光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

カテゴリ: 報告会/講演会

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2022年1月22日に「NPO法人びーのびーの」の法人研修をさせてもらった。
ブラジルでの保育園設立の話はもちろんだが、
異なる文化の中での子ども達の育ち
SDGsの視点
ブラジルから見た今の日本の子育ての現状
など、
1時間ではとてもまとめきれず、
伝えたいことが伝わっただろうかと不安でしたが、
感想をいただき見てみると、
一人ひとりが多種多様な立場から感じた視点で、
気付きやこれからに向けてのヒントになるようなことを渡せていたかなと、
少し安心しました。

日本にいる時間が長くなり、
ブラジルに行くことになった時に考えていた、

「ブラジルでの経験を日本の保育に生かしていきたい」

という思いをこうした形で実現できることは、
本当にうれしいです。
これからも依頼があれば積極的にお話させていただいたり、
交流させていただきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします!!

<ご連絡はこちらまで>
NPO法人光の子どもたちの会
代表 鈴木真由美
E-mail info@criancasdeluz.org


下記に感想の一部をご紹介
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「せめて子どもたちが身の回りの何気ないものを遊び道具にしたり、自然に触れたりすることで想像をめぐらし、心だけは豊かに育って欲しいと思うのは国が違っても共通の願いである。」

『すみませんではなくありがとうと言えるように』

「国が違い、環境も違うけれど子どもの姿は同じで、保育する側が大切にしていることがきちんとあれば保育は成り立ってのだなと知りました。」

「既に大人に、母になった人に対して、もう一度、その人たちの周りを一緒に見回したり、信頼できる人がいることを母と共に再認識していくことが大切だと感じた。」

「寄り添うとは、関わる時間の長さや要望を多く受け入れることだけではなく、その人に積極的に興味をもって信頼関係を築くことだと改めて感じた。」

「ブラジルの印象がどうにもちぐはぐで、それが格差ゆえかもしれないと感じた。」

「保育(というか、子どもに対する教育)の必要性については多くの方が感じられていたのだろうか。そんなものは必要ない、という方はいなかったのか伺ってみたかった。」
==========

2021年6月。
「エデュカーレ読者交流会」
にて基調講演をさせていただきました。
その時の出会いから、
今回、
川崎市中原区の保育子育て総合支援センターより、
施設長研修の依頼を受けることとなりました。
どんな話ができるのか?

保育の原点を思い出すような話、
生きる力を持てるようにするためには?

ブラジル、カノア保育園での経験から私自身が学んだこと、
それを少しでも日本の保育に役立ててもらえれば…

そんな思いから、
お話をさせてもらいました。

「環境を整える、環境を生かしていく、人材育成にも関わる大きな幹として捉えることができました。」
「子どもの生きる力を信じ挑戦したい気持ちを大切にして」
「子ども達が本当に求めていることは何かを読み取る力を養い、心から幸せでいられる人と人とが繋がる幸せを感じられる環境に少しでも近づけるように」
「今できる事から始めようと思いました。」
「普段とは違う角度から引き込まれる貴重なお話でした。」
「自分を信じている子どもを信じる事を心に刻みます。」

たくさんの感想をいただき、
ありがとうございました!!
今いる場所で、
どんなことができるのか?
子どもを中心に据えて、
ぜひ考え続けていきたいですね。

本年は新しいことへの挑戦をたくさんさせていただきました。
新しい出会いもたくさんありました。
来年は今年以上に、
今ある自分の力を信じ、
お役に立つことができれば幸いです。
今後ともどうぞ、
よろしくお願いいたします!!

2021年11月20日、
SDGsよこはまCITY秋「生きやすい世界へ 〜ブラジルと日本の子どもと若者と共に」
オンライン無料イベントを無事に終了することができました。

開始すぐに、
共有が上手くできないというトラブルがあり、バタバタとしてしまいましたが、
何とか持ち直し、
対談を行うことができました。

ブラジルの高校生177人から回答を得た、
調査報告を元に話していったのですが、
やはり

“自己肯定感"

について、
多くの関心が寄せられていることを実感しました。

親にも、
学校にも頼れない。
そんな子どもや若者たち。
彼らにもう一つ、
どこか、
誰か、
頼れるところがあれば。
話せる、
笑い合えるところがあれば。

つながりの大切さを改めて痛感した2時間でした。
終了後も残ってくださり、
1時間近くも質疑応答に参加してくださった皆さん、
本当にありがとうございました!

