光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

カテゴリ: カノア

早いものでもう12月も半ば。
2016年も残りわずかとなってしまいました。
そして今日、
12月16日は、
私たちの保育園と学童教室合同のクリスマス会。
年度末ということもあり、
今年制作したものを展示したり、
外部講師が教えてくれた授業、
サーカス(体操)とリコーダー(音楽)の集大成を披露する日でもあります。

ブラジル人は時間にルーズ。

これは誰もが知っている、
そして、
指摘すること。
会議の時間も予定時間よりも1時間前を案内として載せるなんて日常茶飯事。
そんな中、
私たちの保育園と学童教室は、
始めた当初こそ時間のルーズさとの闘いでしたが、
今では予定時間通りにほぼ全員がそろうという、
なんとも素晴らしい習慣が身についています。
20161216_154128
保護者、兄弟姉妹などと一緒にやってきた子ども達は、
まず、
展示室へ。
自分の作品を見せ、
その誇らしげなこと!
本当に素敵な顔をしていました。
20161216_164454
そして、
サーカス団の発表からスタートした今年のクリスマス会。
素晴らしい演技を見せてくれました。
そして、
保育園と学童教室、
それぞれの劇。
保育園ではまさかの主役辞退となり、
急きょ卒園生に頼んで参加してもらうという、
ひやひやではありましたが、
これもまた、
思い出の一つ。
そして学童教室の子ども達の劇の発表。
堂々と開幕の言葉を述べ、
劇がスタート。
途中のリコーダー演奏も今までで一番の出来となり、
最後の閉幕の言葉も力強く、
素敵な時間となりました。

一人一人のお母さん達からハグをしてもらい、
感謝の言葉を聞き、
子ども達の成長を語り合っている姿を目にすることは、
私たちにとって、
1年の中でも本当に大切な時間です。
1年の間の先生たちの準備、
子ども達との時間、
笑いや涙、
怒りや許し。
いろんなことが走馬灯のように駆け巡ったに違いありません。
20161216_170331
これから少し長めのお休み。
また会えるのは来年、
2017年になってからです。
新しい子どもを迎え、
また新たな一歩を進めていくことになります。
これからも引き続き応援の程、
よろしくお願いいたします!!

素敵なクリスマスを!!
Feliz Natal !!

11月に入り、
ブラジルはクリスマスモードになってきました。
そして、
それは私たちにとって、
学年末を意味します。
そのため、
12月16日、
その日のクリスマス会は、
2016年度の終了式となるのです。
そこで、
皆さんへお願いです。

「子ども達が幸せなクリスマスを過ごせますように」

と願い、
クリスマスのキャンペーンを実施することにしました。
ご支援いただいたものは、
終了式の日に渡す子どもたちのプレゼント、食事に使わせていただきます。

ブラジルにお住まいの方はこちらから↓
FACA SUA DOACAO!
Banco do Brasil
Agencia 0121-X
Conta Corrente 26357-5
Associacao Criancas de LUZ
*DOE A PARTIR DE R$ 10.00

日本にお住まいの方はこちらから↓
http://criancasdeluz.org/contribution/index.html

この他、
おもちゃの寄付も受け付けています(ブラジル国内のみ)

また、
ソプラノリコーダーも募集しています(日本事務局へ)

皆様の温かいお気持ち、
ご支援の程、
よろしくお願いいたします。
Doacao para Natal2016

ブラジルでは、
10月12日にが子どもの日。
ということで、
いつもその前後に子どもたちを連れて、
遠足に行くことになっています。
今までは、
プールで泳いだことのない子ども、
バスで出かけたことのない子ども、
そんな子ども達にと、
バスで、
プールのある場所に出かける…
というのが定例となっていました。
しかし昨年、
観光地として名高いカノアだけれど、
実はここに住んでいる子ども達。
観光スポットと言われる場所に行ったことがないのでは?
ということで、
Buggy(バギー)の協会にお願いし、
子ども達を観光スポット巡りをしてもらいました。
それが大好評。
それならば!
と、
今年もBuggyでの観光スッポット巡りをお願いしてみると、
なんと、
昨年の子ども達の喜んだ顔が忘れられないと、
すぐに了承してくれました。

