とあるかもしれません。

生まれた境遇に恵まれていなくても、
こんなにも素晴らしい子どもに育ってくれる。
どちらも望まれて生まれてきたわけではないけれど、
その後の道が、
何か違っていた。
そのわずかな“何か”こそが、
サフィーラの笑顔につながっているのかもしれない。
IMG-20170209-WA0018

以前にも紹介したことがあるのですが、
カノア保育園の第一期生で、
今はドイツの大学で学んでいる、
"Viviane"が、
休暇を利用してカノアに戻ってきています。
ドイツ語の語学学校から、
大学への入学の際、
何を学ぼうかと悩んでいた彼女ですが、
自身の幼児期の体験から、
なんと、

「保育士」

になることに決めたそうです。
ということで現在、
ドイツの大学の教育学部幼児教育専攻で学んでいるとのこと。

自分の将来の夢を考えたとき、
今までの人生の中で一番幸せだった時、
その思い出が頭に浮かんだそうです。
そして、
自分自身もそんな風に子ども達に幸せを与えてあげたい。
だから、
保育士になりたいんだと話してくれた時の彼女の顔。
声。
表情。
しぐさ…
本当にうれしくて、
私の眼には涙がたまっていました。

夢の実現に向けて歩み始めた彼女。
今まで以上に、
応援していきたい。

皆さんもぜひ、
彼女を応援してあげてください!!
図1図2

夜中の3時。
無事、
カノアの自宅に到着しました。

帰宅後、
すぐに寝て、
朝から家じゅうの片付け!!

時差ぼけの二女は、
朝は元気だったのに、
昼頃から疲れたように眠りモード。
昼寝をしたら、
石のように動かなくなってしまい…
17時に無理やり起こして、
お散歩に…
夜はいつも通りに寝ていたので、
以前よりは時差ぼけせずにすみそうな予感…

私はいつも通り、
暑さに負け、
夏バテ気味。
とりあえず水分補給と、
貴重な麦茶を二女と二人で飲みまくっています(笑)

カノアに来る際にはぜひ、
麦茶パックをお願いします!!(笑)

明日から娘たちは学校。
私は仕事を再開です。
さて、
頑張るぞ!!

昨日、
第2回となる、
総会が開催されました。
今回は、
二人からカノアを訪れたいときの体験を
報告してもらいました。

一人は、
今でもスタッフとして、
いつも、いつも頑張ってくれている、
感謝してもしきれない、
春菜ちゃん。
約10年ぶりに訪れたカノアの様子を
話してくれました。

そしてもう一人は、
東海大学に在学中の、
幸子ちゃん。
彼女はブラジルの植物研究のため、
カノアの植物を調べました。
その報告の中から、
私にとって、
一つの大発見!
image
写真の砂丘をみると、
一列に並んだ黒いものが見えます。
それが、
Capim de cabeca(頭の草)
と現地で呼ばれている、
雑草です。
実は私、
砂丘でカシューナッツを炒るとき、
その薪に、
この雑草を抜いて、
燃やしていました。
根がとても長いこの雑草。
トゲトゲで、
座るときに周りにあるこの草を
抜いていたのです。
しかしこの雑草。
実はすごい役目が!
砂丘の防風、
そして、
砂崩を防いでいたのです!

これからはこの草、
大切に、
抜かずに育てていきます(笑)

Agradecimento - コピー
メリークリスマス!!

2016年、
皆様にとってはどんな1年だったでしょうか?
私たちはにとっては厳しい1年であったと同時に、
学びの年であったと感じています。
2017年もまた、
皆様のご支援、ご協力、
どうぞよろしくお願いいたします。

【会員募集】
『光の子どもたちの会』では会員を募集しています。
会員になりますと、年2回の会報及び講演会やイベントなどのお知らせをブラジル事務局よりお送りいたします。
これら会員費は当団体の活動(現地プロジェクトを含む)及び運営費となります。
<年間費>
一般:5000円
協力:一口36000円任意額
※随時寄付やカンパも受け付けております。
※たったの100円でお米1kgを買うことができ、子ども一人当たりの保育料に毎月3000円が掛かっています。

※活動はすべて無償で行われています。

<郵便振替>
口座番号: 00280−1−41787
加入者名: 光の子どもたちーカノアの活動を支える会
<ブラジル銀行(Banco do Brasil)口座>
Agencia 0121-X
Conta Corrente 26357-5
Associacao Criancas de LUZ

<クレジット決済はこちらから>
http://criancasdeluz.org/contribution/index.html

早いものでもう12月も半ば。
2016年も残りわずかとなってしまいました。
そして今日、
12月16日は、
私たちの保育園と学童教室合同のクリスマス会。
年度末ということもあり、
今年制作したものを展示したり、
外部講師が教えてくれた授業、
サーカス(体操)とリコーダー(音楽)の集大成を披露する日でもあります。

