光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

カテゴリ: 教育

まだ言いたいことがあったので、
同じテーマでもう少し…

不登校というと、
なぜか悪いイメージはありませんか?
学校に行くべき年齢に行っていない子ども。
正しい行いのできない子ども。
(まぁ、正しいとは何なのか?ということも大切な議論ポイントですが)

今回の講演の中で印象に残った話の中の一つに、
不登校になった子ども達はほとんど、
というか全員、
その理由が分からないということ。

私自身はその事実を知っていたけれど、
確かに自分の娘が突然不登校となった時。
ちゃんと、

「いいよ。だいじょうぶだよ」
と言えるだろうか?

自分の意見が言えず、
自分に自信がない。
そんな子どもがたくさんいる現在。
自分の意見を言え、
自己主張できる、
我が娘は、
どれだけ恵まれているのだろうか。
そして、
なんと周囲に恵まれていることか。
そんな娘たちを周囲の人たちは丸ごと、
受け止めてくれているのだから。

そういった環境とそうでない環境。
何が違うのだろうか?

それはやっぱり人。
その人たちの感情、心。

フリースペースなど、
そういった場所に足を向けられる子どもは、
どれだけ救われているのだろうか。
不登校であっても、
その場所に行く、
外に出ることを許容できる、
そんな保護者でなければいけない。
それは実は、
簡単なことのようで、
難しいのかもしれない。

こうした”場”づくりをしている人達がいる。
そこを必要としている子ども達がいる。
そこに行けることを許せる大人がいる。

これからは多様な教育、
多様な生き方をしていく必要があります。
だからこそ、
今、
私たちは、
自分自身を見つめなおさなければいけないのかもしれません。

先日、
娘の小学校のPTAの活動の一環で、
講演会を聞きに行きました。

「フリースペース たまりば」で理事長をしている、
西野博之先生による、
「きっと、だいじょうぶ」
〜家庭・学校・地域に子どもの居場所をつくる〜

私自身は西野先生の話を直接聞いたのは初めてだったのですが、
私の考えと共通するものが多く、
かなり共感できる内容でした。

以前、“小1プロブレム”と言われていましたが、
今では4歳児にこれと同じような現象が起こっており、
保育や幼稚園現場では、
保育士や教員が対応に追われています。
そんな話をした矢先だったので、
今回の、

今、
子どもの暴力というのは、
教師や器物破損ではなく、
生徒間で起こっているという現実。
そして、
昨年と今年、
ダントツ1位となった、
いじめが一番多いと言われているのは小学校何年せいか?
という質問の答えがなんと、
小学2年生であるということ。
本当に驚きました。
こんなにも子ども達がストレスを抱えて生きている。
私たち大人は、
すぐにでも何らかの対応をしなければならない。
今回の講演会はPTAという、
小学生の子どもを持つ保護者が対象であったため、
そんな保護者に対して、
強いメッセージをたくさん話されていました。

そして、
ブラジルの中学生でもかなり多い、
リストカットなどの自傷行為。
それは日本でも同じ現状らしく、
大人の自殺者が減っているのに、
こどもの人数は増えていて、
小中高で年間320人に達しているということ。

親として、
教育者として、
私はいったい何ができるのだろうか?
子ども達が幸せに、楽しく過ごせる場所が、
どれくらいあるのだろうか?
そんなことを深く考えさせられる講演でした。

自宅に戻り、
講演会の内容を中学1年生の娘と話したのですが、
小学校の同級生の中に、
現在不登校になっている人もいること。
いじめに関してのポストに登校している人を学校で見かけたこと。
やはり、
私たちの身近で起こっている問題なんだと、
改めて痛感しました。

現在私はブラジルで主に活動していますが、
生きずらさを感じている子どもがたくさんいること。
それを私たち大人が受け止め、
まずは自分の周りから、
できることから、
一歩ずつ始めるべきだと思いました。

さて、
今日も娘の話に耳を傾けよう!

私たちが実施している、
「ライフスキルトレーニング」
教師へのトレーニングから、
その教師が自らの学校にて生徒に対する授業を実践する、
新たなステップへと入っています。

今日、
小さな学校での授業。
9年生(中学3年生)が対象でした。

始めは緊張しているのか、
静かにしていた彼らですが、
教師の語り掛けに応えるようになり、
途中からは自分の意見を述べ、
友達と話し合い、
それをまた周囲に伝えるという、
素敵な授業となりました。

この授業の最後。
ある生徒が言った言葉に、
授業をした教師は、
涙ぐんでしまいました。

「僕たちは、
いつも色々なことで悩み、
苦しんでいるけど、
今日、
僕たちが今、必要としていることを、
一緒に学ぶ機会を作ってくれ、
本当に感謝しています。
自分を知り、
自分を信じていくことで、
自信が持てるようになり、
生きていくことが楽に、
楽しくなっていくと思います。
そして、
友達や家族、
周りにいる人全ての人に対して、
同じような気持ちを持ってもらえるように、
自分に何ができるのか、
考えていきたいです。
先生、
いつもそばで見守ってくれていてありがとう。
先生、
僕たちが必要としていることを知っていてくれて、
ありがとう。」
20170926_095837
20170926_102858