10月21日(金)。
遠足の当日。
7台のBuggyを頼んだところ、
なんと8台来てしまい、
1台の運転手が残念そうに帰っていく…というアクシデントがありましたが、
昨年よりもさらにパワーアップした、
観光巡りをすることができました。
そして昼食は、
エステーヴァン村唯一のレストランで。
村内にあるにもかかわらず、
やはりこのレストランで食べたことのない子ども達がほとんどだったこともあり、
これまた素敵な時間を過ごすことができました。
Buggyを快く派遣してくた協会、
私が行きます!!と、
名乗り出て参加してくれた運転手の皆さん、
そして、
昼食を提供してくれたNainに、
心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございました!!!!!
地域の皆さんに支えられながら、
これからも活動を続けていきたいと思っています。
これからもどうぞ、
応援のほど、
よろしくお願いいたします!!
20161021_082349
20161021_105640

9095_2504791435009_360059014_n
今日、
数ヶ月ぶり?(8月以来かな)に、
雨が降りました。
朝方、
突然の大雨。
恵みの雨だと、
村の人たちは今日一日、
その話ばかりしていました。

この村では、
大切な人が旅立つとき、
雨が降ると言われています。
そして、
幸せが訪れるときにも、
雨が降るそうです。
雨が降るというのは、
悲しみや喜び、
それらを教えてくれるのだと、
私に話してくれました。

カノアでは雨が降ることは珍しく、
雨季であっても、
真夜中から朝方にかけて降り、
日中は晴れていることがほとんどです。
そのため、
朝起きてもまだ雨が降っていると、
子ども達は学校を休み、
大人もいつもよりもゆっくりと過ごし、
仕事にも遅刻していったりします。(笑)
だからこそ、
雨というのは彼らにとっては何かの証である、
そう感じるのかもしれません。

この日に雨が降ったこと。
私にとっては本当に驚きであり、
また、
納得できるものでもありました。
久しぶりの雨。
植物も喜んでいたようです。

9月29日、
地域子育て支援ネットワークの主催で、

「望まない妊娠から、愛のある子育てへ」

と題して、
妊婦を対象としたイベントを実施しました。
IMG-20160929-WA0009
カノア・ケブラーダ地区は、
10代の妊娠が多いだけでなく、
望まない妊娠であると答える妊婦が、
全体の8割以上と、
とても高い数値を表しています。
この「望まない妊娠だ」と答えた妊婦の中には、
その後、
愛情がわき、
生まれてくる瞬間を心待ちにしている人もいます。
それと同時に、
すぐに養子に出そうと、
手続きを始める人もいます。
10代の妊婦の多くは、
自分たち自身で子育てをすると答えた人は全体の1割。
それ以外は、
自分の両親、
祖父母、
叔父や叔母
と答えていました。

これらすべての根底には、
「家族の在り方」
「家族との関係」
があるように感じられます。

今回参加してくれた妊婦の中には、
15歳の子がおり、
母親が同伴していました。
こうして母親が積極的に寄り添い、
支えてくれるというのは、
とても稀なことであるのだと、
痛感しました。

子どもに罪はない。
生まれてくる子どものために、
私たちが今できること。
将来に向けて取り組めること。
アリが歩くようにと良くブラジルでは言うのですが、
小さな一歩でも、
着実に進めていく。
そんな取り組みをこれからも続けていきたいと思います。
IMG-20160929-WA0019

世界共通かどうかは知りませんが、
ブラジルでは
「Setembro Amarelo(9月、黄色)」
といって、
「自殺」
のことを考える月となっています。
以前はあまり公になっておらず、
この月の活動として定着していなかったのですが、
麻薬問題が取り沙汰され、
それと同時に、

「生きること」
「命の大切さ」

を考えるということの重要性を肌で感じるようになったのか、
近年では、
こうした活動が各地域で取り組まれています。

私の住むカノア・ケブラーダ地区でも、
9月28日に黄色の服もしくは黄色のリボンを胸につけ、
繁華街を歩き、
途中の広場で青少年たちの劇を披露。
心理士がテーマに沿って話をし、
最後には、
皆で輪になり、
歌を歌いました。