今回は無料イベントのため、
年末募金をお願いしています。

https://criancasdeluz.stores.jp/items/6185ea109dbfee227bc78010

また、
カノア保育園20周年を記念したカレンダーも販売しています。
ぜひ、
ご支援、ご協力のほど、
よろしくお願いいたします。




先日、
横浜市幼稚園協会からの依頼を受け、
「カノア保育園での生活 〜ブラジルの子ども達と生きる力から学んだこと」
と題して、
お話をさせていただきました。
2時間。
楽しく子ども達のことを考える時間にしたいと、
ハイブリット方式(オンライン+対面)で実施した研修で、
グループワークをしました。

「自分が子どものとき、
どんな遊びをしましたか?」

乳幼児期。
覚えていないという人もいましたが、
出てくる、出てくる、
楽しい話。

そして、
参加した方からこんな感想をいただきました。

「「子どもらしく」って改めて振り返る時間が持てた」
「海外の保育事情と日本の保育現場」
「どの場所でも子どもの育ちを保障するという気持ち」
「本当の豊かさとはなんだろうと考えさせられた」

なんとも嬉しいです!!
ブラジルに行くとき、
私は日本に戻り、
その経験を生かしたい。
伝えていきたいと強く願っていました。
20年を経て、
今こうして貴重な機会を頂けていることに、
感謝しています。

そして、
これからもどんどんこういった時間を作っていきたいので、
いつでもご連絡ください!!
乳幼児教育、
多文化共生、
子育て支援、
両親教室、
日本とブラジルでの子育て、
保育士として…
などなど、
皆様のご希望に沿ったテーマでお話させていただきます!!

連絡はこちらまで↓
info@criancasdeluz.org
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【光の子どもたちの会も参加!!】
「生きやすい世界へ 〜ブラジルと日本の子どもと若者と共に」
NPO法人ライフリンク、副代表 根岸親氏との対談

観光地としても名高いブラジル北東部カノア・ケブラーダ。
しかし、2021年に入り、カノア保育園の卒園生が自ら命を絶ったという連絡が。
今、私たちが生きるこの世界。
ブラジルと日本の子どもや若者はいったいどんな問題を抱えているのだろうか?
大自然の映像を堪能した後、
NPO法人ライフリンクの副代表、根岸親氏を迎え、
当団体の代表、鈴木真由美との対談を聞きながら、
皆さんも一緒に問題解決のヒントを探していきましょう。


SDGsよこはまCITY秋、
他の企画にも是非ご参加ください。
無料登録で全てきます!

【参加者 募集 】
SDGs よこはま CITY 秋〜 国際協力・多文化共生からの アプローチ〜 アプローチ〜
日時: 2021 年11 月20 日(土)10 時〜 17 時
開催 方法:オンライ開催 方法:オンライ開催 方法:オンライ(ZoomZoom Zoom等)
参加登録 (無料 ):11 月初め〜 HP にて
登録開始 ⇒ http://sdgs-yokohama-city.org
国際協力・多文化共生に関わる 20 を超える団体が一堂に会し SDGs について について 発信 します ★
主催 :よこはま国際協力・交流プラットフォーム
運営 :よこはま国際協力・交流プラットフォーム
運営 委員会 SDGs よこはま CITY プロ ジェクト
ポスター

ブラジルの高校生からアンケートを取り、
その結果を元に、
対談を行います。
自殺や不登校など、
世界中で起こっている問題は同じ。
だからこそ、
皆さんと一緒に考えていけたらと思っています。

【転送大歓迎です!】
興味のある方々にぜひ、お知らせ頂けると嬉しいです。
「生きやすい世界へ 〜ブラジルと日本の子どもと若者と共に」
NPO法人ライフリンク、副代表 根岸親氏との対談

日時:2021年11月20日14:00-16:00
参加費無料、オンライン
参加希望の方はこちらに連絡下さい。
→info@criancasdeluz.org

観光地としても名高いブラジル北東部カノア・ケブラーダ。
しかし、2021年に入り、カノア保育園の卒園生が自ら命を絶ったという連絡が。
今、私たちが生きるこの世界。
ブラジルと日本の子どもや若者はいったいどんな問題を抱えているのだろうか?
大自然の映像を堪能した後、
NPO法人ライフリンクの副代表、根岸親氏を迎え、
当団体の代表、鈴木真由美との対談を聞きながら、
皆さんも一緒に問題解決のヒントを探していきましょう。

