光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

カテゴリ: 人生

先日、
突然メールで連絡があり、
私たちの活動を見学し、
もし時間が取れれば、
教師たちに対して講座を開くこともできる…という。
彼女自身のことは知らないが、
彼女の仕事、
それらをサイトで見ていたこともあり、

“あの人が直接話をしてくれるのならぜひ!!”

と、
教職員にも話をし、
急遽勉強会を開くこととなった。

テーマは、
『1年のリズムにおける、行事』

私たちは1年の中で、
その季節に応じて、
ブラジルは宗教的な祝日も多くあるため、
そういった祝祭など、
それらを取り入れ、
1年の活動計画を立て、
毎月の活動が決定されていく。
中には、
特に私にとって宗教的な祝祭に関しては、
深いところまで理解できていないことも多く、
それらに関しては、
担任教師に任せていることが多々ある。
そんな中での今回のMileneの訪問。
今までよく理解していなかった部分を補ってもらうべく、
私はこの勉強会を個人的にとても楽しみにしていた。

彼女の話は、
まず、
心と体、
そのバランスについてから始まった。
一見、テーマとはあまり関係なさそうな話。
しかし、
1年の流れ、
その中に位置する季節や行事について話している中で、

「なるほど。
だから導入部分で心と体の話をしたのか」

と、
納得することがたくさんあった。

子どもは保育園に通う1年の中で、
私たちが準備した環境を通して、
多くのことを学んでいく。
それは部屋の飾りつけや使う道具、
教師の立ち振る舞いだけではなく、
季節やその時の行事にも大きく左右されることがある。
ブラジルでは年度始まりが1月のため、
クリスマスを過ぎ、
正月を迎え、
カーニバルを終え、
もしくはその少し前に新学期が始まることとなる。
例えば、
カーニバルの前に新学期が始まるときと、
後に始まるとき。
これによって、
子どもの心の動きや、
周囲の環境は大きく異なる。
カーニバル前に新学期が始まるときは、
子どもはいつも以上に落ち着かず、
家族や周囲もカーニバルを迎えるために騒がしく、
とてもじゃないが、
何か活動を取り入れる状態にはならない。
そのため、
保育園内では、
できるだけ静かな環境の中で過ごせるよう、
教師は準備を進めていく。

今回の勉強会の中で、
自分の考え、感じていること。
自分の立場。
そして、
他人の考えや感じていること。
その立場。
一人一人異なっていることは当然あり、
それこそが人間の面白みともいえるのだが、
その中で、
自分の今の状態、
バランスを考えてみると、
「おっと、
これが足りなかった。」
「あつ、
ちょっと重すぎるかな」
など、
それができるかできないかで、
社会の中での生き方が大きく変わっていく。
そんなことを強く感じることができた。

バランスを取ること。

これは意識しないとできないことで、
簡単な時もあれば、
それを実践するのが難しいときもある。
でも、
一番大切なことは、
いつも自分に問いかけることではないか?
今回の学びは、
そのことであったように思う。
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我が家には2人の女の子がいますが、
今日は二女の話を少し…

二女はただいま小学4年生。
年齢の割に夢想家で、
落ち着きがなく、
そのくせ人見知りで、
慣れると人懐っこい。
まるで犬のような娘です。
その笑顔にいつも癒される私は、
ついつい甘くなりがち。
それでも、
大きくなるにつれ、
長女ほどではないにしても、
自己主張が強くなり、
反抗的になることもしばしば。
それでも、
嬉しいことでも、
悲しいことでも、
言葉と体で表現してくれるので、
親としてはとってもわかりやすく、
安心できる存在でもあります。

そんな彼女。
いつからか、
将来の夢が“保育士”に。
私と同じ道を歩んでくれるというのは本当にうれしい話。
そして先日、
突然こんなことを言い出しました。

「ママがおばあちゃんになって、
仕事するのが疲れちゃったら、
私がママに代わって保育園の園長先生になるよ。」

目に涙がたまるほど嬉しい言葉。
しかし一つ気になることが…

“ママがおばあちゃんになって”
とは、
どのくらいの年齢を想定しているのだろうか?
すると、
先日一緒に旅をした方の中に、
80歳になる方がいたのですが、
その人を想像して言ってくれたらしい。。。
ってことは、
私が80歳過ぎないと継いでくれないのか(笑)

それでも、
娘のその言葉。
とっても嬉しかったです。
でも、
もう少し早めにお手伝いを始めてくれると嬉しいなぁ〜
というのは望みすぎですかね???
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以前にも紹介したことがあるのですが、
カノア保育園の第一期生で、
今はドイツの大学で学んでいる、
"Viviane"が、
休暇を利用してカノアに戻ってきています。
ドイツ語の語学学校から、
大学への入学の際、
何を学ぼうかと悩んでいた彼女ですが、
自身の幼児期の体験から、
なんと、