今回この活動をするにあたり、
保健所の看護師が、
こんな話をしてくれました。

「私が専門高等学校に実習に行ったとき、
生徒たちにアンケートを取ったら、
全生徒の80%が自殺を考えたことがあり、
60%がリストカットなどの自殺未遂をしたことが分かったの。
私たちが住むアラカチ市の中で、
特に優秀であると言われる生徒が集まるこの学校で、
なぜこんなにも人生に絶望し、
生きることよりも死を選ぼうとするのか。
LGBTであること、
将来が見えないことへの不安、
家族との不仲…
それぞれが抱える問題。
でも、
生きること。
それをもっと実感し、
自殺を選ぶ前にできることを一緒に考えていきたいと思たの。」

すごくショックでした。
こんなにも多くの青少年がと。

9月だけではなく、
毎日、
こうした取り組みをすることが重要なのかもしれません。
でも、
今、
この9月に、
みんなで考える機会を設ける。
それも大切だと私は考えています。
IMG-20160929-WA0027
IMG-20160929-WA0037

先日もお伝えしましたが、
「地域子育て支援ネットワーク」
がセアラ州内でのパイオニア活動として受賞され、
2016年8月9日に授賞式参加してきました。
このことが、
JICA横浜のHPに掲載されましたので、
ご報告いたします。

お時間のある時にぜひ、
ご覧ください!!

http://www.jica.go.jp/yokohama/topics/2016/ku57pq00000fpw9g.html

2016年8月27日。
エステーヴァン村のサッカー場で、
「ミニオリンピック」
が開催されました。

ブラジルでは8月に父の日があるため、
父親サッカー大会など、
体を動かしながら楽しめるイベントを企画し、
8月に実施しています。
今年はリオオリンピックがあったこともあり、
サッカー大会ではなく、
日本でいう運動会のような、
”ミニオリンピック”
を開催することに決めました。

16時開始を予定していたのですが、
来たのはたった2組。
”男親”
をこうしたイベントに呼ぶのは、
本当に難しいのです。
16時半まで待って、
まずは準備体操。
次第に子ども、
その家族がやってきて、
たくさんの人が参加する中、
5つの競技を行いました。

なるべく子どもとと大人、
一緒に楽しめるようにと企画していたので、
下は2歳の子どもから、
70代のおばあさんまで、
家族みんなで楽しめた一日となりました。

親子の関係が希薄なっている、
対話がない家族が増えている…
日本と同じような問題が、
ブラジル、
しかもブラジル人からも地の果てと言われるような、
この小さな漁村でも起こっています。
だからこそ、
家族みんなで体を動かして楽しめる。
そんなイベントにしたかったのです。

最後には勝ったチームに手作りのメダルと貝殻の船をプレゼント。
来年もまた、
来年と言わずに今年中にも、
こうしたイベントを開催したいですね。
20160827_173559
20160827_173544

私が住むカノア・ケブラーダ地区には、
様々な伝統が残っています。
その中には、
少し前まで失われる寸前だったものが、
数年前からまた、
大切なものとして、
継承されていくようになったものがあります。
その一つに、

「Danca de Coco(ヤシの実のダンス)」

というのがあります。

漁村のこの村で、
大人の遊びとして、
行われてきたもので、
10数年前まで、
忘れ去られていた踊りでした。

私たちの活動の中に、
「伝統文化の継承」
というものがあります。
保育園や学童教室の中で、
村の高齢者に話を聞いたり、
実際に体験したりして、
昔の生活、
遊び、
などを子ども達に知ってもらうというものです。

2003年、
Danca de Cocoという踊りがあることを知り、
今でも歌い、踊れるという方を呼び、
子ども達と共に踊り、
歌いました。
子ども達はその歌を1ヶ月、
いやそれ以上歌い、踊り続けました。
そこで、
週に一度、
この踊りを教えてもらう日を、
学童教室に取り入れたのです。
20160823_161044
あれから13年。
当時保育園に通っていた一人の男の子、
Tomaz(トーマス)。
彼は今、
このグループの中心的な存在となっています。
それを誇りに思い、
ある発表の日、
彼は自分が子どものころに初めて知り、
好きになり、
背中を見ながら覚え、
今では自分が子どもたちに教えている。
それがあまりにも嬉しい。
涙を流しながらその話をしていました。

