光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

カテゴリ: カノア

朝起きてみると、
雨が降った後があった。
これはいつものこと。
カノアでは、
雨季であっても、
雨はだいたい夜中から朝方にかけて降ります。
そして、
日中は、
お日様が照ることがほとんど。

でも今日は違いました。
降っては止み、
降っては止み、
夕方までずっと、
雨は降り続きました。

お昼前、
この村のおじいさんが亡くなったとの連絡がありました。

「あー、だからか。
この雨は。」

と、
彼は納得したように一言。

この村では、
大切な人が去るとき、
雨が降ると言われています。
空さえも、
涙を流すと。

明日、
このおじいさんを偲んで、
保育園と学童教室はお休み。
地域にあり、
地域に根差しているからこそ。IMG-20190426-WA0017

イースター(ブラジルでは、PASCOA(パスコア)と言います)の祝日が、
今年は4月21日にありました。
カノアの保育園でも、
4月に入ると、
イースターに向けて、
子ども達と色々な話をしています。
イースターでは、
子宝神話、
メタモルフォーゼの話を、
子ども達に話します。

ある日、
子どもが園庭にさなぎがあるのを見つけました。
昨年は、
残念ながら孵るところを見ることはできなかったのですが、
今年は毎日のように眺める、
今か今かと、
待ち望んでいました。

とある日。
さなぎから何かが出てきている様子を見つけた子ども達。
その日は何をするでもなく、
みんなでドキドキと、
その時を待っていました。

すると、
ふわりと蝶々になり、
飛び立っていきました。
部屋に子ども達が戻ると、
なぜか飛び立ったはずの蝶々が窓際に。
先生の手に飛び移り、
ご挨拶とばかりに、
子ども達と触れあった、蝶々。
これからどこに行くのでしょうか?

この姿、
子ども達のこれからの成長を表してくれているかのようでした。
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【HPの一部を変更しました!】
2019年4月1日より、HPの一部を変更しました!
今まで会員費や寄付をHPからクレジット決済できていたのですが、
2019年3月31日を持って、
閉鎖させて頂きました。
今後は今まで同様、
郵便振替もしくは口座振り込みにてお願いできますよう、
よろしくお願い致します。
また、
会報誌である「Canoaだより」を
HPよりダウンロードして頂けるようになりました。
第41号からとなりますこと、
ご了承下さい。
これからも「光の子どもたちの会」をよろしくお願い致します。

2018年5月20日。
エヴァがカノアにやってきた。
彼女がサンパウロでの仕事など全部調整して、
私たちの保育園と学童教室、
そしてその運営に対する助言と協力のために、
来てくれたのです。

私たちは今、
大きな曲がり角にいます。
エヴァさんがサンパウロに戻ったのち、
カノアでの活動を中心となって努めてきた、
フラビアーニさんが、
年内をもって退職するからです。
そのため、
昨年から引継ぎが行われており、
彼女の知識と経験をすべて、
残るスタッフに伝えていこうと、
頑張ってくれています。

今回エヴァさんが欠けてくれたたくさんの言葉の中で、
私たちに今必要な言葉。
それは、

「完璧でなくてもいい。最善を尽くそう。」

フラビアーニはどちらかというと、
完璧主義者。
綿密に計画を立て、
細かいところまで気を配りながら、
完璧を目指すタイプです。
でも、
誰もがそれを実行できるわけでもなく、
一人ひとり向き不向きがあり、
全員が最善を尽くせば、
最終的にはとても素敵なものが出来上がる…
それを教えてくれたのは、
ここ、
ブラジルの人々でした。
だからこそ、
エヴァさんのこの言葉は、
今の私たちにぴったりだと感じたのです。

「完璧でなくてもいい。最善を尽くそう。」

2016年末。
2人の教職員が、
退職の意向を伝えてきました。
カノアでの活動の中で、
エヴァさんがサンパウロに戻ったのち、
私も日本とブラジルを往復する中、
維持し、
成長させ、
地域に貢献してきたのは、
現地のスタッフでした。
カノアで活動を始めた当初から、
いつ、なんどき、私たち(エヴァさんと私)がカノアを去ることになるかもしれない。
だからこそ、
現地の住民を養成し、
スタッフとして働いてもらおう。
そう考えてきました。