「保育士」

になることに決めたそうです。
ということで現在、
ドイツの大学の教育学部幼児教育専攻で学んでいるとのこと。

自分の将来の夢を考えたとき、
今までの人生の中で一番幸せだった時、
その思い出が頭に浮かんだそうです。
そして、
自分自身もそんな風に子ども達に幸せを与えてあげたい。
だから、
保育士になりたいんだと話してくれた時の彼女の顔。
声。
表情。
しぐさ…
本当にうれしくて、
私の眼には涙がたまっていました。

夢の実現に向けて歩み始めた彼女。
今まで以上に、
応援していきたい。

皆さんもぜひ、
彼女を応援してあげてください!!
図1図2

私はいつも、
「自分らしく生きたい」
と思い、
まっすぐに、
馬鹿正直に、
時には周囲の人に迷惑をかけながら、
生きています。
それが可能なのは、
私自身がいつもゆるぎなく、
目指すところが少しずれたり、
寄り道をしても、
山の頂上を目指して、
登っている。
そんなイメージをいつも持っているからかもしれません。
それでも時には、
本当にこれでいいのか。
大丈夫なのか。
続けていけるのか。
と、
悩み、
苦しむことがあります。

下重暁子さんインタビュー 第1回
81歳の今だから語れること「子どものいない人生に一度も後悔はありません」
http://wotopi.jp/archives/59049
の中に、
こんな言葉がありました。

『いろんな人がいて、いろんな声がある。
その中で、毎日自分を確認していかなきゃいけないわけですから。
本当に間違いがないかな。
私は本当にそれで生きて行けるのかなと思考を繰り返すことで、
で自分という人の基礎ができる。
最初からしっかりしている人なんてどこにもいませんよ。』

私はまだ人生の半分くらいを歩いているところ。
なんだかこの言葉に勇気づけられ、
これからもまだまだ思い切っていけそうな気がしてきました。
さて、
目指すところは......

私が保育士となり、
カノアで友人や地域住民と共に保育園を立ち上げ、
早17年。
卒園していった子ども達は数多く、
既に20歳を超えている、
結婚して子どもがいるという卒園児もいる。

先日、
社会福祉コンフェレンス市大会があり、
そのゲストスピーカーとして参加した人が、
こんな話をしていた。
彼女は自身を、

「生涯教育者」

といい、
教室で授業するときだけではなく、
自分がいる場所、
いる瞬間全てが、

“教育者”

であること。
それを誇りに思っていると語っていた。
いくつか自身の体験談を話されていたが、
それがどれも驚くことばかり。
パーティーを開いていた会場に強盗が拳銃を持って押し入った話。
海岸で二人組に襲われそうになった話。。。
しかしどれも、
最後には

「Tia(日本語でおばさんという意味。しかし、保育者などはこうした愛称で呼ばれる)、
私たちはあなたからは何も取らない。
今日、
ここであなたと会ったことを神に感謝する」

と言われるのだ。
それは、
彼女がどんな人に立ちしても、
一人の人間として話、
接するからだという。
姿かたち、
話し方や身分。
強盗であろうがなかろうが、
大切なのは、
きちんと一人の人間として接すること。
それを忘れてはいけないと。

その話を聞きながら、
私も思い出していた。
麻薬を売っている卒園児でも、
私を見ると背筋を伸ばし、
挨拶をすることを。
暴言を吐きながら歩いている卒園児が、
私に気付くと申し訳なさそうに、
微笑みながら歩くことを。

教師であること。
(私は”教育者”という言葉の方が好きですが)
それは、
こうした子ども達が、
大人になっても、
ある瞬間に、
ふと、
背筋を正す。
自分の現状を振り返る、
そんな役目もあるのではないか。
だから、
今日も明日も明後日も、
皆に笑顔で挨拶しよう。
そして、
それぞれを

一人の人間

として見続けていけるように。

二女は、
最近よく、
日本のことを思い出し、
先日も皆が社会科見学で色々な場所に行っていることを知ると、

「さみしいなぁ〜」

と一言。
そのことをメール交換をしている担任の先生に伝えようと、
PCで打っていると、

「寂しい」
「淋しい」

と、
両方の漢字が出てきます。
何が違うのかな?
と、
ちょっと調べてみました。

“『寂しい』と『淋しい』の違いですが、
『寂しい』は『静寂』や『侘(わ)び・寂(さ)び』といった、
状況や様子を表す時に使います。
それに対して『淋しい』は、
さんずいが“涙”を表すように、
“涙が出る位に気持ちがさびしい時”に使います。”

とのこと。
なるほど。
ということは、
今の我が娘の気持ちを表すのは、

「淋しい」

ですね。

私は今、
「ライフスキルトレーニング」
というのを実施しています。
以前は中学生を対象に行っていたのですが、
現在は中学校の教師を対象に講義をし、
それぞれの学校で生かしてもらうべく、
トレーニングの最中です。

学校の教師というと、
「読み書き計算」
いわゆる、
IQの高い子どもを育てることに重きを置き、
その子ども自身を観察し、
その子どもに沿った学びを提供する…
ということが、
とても不得意である…
と、
1年間一緒に学びながら私は強く感じています。