皆様、

少しずつ涼しさを感じられるようになり、
秋の装いが目に見えるようになってきましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、
今年6月に開催された『第13回エデュカーレ全国読者交流会』アンコール上映会&交流会のお知らせです。
私、鈴木真由美は記念講演をさせていただきました。
エデュカーレ交流会(オンライン)は2日間に渡り、多くの方々にご視聴いただき、反響も多く寄せられています。
反響にお応えし、当日参加した方も、ご視聴になれなかった皆様も、この機会に是非!上映会の後、Zoomによる交流会が開かれます。
みなさんどうぞご参加ください。

エデュカーレ読者交流会 特設サイト


エデュカーレ読者交流会 総集編PV

こども環境学会のシンポジウムの中で、
「人生の根っこ」
という話(竹内延彦先生:長野県北安曇郡池田町教育長)がありました。
私はよく、
この話をカノア保育園のスタッフにします。
なので、

「おっ、この話を聞けるとは!!」

という嬉しさがありました。

「誕生の瞬間から小学校入学までの6年余りの乳幼児期は、
知能や心理面において著しく成長する」

だからこそ、
乳幼児期は

「人生の根っこ」

であり、
非認知能力(自己肯定感や創造性など点数化しにくい能力)
を早期から育むことの重要性が大きく注目されています。

※非認知能力に関しては、
ノーベル経済学者のジェームズ・ジョゼフ・ヘックマンの著書、
「幼児教育の経済学」
で指摘しているので、興味のある方はこちらをどうぞ。

この非認知能力。
それはどうやって育っていくのか?

「子どもの自主性や主体性はやりたいことの中でしか育たない」
ということからも分かるように、
子どもが自ら遊ぶ中で育つ。
だからこそ、
その環境を整えるのが、
大人の役割なのではないか?
と、
私は今、
考えています。

大人の関りは、
不足しても、
過干渉であっても、
子どもの育ちに問題が生じてしまう。
子どもにとって、どうあるべきなのか?
それを常に考えながら、
目の前の子どもを観て、
私たちは日々、関わっていく必要があるのだということを、
再認識させてもらいました。

私が参加している、
「こども環境学会」。

その基調講演を聞きながら、
「そうだよね!!」
と納得したことを、
皆さんと共有したいと思います。

木下勇先生(大妻女子大学社会情報学部教授)の講演の中でのことから…

「自然体験活動が多い子どもの方が道徳心が高い」
(国立青少年教育振興機構・国立オリンピック記念青少年総合センター、青少年の自然体験活動等に関する実態調査報告書、pp.24-25、2006)

この報告書から10年後の2016年、

「自己肯定感も高い」

という結果が示されています。

また、
「北欧で家畜と暮らす農村部における児童が免疫力が高い」
という文献があり、
フィンランドの研究(HealthDay News 2020.10.15)では、
保育園の園庭を森の土や植物のある自然豊かなかんきょうにかえたところ、
「園児の炎症レベルが低下し、
免疫機能の改善が認められた」

上記をから、
わが娘のことを想像しながら聞いていました。
一面砂地の環境で育ち、
自然に触れずにはいられない中にいた彼女たちは、
確かに、

「免疫力が高い」

といえる。
けがの治りも早いし、
そもそも、
あまり風邪もひかない…
そして、
自己肯定感もかなり高いと感じます。
これは性格にもよるかもしれませんが…

自然の中で育つ。
それが子どもに与える影響というのは、
やはり大きいのではないか?
それを再認識させられた講演でした。

6月12日、13日、
「エデュカーレ読者交流会」
が開催されました。
例年であれば、
清里にある清泉寮にて、
開催されるイベントなのですが、
今回はコロナ禍ということもあり、
オンラインでの開催となりました。

今回、
私はなんと、
基調講演を任され、
現地に行き、
ホールから講演を実施しました。
たくさんの人に話を聞いていただき、
終了後にもたくさんの温かい言葉、
また話を聞かせてほしいという話もあり、
新しい出会いを得て、
また一歩、前進することができました。

今回は著書についての話をするということだったので、
出版社がなんと、
記念に特別価格での販売をしています!!

まだご購入いただいていない方、
ぜひぜひこの機会に手に取っていただけると幸いです。

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