エヴァさんがカノアを去るとき、
一人のスタッフが、
今まで以上に能力を発揮し、
保育園だけでなく、
地域などと協力している活動に目を向け、
まとめてきてくれました。
そういう人材が育ったこと、
それは私たちにとって大きな宝であり、
重要なことだったのです。

しかし、
2016年、
そんな彼女と、
一人の職員が、
これからの自分の人生を見つめ、
この地域を出て、
異なる環境の中で自分を試してみたいと、
言いました。
これは私にとっては本当にうれしいこと。
そこまでの力や自分に対する自信がついた。
そんな風に成長してくれたことは、
今までの活動が間違っていなかったと、
私にとっても大きな励みになりました。
しかしその一方、
彼女たちがいなくなった後、
それを担うほどの人材はいるのだろうか?
ということでした。

カノアでの活動は大きく広く活動していくことではなく、
その地域に根差し、
そこに住む人々をより良い環境の中で過ごすことができるようにすること。

2016年末に一人が去り、
今年度末にもう一人が私たちのもとから旅立っていきます。
2018年。
新たに2人を迎え、
今後を見据えて活動していきます。
自らが考え、
行動し、
それを実行していく。
それができるだけの環境を整え、
できる限りのサポートをしていく。
さぁ、
新しい1年の始まりです!!

私たちの保育園では、
毎週一人の子どもを選び、
その子どもの姿、体の特徴、
歩き方から振る舞い、
人との接し方や遊び方など、
細かく観察し、
その子どもについて話し合うということを、
とても大切にしています。
いつも目立つ子どもだけではなく、
全ての子どもを、
あるがままに知るということは、
日々の保育の中で重要なことだからです。

先週は「サフィーラ」という、
一人の女の子を観察し、
その子について話ました。
その子を妊娠し、
生まれるまで、
そしてその後保育園に来るまでを母親から聞き、
そういった背景についても、
話していきました。

彼女には7人の兄弟がおり、
(2人は養子に出されたため、彼女との接点はない)
曽祖父母の家で暮らしています。
兄弟全ての父親が異なり、
彼女の兄弟皆が、
曽祖父のことを「お父さん」と呼んでいます。
母親自身も生まれてすぐに祖父母に育てられたため、
母親の生まれ育った家にそのまま住んでいることになります。
母親が長男を出産したのは17歳の時。
村の伝説にもなっている話なのですが、
村を散歩している途中で陣痛が来て、
なんと、
砂の上に産み落としたのです。
その長男。
現在22歳ですがとっても元気です(笑)

一家は貧しく、
叔父叔母いとこなど、
合わせて15人以上の大家族での暮らし。
毎日の食事すらもままならないような生活をしています。
しかしこの家族。
それを感じさせないくらいとっても明るく、
温かい家庭です。

“サフィーラ”は、
とても安定していて、
素直。
笑顔がとってもかわいい女の子です。
誰とも仲良くでき、
皆から愛されています。
そして、
とても豊かな創造、想像性があり、
人から見たらただの石ころが、
彼女にかかればある家族へと変身してしまいます。
ある日、
彼女は滑り台の上で魔法使いになりました。
呪文を唱えていると、
少しずつ子ども達が集まり始め、
次第に6、7人の子ども達が、
ごっこ遊びを始めていました。
歌い、
踊り、
話し合い、
笑顔になり…
彼女は決して人に命令しません。
集まってきた子ども達がそれぞれ、
自分の役割を見つけ、
一緒に遊んでいくのです。
彼女の感性の豊かさ、
その振る舞いは、
周囲を温かくしてくれます。

彼女と同じような境遇の女の子が今、
私たちの保育園にいるのですが、
その子は情緒不安定で、
教師に甘えていたと思ったら、
突然暴力を振るいだしたりと、
とても難しい子どもです。

この二人。
どこに違いがあるのでしょうか?
大きな違いは、
その子自身をあるがままに受け入れ、
いつも抱きしめてあげているかどうか。
けんかや怒鳴り声ではなく、
笑顔の中で育っているかどうか。
母親がきちんと、
その子を見ているかどうか。
(一人の子の親は、携帯越しにしかその子を見ていません)
他にも色々とあるかもしれません。