今回第6回目を迎えた、
「Encontro SESC Povo dos Mar」
というのがあります。
セアラ州沿岸地域の伝統文化を集め、
互いに思い出し、
学びあおうというものです。
エステーヴァン村のDanca de Cocoも、
第1回目から参加しており、
今回もまた、
参加しました。

私は初めて参加させてもらったのですが、
子ども達の興奮、喜び、
村人たちのスピーチ…
本当に素晴らしい時間を過ごさせてもらいました。
20160823_161306










Danca de Coco。
このグループには今、
下は5歳〜35歳までの人が参加しています。
時にはそれよりも上の年齢の人、
昔を思い出して踊る70代のおばあさんもいます。
こうした活動が、
これからも続いていくことを願って…

2014年、
ブラジルの大都市では、
水問題が深刻化し、
水量制限が実施されるほどだった。

ブラジルにはアマゾンの大森林があり、
国の水源の81%がそこに集中しており、
アマゾン川のみの排水量の内たった1%が、
サンパウロ市全ての水使用量の1000倍あると言われている。

ブラジルは資源のとても豊富な国で、
水や森林だけでなく、
石油もあり、
それだけに、
国民はずっと、
これらの資源に限りがあるとは考えてこなかったのではないか…
とさえ、感じられることがしばしある。

この水不足は、
サンパウロを中心とする南東部地域、
干ばつが続く北東部内陸地域が一番深刻であると言われている。

私が住むカノア・ケブラーダ地区も北東部に位置するが、
沿岸地域であること、
豊富な水脈があることで、
水不足とは縁がないと思われてきた。
しかし、
今年に入り、
水不足がかなり深刻となってきたのだ。

現在ではブラジルの国全体の90%の家庭に水道が整備され、
蛇口をひねれば水が出る状況になったと言われているが、
逆にそれが水問題を深刻化しているのである。

カノア・ケブラーダ地区に配給されている水のすべては、
環境保護地域として指定されている、
エステーヴァン村の水脈から水をくみ上げ、
分配しているものなのだが、
このくみ上げ装置に問題があり、
先月からほぼ毎日、
水が配給されない時間がある、
もしくは、
何日も断水となっている。
この装置は老朽化しており、
それを新しくする必要があるのはもちろんだが、
配管の接続部分や水圧の管理、
電力管理など、
基本的な制限装置が現実的ではないことも、
装置が機能しない大きな要因となっている。
この装置が止まると、
くみ上げられた水が行き場を失い、
噴水のようにあふれ出し、
海に向かって流れだす。
その量は、
水不足だと問題にしているのがまるで嘘のような量なのだ。
そして、
水は海に流れていき、
各家庭に分配されず、
断水となってしまうのである。

近年、
カノア・ケブラーダは一大観光地として名高くなり、
多くの観光客が訪れる町となった。
今はちょうどハイシーズン。
それにも関わらず、
断水が3日以上(場所によっては2週間以上)続いたことで、
住民と商店主がデモ行進を行い、
昨日(8月18日)、
セアラ州水道局とアラカチ市整備局及び観光局の代表との会議が、
カノア・ケブラーダ地区にて開催された。

水というのは生きるために必要なもの。
だからこそ、
ブラジルを見ても、
沿岸及び河川付近に町が作られ、
発展していった。

水はまだそこにある。
でも、
それは永遠にあると言えるのだろうか?
そうではないだろう。
人口が増え続け、
供給が間に合わなくなるのは目に見えている。
だからこそ、
今、
私たちに何ができるのか?
それを考えなければならない。
なぜならば、
このエステーヴァン村は、
「子孫に村を残したい」
という気持ちのもと、
観光地化に反対し、
環境保護地域となり、
今でも住民達が守っている場所なのだから。

このページのトップヘ