光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

カテゴリ: 自然

いつも日本からブラジルに帰ってくると、
長女はうまく対応できるのか、
時差ボケも、
夏バテにも一切かからず、
日本でも、
ブラジルでも生活になじむことができます。
しかし次女と私は、
日本からブラジルに行くと夏バテに。
次女は小学校上がるまでは時差ボケもひどく、
1週間かかって直していたほどでした。
そして今回はブラジルから日本へ。
私自身は日本に戻ってきたときに体の不調を感じることはほとんどなかったのですが、
今年はなぜか、
疲れがたまるのか、
変な時間に寝てしまい、
変な時間に起きてしまい…
と、
体を元に戻すのに時間がかかってしまいました。
次女もまた、
4、5日経ってから、
突然疲労があふれ出したのか、
体調を崩しました。

そんな中、
「寒暖差疲労」
という言葉を初めて聞きました。
寒暖差疲労とは、
「冷え症、首こり・肩こり、頭痛、めまい、全身倦怠感、胃腸障害、イライラ、不安、風邪、アレルギーなどの様々な症状 が出現してしまいます。
体内のエネルギー消費が必要以上に進むことによる寒暖差疲労の中でも、
特に冷え症になってしまうことが問題となります。」
とのこと。
私もこれに当てはまるのでは!?
と、
感じたほどです。

まだまだ寒暖差のある日が続くようですので、
皆様も体にはぜひ、
お気を付けくださいませ。
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先日、
森でとってきたアロエの皮を使って、
石鹸づくりをしました。

森を探検し、
その森にはたくさんの木の実や果物、
薬草があることを知り、
自分たちの祖父母くらいの年代の人達は、
それらを生活の一部にしていたこと。
そんなことを自ら体験しながら学んでいった子ども達。

そして今回、
アロエ石鹸を作ることになりました。
保護者でもあり、
私たちの協力者、
薬草などに詳しいクレウ氏に来てもらい、
子ども達と一緒に石鹸づくり。
アロエというのは、
傷口を消毒する役割があり、
炎症を抑えること、
毛穴の汚れを落としてくれることなど、
教えてもらいました。

煮詰めたアロエの皮と、
今回は子ども達が家でも簡単に作れるようにと、
ココナッツ石鹸をおろしたものを混ぜて、
作りました。
煮詰めたアロエの皮の液は、
体の消毒にとても良いとのこと。
特に、
温かい湯船に混ぜてつかるだけで、
普段はなかなか清潔に保つのが難しい場所にも効き目があるとのこと。
これは石鹸だけでなく、
余ったアロエの皮の液も持って帰ろうと、
参加していた保護者の人達はペットボトルを持ち寄り、
持って帰っていました。

子ども達は石鹸を一人1つずつお持ち帰り。
私ももらいました。

森を探検するだけでなく、
今の生活の中でも役立てるようにしていきたい。
そんな願いをかなえるため、
次回を楽しみにしている私たちなのでした。

※この活動は、LUSHジャパンの支援を受けて行っている、「地域の森に生息する植物を生かした、子どもの健康改善プロジェクト」です。
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毎回森の探検に行くとき、
保育園の先生たちも一緒に行きます。
今回は、
今月(9月)から研修生として働いている、
“ニリアーニ先生”
と一緒に行きました。

毎回少しずつ、
森の奥深くまで進んでいる私たち。
子ども達も、
少しずつ道に慣れてきているようで、

「この道、こっちに行くんだよね?」

「こっちに行くと、とげとげのがある方だ!!」

と、
今までは先生についていくのに精一杯でしたが、
周りに目を配りながら、
楽しそうに歩いてゆきます。

森を歩いていくと、
突然開けた広場が現れます。
そこに到着した途端、

「子どもの頃はいつもここに来てたんだよ!!」

と、
ニリアーニ先生。
この広場は、
親が森で薪を拾っている間に遊ぶ場所としては最高の場所。
基地を作ったり、
木に自分の名前を付けたりと、
毎日のように遊んでいたそうです。

「懐かしいなぁ〜。
こういう場所、
子ども達にも教えてあげないとね。」

森の中の広場。
風が吹き抜けると、
ざわざわっと、
いつもとは違う音がするようでした。
さぁ、次回はどこまで行こうか!