私たちが実施している、
「ライフスキルトレーニング」
昨年度から、
教員に対するトレーナー養成を行っています。
そして今月より、
座学を終了した教員たちが、
自らの学校にて、
生徒たちに「ライフスキルトレーニング」を実施しています。
参加している学校によって温度差はありますが、
今日参観した学校は素晴らしかった!!
昨年から少しずつ、
学んだことを自身の授業の中に取り入れ、
実施してきており、
子ども達も始めは恥ずかしがっていたものの、
(10名ほどの教員が参観に来ていたので)
次第に自分の意見を伝え、
議論し、
学び合う姿が見受けられました。
何よりも、
学校の他の教員たちもその授業の様子を体験し、
自分の授業への取入れ方を考えていた姿を見て、
本当に驚いたと同時に、
教員に対するトレーニングという方法が、
間違っていなかったのだと、
確信することができ、
本当にうれしかったです。

今月から私の知らない多くの地域を訪れ、
交流しているのですが、
考えていた以上にとっても楽しく、
自分でも驚いています。
先生たちの成長を見ていると、
それが可能だと信じることができ、
今後にも期待できそうです。
さて、
明後日もまた、
別の地域に行ってきます。
どんな出会いがあるのか、
今から楽しみです。
20170829_085004
IMG-20170829-WA0015
IMG-20170829-WA0017

私が保育士となり、
カノアで友人や地域住民と共に保育園を立ち上げ、
早17年。
卒園していった子ども達は数多く、
既に20歳を超えている、
結婚して子どもがいるという卒園児もいる。

先日、
社会福祉コンフェレンス市大会があり、
そのゲストスピーカーとして参加した人が、
こんな話をしていた。
彼女は自身を、

「生涯教育者」

といい、
教室で授業するときだけではなく、
自分がいる場所、
いる瞬間全てが、

“教育者”

であること。
それを誇りに思っていると語っていた。
いくつか自身の体験談を話されていたが、
それがどれも驚くことばかり。
パーティーを開いていた会場に強盗が拳銃を持って押し入った話。
海岸で二人組に襲われそうになった話。。。
しかしどれも、
最後には

「Tia(日本語でおばさんという意味。しかし、保育者などはこうした愛称で呼ばれる)、
私たちはあなたからは何も取らない。
今日、
ここであなたと会ったことを神に感謝する」

と言われるのだ。
それは、
彼女がどんな人に立ちしても、
一人の人間として話、
接するからだという。
姿かたち、
話し方や身分。
強盗であろうがなかろうが、
大切なのは、
きちんと一人の人間として接すること。
それを忘れてはいけないと。

その話を聞きながら、
私も思い出していた。
麻薬を売っている卒園児でも、
私を見ると背筋を伸ばし、
挨拶をすることを。
暴言を吐きながら歩いている卒園児が、
私に気付くと申し訳なさそうに、
微笑みながら歩くことを。

教師であること。
(私は”教育者”という言葉の方が好きですが)
それは、
こうした子ども達が、
大人になっても、
ある瞬間に、
ふと、
背筋を正す。
自分の現状を振り返る、
そんな役目もあるのではないか。
だから、
今日も明日も明後日も、
皆に笑顔で挨拶しよう。
そして、
それぞれを

一人の人間

として見続けていけるように。

昨年から実施している、
「JICA草の根技術協力事業」による活動。
2年目となる今年、
新市長となり、
関係者が異動を繰り返す中、
アラカチ市教育局、社会福祉局は協力体制を崩さず、
新体制となった今でも、
活動を順調に進めることができています。
ただ、
参加者が変わったり、
直属の指導者が変わったりと、
昨年度の活動を補講する形で、
現在活動を続けています。

新しい参加者の教員たちも、
皆一様に積極的に参加してくれており、
時間にルーズと言われているブラジル人にもかかわらず、
15分前には参加者22名中15名が既に到着しているという、
とても嬉しい状況が続いています。

今年は各学校に足を運び、
演習を行っていきます。
実際に他の教師に自分たちで伝えたり、
生徒たちに授業をしたりと、
今までとはまた異なる体験がたくさんできそうで、
私は今からとても楽しみにしています。
IMG-20170620-WA0024
IMG-20170620-WA0021
IMG-20170620-WA0026

2017年2月28日付の東京新聞webに、
「横浜市、日本語の指導施設を整備 外国籍児童生徒を対象」
という記事が掲載された。↓
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201702/CK2017022802000178.html

=====下記一部抜粋=====
”指導施設は近隣の横浜吉田中学(中区)の生徒が主に通うと想定。同校は約四百人の生徒のうち、半数を外国人が占める。”