例えば、
MI論。
1983年に、ハーバード大学の心理学者ハワード・ガードナーがこのMI理論を提唱しました。
彼は、紙と鉛筆だけで測るテスト知能だけではなく、
それ以外の知能にも目を向けるべきだと主張しています。
「人は皆それぞれ一組のMultiple
Intelligences(多重知性)を持っており、
少なくとも8-9つの知的活動の特定の分野で、
才能を大いに伸ばすことが出来る。(1983)」
と言っています。
例えば言語的知能は、
言葉を使用して他人とコミュニケーションができる能力とし、
単に「読み書き、話す」ことだけをさしていません。
また、
「EQ(心の知能指数(こころのちのうしすう、英: Emotional Intelligence Quotient、EQ))は、
心の知能 (英: Emotional Intelligence、EI) を測定する指標。
心の知能とは、自己や他者の感情を知覚し、
また自分の感情をコントロールする知能を指す。(抜粋:wikipedia)」
「人の態度や物言いなどのあらゆる言動は、
その時々における自分自身の感情の状態に大きく左右されている。
したがって、
このことを意識してうまく利用することができるのは一つの能力であり、
この能力は誰もが備わっているもの。
だから、
適切な訓練によって、
その発揮能力を高めることができる。(抜粋:EQとは?)」
まとめてみると、
自分の感情と相手の感情を考え、
行動をコントロールする事がEQともいえます。

学校での生徒の様子、
家庭での生活、
様々な要因があり、
その子どもたちは生きています。
学力を高めることが最大の学校の目標だとしても、
それを達成する点には、
知識以外の部分を補うことが重要なのではないでしょうか。

そんなことを少しずつ、
トレーニング研修において、
参加している先生たちに伝えていきたいと考えています。

最後に
「生徒に「自分は何者であり、何ができるか」を理解されることが
重要である(ガードナー(1999))」

2017年5月26日、
私の住むアラカチ市にある
“ヴァリ・ド・ジャグアリビ大学”にて、

「第14回セアラ州看護大会」

が開催されました。
私も招待され、
開会のセレモニーに参加したのですが、
壇上に座っていたものの、
「挨拶はなしで…」
と断っていた私。
しかし、
主催のブラジル看護協会セアラ支部会長が挨拶をはじめ、
「まず初めに、私たち協会より、
トロフィーの受賞をさせていただきます」
と、
マイクを司会者に。
すると、

「鈴木真由美さん」

となぜか私の名前が呼ばれ、
友人であり、
同志のRejane(看護師)から、
トロフィーが渡されました。

何を話していいのかもわからずマイクの前に立ち、
横で会長が、
「みて。トロフィーは私たちからではなく、セアラの子ども達からよ」
と言われると、
あまりのことに頭が真っ白に。
未だに何を話したのか覚えていません(笑)
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今回のセレモニーには、
私たちがJICA草の根支援協力事業で実施している、
「地域子育て支援ネットワーク」
の代表者として招待されていただけに、
まさか私個人にこのような賞を頂けるとは、
夢にも思っていませんでした。
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主催団体のブラジル看護協会セアラ支部についてはこちら↓
http://aben-ce.com.br/

今回は、
カタール航空。
中東経由の場合、
時間帯が微妙なので、
到着時間も夜…

ということで、
明日、
ブラジルに出発します!!
時差の関係で、
5月5日0:01に羽田を発ち、
5月5日20:35にサンパウロに到着。
面白いことに、
5月5日の内に到着です!!
30時間近くかかっているはずなのに(笑)

日本では、
また新しい出会いがありました。
今後にもつながっていきそうな出会い。
今から楽しみです。
そして、
お世話になっている方、
支えてくださっている人達、
お会いできた人、
できなかった人、
皆さん本当にありがとうございました!!
年末には日本帰国予定です。
またお会いできること、楽しみにしております!!!!!

それでは、
行ってまいります!!

子どもに偏見を持たせてしまう「大人の問題発言」
https://article.auone.jp/detail/1/1/1/33_1_r_20170424_1493003331732828?ref=top

という記事を読みました。
私自身も、
生まれもった偏見などなく、
育っていく中で、
こうした大人の言動や、
環境から、
偏見が生まれていくと考えています。
特に、
そばにいる大人の家族。
こうした人の話し方、
態度、
言動は、
子どもに大きな影響を与えるのではないでしょうか。

よく話すことですが、
我が家の次女が幼稚園に通っていたとき、
偶然会ったクラスメイトに、
こんなことを言われました。

「お前の頭、
やっぱりクルクルだなぁ〜」

隣にいたその子のお母さんは

"この子、何てこと言うのかしら!"

という顔をしていましたが、
娘は腰に手をあて、
こういいました。

「そうでしょ?
可愛いでしょ?」

その男の子は

「まぁ、そうだな。
また幼稚園でな!」

と言い、
帰っていきました。

もしこのとき、
私達傍にいた大人がすかさず、
『ダメよ。
そんなことを言ったら!』
と言っていたら、
どうなっていたでしょうか?
ありのままを伝えているだけの行為が、
特別なものに変わってしまったでしょう。

誰もが過ごしやすい世の中にすることは、
難しいことかもしれません。
でも、
自分ができることを
一つずつ、
やっていきたいですね。

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