生まれた境遇に恵まれていなくても、
こんなにも素晴らしい子どもに育ってくれる。
どちらも望まれて生まれてきたわけではないけれど、
その後の道が、
何か違っていた。
そのわずかな“何か”こそが、
サフィーラの笑顔につながっているのかもしれない。
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以前にも紹介したことがあるのですが、
カノア保育園の第一期生で、
今はドイツの大学で学んでいる、
"Viviane"が、
休暇を利用してカノアに戻ってきています。
ドイツ語の語学学校から、
大学への入学の際、
何を学ぼうかと悩んでいた彼女ですが、
自身の幼児期の体験から、
なんと、

「保育士」

になることに決めたそうです。
ということで現在、
ドイツの大学の教育学部幼児教育専攻で学んでいるとのこと。

自分の将来の夢を考えたとき、
今までの人生の中で一番幸せだった時、
その思い出が頭に浮かんだそうです。
そして、
自分自身もそんな風に子ども達に幸せを与えてあげたい。
だから、
保育士になりたいんだと話してくれた時の彼女の顔。
声。
表情。
しぐさ…
本当にうれしくて、
私の眼には涙がたまっていました。

夢の実現に向けて歩み始めた彼女。
今まで以上に、
応援していきたい。

皆さんもぜひ、
彼女を応援してあげてください!!
図1図2

夜中の3時。
無事、
カノアの自宅に到着しました。

帰宅後、
すぐに寝て、
朝から家じゅうの片付け!!

時差ぼけの二女は、
朝は元気だったのに、
昼頃から疲れたように眠りモード。
昼寝をしたら、
石のように動かなくなってしまい…
17時に無理やり起こして、
お散歩に…
夜はいつも通りに寝ていたので、
以前よりは時差ぼけせずにすみそうな予感…

私はいつも通り、
暑さに負け、
夏バテ気味。
とりあえず水分補給と、
貴重な麦茶を二女と二人で飲みまくっています(笑)

カノアに来る際にはぜひ、
麦茶パックをお願いします!!(笑)

明日から娘たちは学校。
私は仕事を再開です。
さて、
頑張るぞ!!

昨日、
第2回となる、
総会が開催されました。
今回は、
二人からカノアを訪れたいときの体験を
報告してもらいました。

一人は、
今でもスタッフとして、
いつも、いつも頑張ってくれている、
感謝してもしきれない、
春菜ちゃん。
約10年ぶりに訪れたカノアの様子を
話してくれました。

そしてもう一人は、
東海大学に在学中の、
幸子ちゃん。
彼女はブラジルの植物研究のため、
カノアの植物を調べました。
その報告の中から、
私にとって、
一つの大発見!
image
写真の砂丘をみると、
一列に並んだ黒いものが見えます。
それが、
Capim de cabeca(頭の草)
と現地で呼ばれている、
雑草です。
実は私、
砂丘でカシューナッツを炒るとき、
その薪に、
この雑草を抜いて、
燃やしていました。
根がとても長いこの雑草。
トゲトゲで、
座るときに周りにあるこの草を
抜いていたのです。
しかしこの雑草。
実はすごい役目が!
砂丘の防風、
そして、
砂崩を防いでいたのです!

これからはこの草、
大切に、
抜かずに育てていきます(笑)

Agradecimento - コピー
メリークリスマス!!

2016年、
皆様にとってはどんな1年だったでしょうか?
私たちはにとっては厳しい1年であったと同時に、
学びの年であったと感じています。
2017年もまた、
皆様のご支援、ご協力、
どうぞよろしくお願いいたします。

【会員募集】
『光の子どもたちの会』では会員を募集しています。
会員になりますと、年2回の会報及び講演会やイベントなどのお知らせをブラジル事務局よりお送りいたします。
これら会員費は当団体の活動(現地プロジェクトを含む)及び運営費となります。
<年間費>
一般:5000円
協力:一口36000円任意額
※随時寄付やカンパも受け付けております。
※たったの100円でお米1kgを買うことができ、子ども一人当たりの保育料に毎月3000円が掛かっています。

※活動はすべて無償で行われています。

<郵便振替>
口座番号: 00280−1−41787
加入者名: 光の子どもたちーカノアの活動を支える会
<ブラジル銀行(Banco do Brasil)口座>
Agencia 0121-X
Conta Corrente 26357-5
Associacao Criancas de LUZ

<クレジット決済はこちらから>
http://criancasdeluz.org/contribution/index.html

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