光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

カテゴリ: 人生

今日、
お坊さんから聞いた言葉。
多様性の時代。
人はそれぞれ向き不向きがある。
得意、不得意がある。
自分らしさ。
だけどやはり、
大切にしたいものがある。
それが、

【和顔愛語(わがんあいご)】

意味:
「和顔愛語」とは、
「和やかな顔と思いやりの言葉で人に接」すること。
 「辛いときや嫌なことがあったとき、
愚痴をこぼしたくなるとき、
そんなときこそ、
まず自分から笑顔と優しい言葉で周りの人に接する姿勢」

今年最後に頂いた言葉として、
心にとどめる。

子どもの疑問に答えていく。
そんな面白いサイトがあります。
私も少し、
お話をさせてもらっています。
ブラジルの子ども達の絵も登場するかも!?
お楽しみに!!
お時間のある時にぜひ


https://questionary.jp/interview/vol-1-%e3%83%96%e3%83%a9%e3%82%b8%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%82%a8%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%bc%e3%83%b4%e3%82%a1%e3%83%b3%e6%9d%91/

「吾唯足知(われただたるをしる)」

これは、孔子の言葉です。

直訳すると、
「自分は満ち足りているということだけを知っている」
という意味ですが、
私がブラジルの人々、
特に、
コロナ禍で失業し、
暮らしが苦しくなり、
本当に大変な時期のエステーヴァン村の人たちが言っていた一言、

「森や海で食料を得て、
日が傾けば寝ればいい。
子どもとの日々を満喫してるよ」

を思い出させてくれます。

「満足することを知っている人は、貧しくとも幸せである」

何が幸せか。
何を満足していると感じるのか。
それは人によって異なりますが、
自分を知り、
日々の暮らしに満足だと感じられる。
それこそがやはり、
幸せと言えるのかもしれません。IMG-20180428-WA0005

今年2回目となりますが、
また短期間、
2週間の滞在で、
ブラジルに行ってきました。

今回は短い&スケジュールぎっしり

ということで、
なかなかゆっくりと村人と話しをすることはできなかったのですが、
それでも、
卒園生たちの子育て事情や村の変化など、
感じるところはたくさんありました。
コロナ禍を経て、
ようやくイベントなども再開し、
楽しめるようになってきたこの頃、
それでも、
夕日を眺める砂丘には、
大人や子ども、
親子連れがいるも、
やはり10代の子どもたちの姿はありませんでした。

保育園を立ち上げ20年以上。
今、
どんなことが一番必要なのか、
真剣に考える時がきたようです。
村人たちが自分たちで、
活動を持続できるように…
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私たちがカノア保育園を立ち上げた2000年。
まだまだ保育経験の少ない私は、
日本に戻ると、
資金調達と同時に、
日本の保育園や幼稚園などに実習に伺い、
カノア保育園に取り入れたいもの、
目指しているものの再確認などをしていました。
そんなとき、
私たちの活動を応援し、
幼稚園や保育園として、
バザーや茶話会を企画し、
カノア保育園のことを話す機会を作ってくれる人たちがいました。
その中の1人と、
なんと今日、
再開しました!!
20年ぶり…
しかも、
私が今非常勤として働いている横浜市内の保育園での出会い。
驚きました!!
まさかこんなところで…
ぞわぞわっと、
鳥肌が立ちました。

私たち人生は、
めぐりめぐって、
たくさんの人たちと出会い、
支えられ、
今ここにいる。
そんな当たり前のことが、
今日また、
実感させられることとなりました。

あのとき、
あの人たちがいなかったら、
今の私はなかった。
カノア保育園は存続していなかった。

そう思うと、

“一期一会”

大切にしていきます!!
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2023年5月9日。
結婚20周年を迎えました。
彼によると、
総合してみると、
多分一緒に過ごしているのは10年ほどじゃないか?
と…(笑)
私の計算では、
もう少し一緒にいます。
15年とか???(笑)

それにしても時が過ぎるのは早い。
20代前半でブラジルに来て、
その後結婚、
出産、
子育てを日本とブラジルで行い、
娘たちは大きなけがをすることもなく、
順調に育ってくれ、
今では高校生と大学生。

まだまだ親としてできること、
パートナーとしてできること、
仕事人としてできることがあるけど、
それよりも何よりも、
こうして今ここで、
ブラジルの、
赤道直下の小さな村で、
この文章を書いていることがとてもうれしいです。