※この活動は、LUSHジャパンの支援を受けて行っている、「地域の森に生息する植物を生かした、子どもの健康改善プロジェクト」です。
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先週に引き続き、
今週もまた、
エステーヴァン村の森へ探検に出かけました。
今回は前回よりももっと森の奥深くに行きました。
先頭を歩くのは、
学童教室の担任をしている“ジレーニ先生”です。
前回は私自身も、
どこを歩いているのか把握できていたのですが、
今回は、
今自分がどこにいるのか全く分からず、
一人取り残されたら完全に森の中で迷ってしまう…
そんな状況でした。

森の中を歩きながら、
前回のおさらいをしていくジレーニ先生。
子ども達は元気よく、

「この木はけがをしたときに消毒するやつだ!!」

「これはお腹が痛い時に飲む薬!!」

など、
きちんと覚えていること!!

新しい木とも出会い、
迷わないためにと、
村人たちがつけている目印も発見。
そして、
小さな鳥の巣や、
シロアリの巣も見つけました。

「森はみんなのための大事な場所なんだね」

ある男の子は鳥の巣を見ながらぽつんと一言。

森にある植物を知る、学ぶだけではなく、
自然と共に生きているという実感を子ども達に感じてほしい。
そう強く思った私なのでした。

※この活動は、LUSHジャパンの支援を受けて行っている、「地域の森に生息する植物を生かした、子どもの健康改善プロジェクト」です。
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私たちが活動するこの村、
エステーヴァン村は、
1980年代まで物々交換で生活していたような、
自然と共に生きる生活をしていた人々が住んでいます。
栄養のある食材は、
海や森で自らとってくる。
お風呂や洗濯は、
海にある粘土質の土を使ってする。
けがをすれば、
森の植物を使って治療する。
病気になれば、
森の植物の力を借りる。
物質的には豊かとはいえない生活をしているように見えて、
本当は、
羨ましいほどの豊かな自然と共存している彼ら。
しかし今、
その生活を知る人がほとんどいなくなってきています。
この大切な自然を守っていきたい。
日々の暮らしの中で役立てていきたい。
そう願っている私たちは、
学童教室の子ども達やその家族を中心に、
森の散策や、
お年寄りの話を聞きながら、
村をこれから支えていく子ども達と、
まとめていく予定です。

まずは、
森の探検に出かけました。
さぁ、
次は何をしようか?
これからが楽しみです。

※この活動は、LUSHジャパンの支援を受けて行っている、「地域の森に生育する植物を生かした、子どもの健康改善プロジェクト」です。
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「自然の摂理とは、
自然界のいろいろな生き物たちが織り成す生態系の法則である。
弱肉強食というが、
強者でもお腹が空いた時だけ、
自分の空腹を満たすだけの食料としての弱者を取るだけであり、
それ以上の殺戮はしない。
植物では、
お互いに助け合いながら生命を維持している。」

とある。
これは本能ともいうべきものかもしれない。

私たち人間は、
生きていくために必要なことだけではなく、
その技術や能力が高まれば高まるほど、
自分本位となってしまいがちである。

自然に倣い、
私たちも今、

“本当に必要なものとは何か?”

を学んでいく必要があるのではないか。
そんなことを強く感じた、
今日この頃です。

ブラジルでは、
七夕祭りはありません。
節句の一つである七夕。
日本では笹に願いを書いた短冊をさげ・・・
と、
お祝いするのですが、
私たちは、
このきれいな星空の下、

“天の川を見よう!!”

と、
昨日から張り切っていました。
ただ、
ここ数日、
夜になると雨が降る傾向にあり、
もしかしたら七夕の日も…
と思っていたら案の定。
日中は雲一つない天気だったのに、
夕方から雲がもくもくと現れ、
5時半ごろに満月に近い月が空にあるのをみて、

「きれいだねぇ〜」

と言っていたのもつかの間、
次第に空一面が雲に覆われ、
月も見えなくなり…

もちろん、
星一つ見つけることもできず…

子どものころから、
七夕の日の夜、
天の川が見れた!!
という記憶がない…
もしかして忘れているのかもしれないけど、
でも、
やっぱり七夕の日の夜は

“雨”

のイメージ。

日本の皆さん、
天の川を見れましたか???

http://news.livedoor.com/article/detail/12520396/

この記事を見たとき、
というか、
こういう記事があると聞いて、
初めて見たとき、
本当に驚きました!!