ブラジル人は時間にルーズ。

これは誰もが知っている、
そして、
指摘すること。
会議の時間も予定時間よりも1時間前を案内として載せるなんて日常茶飯事。
そんな中、
私たちの保育園と学童教室は、
始めた当初こそ時間のルーズさとの闘いでしたが、
今では予定時間通りにほぼ全員がそろうという、
なんとも素晴らしい習慣が身についています。
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保護者、兄弟姉妹などと一緒にやってきた子ども達は、
まず、
展示室へ。
自分の作品を見せ、
その誇らしげなこと!
本当に素敵な顔をしていました。
20161216_164454
そして、
サーカス団の発表からスタートした今年のクリスマス会。
素晴らしい演技を見せてくれました。
そして、
保育園と学童教室、
それぞれの劇。
保育園ではまさかの主役辞退となり、
急きょ卒園生に頼んで参加してもらうという、
ひやひやではありましたが、
これもまた、
思い出の一つ。
そして学童教室の子ども達の劇の発表。
堂々と開幕の言葉を述べ、
劇がスタート。
途中のリコーダー演奏も今までで一番の出来となり、
最後の閉幕の言葉も力強く、
素敵な時間となりました。

一人一人のお母さん達からハグをしてもらい、
感謝の言葉を聞き、
子ども達の成長を語り合っている姿を目にすることは、
私たちにとって、
1年の中でも本当に大切な時間です。
1年の間の先生たちの準備、
子ども達との時間、
笑いや涙、
怒りや許し。
いろんなことが走馬灯のように駆け巡ったに違いありません。
20161216_170331
これから少し長めのお休み。
また会えるのは来年、
2017年になってからです。
新しい子どもを迎え、
また新たな一歩を進めていくことになります。
これからも引き続き応援の程、
よろしくお願いいたします!!

素敵なクリスマスを!!
Feliz Natal !!

11月に入り、
ブラジルはクリスマスモードになってきました。
そして、
それは私たちにとって、
学年末を意味します。
そのため、
12月16日、
その日のクリスマス会は、
2016年度の終了式となるのです。
そこで、
皆さんへお願いです。

「子ども達が幸せなクリスマスを過ごせますように」

と願い、
クリスマスのキャンペーンを実施することにしました。
ご支援いただいたものは、
終了式の日に渡す子どもたちのプレゼント、食事に使わせていただきます。

ブラジルにお住まいの方はこちらから↓
FACA SUA DOACAO!
Banco do Brasil
Agencia 0121-X
Conta Corrente 26357-5
Associacao Criancas de LUZ
*DOE A PARTIR DE R$ 10.00

日本にお住まいの方はこちらから↓
http://criancasdeluz.org/contribution/index.html

この他、
おもちゃの寄付も受け付けています(ブラジル国内のみ)

また、
ソプラノリコーダーも募集しています(日本事務局へ)

皆様の温かいお気持ち、
ご支援の程、
よろしくお願いいたします。
Doacao para Natal2016

ブラジルでは、
10月12日にが子どもの日。
ということで、
いつもその前後に子どもたちを連れて、
遠足に行くことになっています。
今までは、
プールで泳いだことのない子ども、
バスで出かけたことのない子ども、
そんな子ども達にと、
バスで、
プールのある場所に出かける…
というのが定例となっていました。
しかし昨年、
観光地として名高いカノアだけれど、
実はここに住んでいる子ども達。
観光スポットと言われる場所に行ったことがないのでは?
ということで、
Buggy(バギー)の協会にお願いし、
子ども達を観光スポット巡りをしてもらいました。
それが大好評。
それならば!
と、
今年もBuggyでの観光スッポット巡りをお願いしてみると、
なんと、
昨年の子ども達の喜んだ顔が忘れられないと、
すぐに了承してくれました。

10月21日(金)。
遠足の当日。
7台のBuggyを頼んだところ、
なんと8台来てしまい、
1台の運転手が残念そうに帰っていく…というアクシデントがありましたが、
昨年よりもさらにパワーアップした、
観光巡りをすることができました。
そして昼食は、
エステーヴァン村唯一のレストランで。
村内にあるにもかかわらず、
やはりこのレストランで食べたことのない子ども達がほとんどだったこともあり、
これまた素敵な時間を過ごすことができました。
Buggyを快く派遣してくた協会、
私が行きます!!と、
名乗り出て参加してくれた運転手の皆さん、
そして、
昼食を提供してくれたNainに、
心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございました!!!!!
地域の皆さんに支えられながら、
これからも活動を続けていきたいと思っています。
これからもどうぞ、
応援のほど、
よろしくお願いいたします!!
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