まだまだ先は長い。
道はくねくね。
上ったり下ったり…
それでも一人ではない。
いつもそばに誰かがいるというのを知っていることは、
本当に大切で、
強いと思う。

ありがとう!!
そしてまた朝日は昇る…
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久しぶりのブラジル。
ゆっくりする暇もなく、
駆けずり回る日々。
それでも、
夕方、
裏の砂丘にのぼり、
息を切らせながら、
予定の手前で座り込む。
息切れしながら見上げた空は、
青から次第に移り変わっていく。

さぁ、
また頑張ろう!
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2023年4月29日。
スーツケース2つにリュックを背負って、
3年振りに、
ブラジルに向けて出発しました。
今回は、
初めてのエチオピア航空。
機内やサービスは、
アメリカン航空と近い感じ。
機内には自由に飲食できるスペースがあるのですが、
飲み物しかなく、
とても残念…
そして、
ようやくブラジルに到着すると、
荷物の一部がエチオピアに残されたままとの放送が!?
私はというと、

スーツケース1つが足らない…

100人近い人たちが、
荷物を自宅に届けてもらうための手続きを開始。
私はサンパウロからさらにフォルタレーザまで飛行機に乗るため、
乗り継ぎをする必要があるのですが、
いつも以上にサンパウロの滞在時間が長かったことで、
慌てずに手続きを完了することができました。
サンパウロには明日(5月1日)到着するらしいですが、
我が家に到着するのは、
予定では水曜日(5月3日)。
サンパウロからさらに飛行機で3時間半。
そこから車で2時間半の距離に住む私。
本当に届くのか?
しかも私の洋服や薬用品、食料がつまったスーツケース。
無事届くことを祈るばかりです。

その後、
フォルタレーザに向けた飛行機に乗ると、
なぜか時間になっても出発しない。
それでなくてもフォルタレーザ空港への到着がAM1:40だから、
早く帰りたいのに…
実は、
搭乗口で登録した人数よりも10人ほど多く、
航空機内にいたらしい。
その確認作業に時間がかかり、
ようやく出発できたのは、
1時間遅れ。
フォルタレーザにはAM2:42に到着しました。
さて、お次はスーツケース。
1つになってしまったけど、
出てくるのを待つこと30分以上。
そしてようやく、
空港を出発することができたのでした。
この時点でAM3:30くらい。
ということで、
自宅に到着したのは何とAM5:45。
海の朝焼けがとてもキレイでした…

今回の旅。
日本の自宅を出発してから、
ブラジルの自宅に到着するまて、
何と

【49時間!】

お疲れ、
私…
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季節の節目はいくつかあり、
冬至、
春分の日など、
節目の一つです。
では、
3月6日は?
と聞かれると、
分かる人は少ないのではないでしょうか。

二十四節気によると、
3月6日は、

「啓蟄(けいちつ)」

といいます。
この日は、

「冬ごもりをしていた虫が土から出てくる」

といわれています。
春の暖かさを感じ、
冬眠から目覚める動植物たち。
さぁ、
春探しの散歩に出かけましょう!

皆さんはウェルビーイング(Well-being)という言葉を聞いたことがありますか?
ウェルビーイングとは、
世界保健機関憲章前文には
「肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあること」(日本WHO協会訳)

「子どもたちの心理的ウェルビーイングの低さを表すデータがあります。内閣府の「子供・若者の意識に関する調査(令和元年度)」では、「今の自分が好きだ」と答えた子どもは全体の45.6%。「自分は役に立たないと強く感じる」子どもが49.9%という結果(下記サイトより一部抜粋)」

「厚生労働省「令和3年(2021)人口動態統計月報年計(概数)の概況」における10代の死因は「自殺」が1位という悲しい結果(下記サイトより一部抜粋)」

基礎学力では満足度が高い日本ですが、
心理的に見ると、
やはりその低さが心配になります。

日本国内で子どもの変容を考えるとき、
重要なのは、
子ども自身ではなく、
その子どもに対する大人のかかわり方なのではないかと、
強く感じます。
ブラジルでライフスキルトレーニングを実施した際にも、
教職員の取り組み方が変わったことにより、
子ども自身の心理的変化が現れ、
大人への信頼感につながったという事例があります。

「まず校長や先生など教育者をトレーニングし、現場の先生が直接生徒に対して教えられるようにしたこと」
「プログラムを受けることによって、生徒だけでなく先生自身が自分の強みに気づき、それを生かしていく方法を学ぶことで、生徒の強みに注目するようになる」
「その結果、生徒に対する接し方も変わったということも考えられます」
(下記サイトより一部抜粋)

教職員でなくとも、
一人の大人として、
自分自身がどう生きるか、
考えるか、
人に接しているかということは、
その周りにいる子どもに大きな影響を与えているのだということを、
私たちは意識しなければいけないと強く思います。


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