私は15年以上ブラジルで暮らしていますが、
しかも、
ブラジルの中でも地の果てと言われる場所で暮らしていますが、
虫の鳴き声、
皆も聞こえている気がします。
でも、
それは、
ど田舎に住んでいるから???
それとも、
私にはうるさいほどでも、
実は、
みんなそんなにうるさく感じていない…とか?

考え始めたら、
色々なことが気になり始めてしまいました。

虫の声を“騒音”と感じない、
私たち、日本人。
なんだかとっても、
素敵だと、
感じてしまいました。

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今日、
数ヶ月ぶり?(8月以来かな)に、
雨が降りました。
朝方、
突然の大雨。
恵みの雨だと、
村の人たちは今日一日、
その話ばかりしていました。

この村では、
大切な人が旅立つとき、
雨が降ると言われています。
そして、
幸せが訪れるときにも、
雨が降るそうです。
雨が降るというのは、
悲しみや喜び、
それらを教えてくれるのだと、
私に話してくれました。

カノアでは雨が降ることは珍しく、
雨季であっても、
真夜中から朝方にかけて降り、
日中は晴れていることがほとんどです。
そのため、
朝起きてもまだ雨が降っていると、
子ども達は学校を休み、
大人もいつもよりもゆっくりと過ごし、
仕事にも遅刻していったりします。(笑)
だからこそ、
雨というのは彼らにとっては何かの証である、
そう感じるのかもしれません。

この日に雨が降ったこと。
私にとっては本当に驚きであり、
また、
納得できるものでもありました。
久しぶりの雨。
植物も喜んでいたようです。

2014年、
ブラジルの大都市では、
水問題が深刻化し、
水量制限が実施されるほどだった。

ブラジルにはアマゾンの大森林があり、
国の水源の81%がそこに集中しており、
アマゾン川のみの排水量の内たった1%が、
サンパウロ市全ての水使用量の1000倍あると言われている。

ブラジルは資源のとても豊富な国で、
水や森林だけでなく、
石油もあり、
それだけに、
国民はずっと、
これらの資源に限りがあるとは考えてこなかったのではないか…
とさえ、感じられることがしばしある。

この水不足は、
サンパウロを中心とする南東部地域、
干ばつが続く北東部内陸地域が一番深刻であると言われている。

私が住むカノア・ケブラーダ地区も北東部に位置するが、
沿岸地域であること、
豊富な水脈があることで、
水不足とは縁がないと思われてきた。
しかし、
今年に入り、
水不足がかなり深刻となってきたのだ。

現在ではブラジルの国全体の90%の家庭に水道が整備され、
蛇口をひねれば水が出る状況になったと言われているが、
逆にそれが水問題を深刻化しているのである。

カノア・ケブラーダ地区に配給されている水のすべては、
環境保護地域として指定されている、
エステーヴァン村の水脈から水をくみ上げ、
分配しているものなのだが、
このくみ上げ装置に問題があり、
先月からほぼ毎日、
水が配給されない時間がある、
もしくは、
何日も断水となっている。
この装置は老朽化しており、
それを新しくする必要があるのはもちろんだが、
配管の接続部分や水圧の管理、
電力管理など、
基本的な制限装置が現実的ではないことも、
装置が機能しない大きな要因となっている。
この装置が止まると、
くみ上げられた水が行き場を失い、
噴水のようにあふれ出し、
海に向かって流れだす。
その量は、
水不足だと問題にしているのがまるで嘘のような量なのだ。
そして、
水は海に流れていき、
各家庭に分配されず、
断水となってしまうのである。

近年、
カノア・ケブラーダは一大観光地として名高くなり、
多くの観光客が訪れる町となった。
今はちょうどハイシーズン。
それにも関わらず、
断水が3日以上(場所によっては2週間以上)続いたことで、
住民と商店主がデモ行進を行い、
昨日(8月18日)、
セアラ州水道局とアラカチ市整備局及び観光局の代表との会議が、
カノア・ケブラーダ地区にて開催された。

水というのは生きるために必要なもの。
だからこそ、
ブラジルを見ても、
沿岸及び河川付近に町が作られ、
発展していった。

水はまだそこにある。
でも、
それは永遠にあると言えるのだろうか?
そうではないだろう。
人口が増え続け、
供給が間に合わなくなるのは目に見えている。
だからこそ、
今、
私たちに何ができるのか?
それを考えなければならない。
なぜならば、
このエステーヴァン村は、
「子孫に村を残したい」
という気持ちのもと、
観光地化に反対し、
環境保護地域となり、
今でも住民達が守っている場所なのだから。

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