“英語、中国語、ポルトガル語、タガログ語などを話せる職員を配置し、子どもの母国語で学習状況を確認する。”
==========

我が家も、
娘たちを二国間で育てており、
日本に戻ると、
学校の学習や生活にスムーズに入っていけるようにと、
準備を欠かさない。
この準備は、
当たり前のように、
日常的に私たちはしているけど、
日本の学校での生活を知らない、
言葉が分からないなど、
やはりこういった施設はこれからもっと必要になってくると思う。
私の出身、
そして今も在住の横浜市のこれからを期待したい。


先日、
小学校教諭の方と話していたときのこと。
ブラジルと日本の幼保小連携についての話になりましま。
ブラジルでは4歳時から義務教育となったことで、
今まで幼稚園や保育園の無かった地域では、
公立の小学校に幼児部を作り、
それに対応しているところがほとんどです。
私が住むここ、
アラカチ市も例外ではありません。
しかし、
日本のように保育士や幼稚園教諭といった資格や免許もなければ、
乳幼児について学ぶこともない中で、
誰が幼児部の担任を担うのか?
それは、小学校教諭となるのです。
すると、
小学校1年生とほぼ同じ内容、
教え方で幼児部を教えるので、
子ども達をみていると、
楽しんで、
笑顔でいる子どもを見つけるのが大変な程です。

近年、
私達は自分達の経験を生かして、
市内の幼児部担当教諭に講座やワークショップを実施してきました。
理解のある校長先生のいる学校では、
積極的に実践に移せるものの、
それはほんの一握り。
まだまだ長き道のりと言えそうです。

学校教育も毎年法令の改定による混乱がある、
この国、
ブラジル。
乳幼児教育が理解、認識される日は、
まだまだ時間がかかりそうです。

ここブラジルには、
皆が慕ってやまない、
ブラジル人の教育学者がいます。

「パウロ・フレイリ」

名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
私の住むアラカチ市の教育局にも、
以前はパウロ・フレイリの写真が飾られていました。
そして、
多くの学校では、
彼の言葉が掲げられています。

今回、
知人の誘いで、
ある講座に参加することになりました。
それが、

「ビオセントリカ教育(Educacao Biocentrica)」

です。
パウロ・フレイリを含めた3人の思考や知識、
教育の理念や方法。
芸術や文化、環境など、
生きていく上で欠かせないもの、
それらすべてをひっくりめて、
人生をよりよくしていくという考え方。
私の考え方とかなり似ており、
「そうだよね!!」
と、
頷くところがたくさんありました。
歌(音楽)やダンスなども重要であるとし、
「ビオダンサ(Biodanca)」
もこの教育の大きな柱の一つです。
そして、
この教育方法を編み出した一人である、
「フッチ・カバウカンチ(Ruth Cavalcante)」
壮絶な人生の中から得たもの、
学んだこと。
信じてきたもの。
その声を聴いたとき、
体中がぞわっとしました。
14333756_1251381684906054_7390388251418323087_n

自然の中で生き、
その環境の中で育つ子ども達と関わる中で、
この子ども達に必要なもの、
大切なものは何だろうか?
それをみんなと考えながら現在に至っています。
その答えの一つになるものではないか。
そんな期待をしています。
2週間後。
また講座へ参加します。
皆様報告をお楽しみに…
14238198_1251381381572751_6008318390542445760_n

ブラジルと日本の学校に通っている娘たち。
今は、
ブラジルにいるので、
こちらの学校に通っています。
(当たり前ですが(笑))

娘たちはスクールバスに乗り、
30分程かけて学校に通っています。
先週から今週の火曜日まで、
学期末テストがありました。
留年制度のあるブラジルでは、
この学期末テストで赤点を取ると補講があり、
その後に再テストを受けることになります。
年度末のテストでは、
その再テストで再度赤点をとると、
留年が決定するのです。
そのため、
学期末の成績を親が学校に取りに行くのですが、
その日は子どもたちにとってはドキドキが止まらない日でもあります。

さて、
木曜日に学校に成績表を受け取りに行ってきました。
娘たちは見事、
二人ともよい成績を収め、
無事に長期休暇となりました。
が、
長女は現在6年生。
ブラジルでは5・4・3年制のため、
6年生からは教科担任となり、
日本の中学校と同じ授業形態となりました。
試験も今までとは異なり、
難しくなっているようです。
ということで、
テストの点数は今までで最低となってしまいました(涙)
それでも、
生活態度、テストの点数など総合評価では学年で10位以内に入ったらしく、
学校の入り口には写真が飾られていました。
おめでとう!!

長期休暇に入り、
必ず家のお手伝いをすることを約束としているため、
家や庭の掃除をしている娘たち。
3日目となる今日は、

「掃除にあきたから、今度は料理の手伝いがいいなぁ〜」

と言い出した二女。
7月末まで続く長期休暇。
果たして最後まで約束を守れるのか!?

このページのトップヘ