光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

カテゴリ: プロジェクト

11月に入り、
ブラジルはクリスマスモードになってきました。
そして、
それは私たちにとって、
学年末を意味します。
そのため、
12月16日、
その日のクリスマス会は、
2016年度の終了式となるのです。
そこで、
皆さんへお願いです。

「子ども達が幸せなクリスマスを過ごせますように」

と願い、
クリスマスのキャンペーンを実施することにしました。
ご支援いただいたものは、
終了式の日に渡す子どもたちのプレゼント、食事に使わせていただきます。

ブラジルにお住まいの方はこちらから↓
FACA SUA DOACAO!
Banco do Brasil
Agencia 0121-X
Conta Corrente 26357-5
Associacao Criancas de LUZ
*DOE A PARTIR DE R$ 10.00

日本にお住まいの方はこちらから↓
http://criancasdeluz.org/contribution/index.html

この他、
おもちゃの寄付も受け付けています(ブラジル国内のみ)

また、
ソプラノリコーダーも募集しています(日本事務局へ)

皆様の温かいお気持ち、
ご支援の程、
よろしくお願いいたします。
Doacao para Natal2016

先日もお伝えしましたが、
「地域子育て支援ネットワーク」
がセアラ州内でのパイオニア活動として受賞され、
2016年8月9日に授賞式参加してきました。
このことが、
JICA横浜のHPに掲載されましたので、
ご報告いたします。

お時間のある時にぜひ、
ご覧ください!!

http://www.jica.go.jp/yokohama/topics/2016/ku57pq00000fpw9g.html

2013年よりJICA草の根技術協力事業として実施してきた、
「地域子育て支援ネットワーク」が、
「CERTIFICACAO DE PRATICAS INOVADORAS NOS MUNICIPIOS CEARENSES – 2016」
を受賞!!
この賞は、
幼児、青年、女性、高齢者、障害者に関し、
革新的な活動を実施し、
公共政策の強化に貢献した事業及びその事業が実施されている市へ贈られる賞で、
NGO である、
”APDMCE(セアラ州内の市の発展のための協会)”
によって与えられます。
この協会は、
市民の啓蒙のための本の配布や、
高齢者福祉分野で働く人材の教育等、
様々な社会的事業を実施しています。
NGOではありますが、
セアラ州内の市長の配偶者が歴代の会長を務め、
州や市と協力しながらセアラ州184市中100市(2014年時点)と広範に活動しています。

授賞式にはネットワークのメンバーと参加しました。
それぞれが今までのこと、
そしてこれからのことに思いを馳せ、
共にトロフィーを受け取りました。

2016年度からは、
カノア・ケブラーダ地区だけではなく、
市内の6地域にもこのネットワークを創設する予定です。
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JICA草の根技術協力事業として、
「ライフスキルトレーニング」の
トレーナー養成を実施しているのですが、
本日、
2016年8月8日、
第1回目が無事に開催されました。

ブラジルでは、
参加者リストを作成し、
その数が50名だとすると、
実際に参加するのはその半分程度と言われています。
今回、
20名の参加者+@
の名前がリストにあったのですが、
2名を除き、
全ての人が参加してくれました。
腰を痛めて参加できず、
本当に残念だというコメントをくれた人。
こうしてみると、
ほぼ100%の参加率だったと言えます。
本当によかったです。
安心しました。

第1回目は「自分を知る」ことがテーマです。
ライフスキルとは何か?
ということを学ぶ中で、
まず一番初めにするべきことは、
「自分を知ること」

学校の教師である参加者たちは、
積極的に参加し、
意見を述べ、
議論し、
賛同し…
本当にすべての工程において気持ちよく、
スムーズに進めることができました。
いつもなら、
「もうお昼だから…」
と、
退席者がいてもおかしくない状況なのに、
最後まで、
名残惜しむかのように、
それぞれが抱き合って、
帰路につきました。

これまで準備し、
やっと始まった第1回目。
これが本当のスタートと言えます。
さて、
これからが本番。
気を引き締めて、
頑張ります!!!
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JICA草の根技術協力事業として、
2013年度から実施されていた活動の一つ、
「地域子育て支援ネットワーク(Rede Comunitaria da Primeira Infancia - Canoa Quebrada)」

この度、
Associacao para o Desenvolvimento dos Municipios do Ceara - APDMCEより、
「CERTIFICACAO DE PRATICAS INOVADORAS NOS MUNICIPIOS CEARENSES – 2016」
(2016年度セアラ州内の市におけるパイオニア活動の認定)
として表彰されることになりました。
↓(ポルトガル語です)
http://apdmce.com.br/index.php/component/k2/item/121-atencao-municipios-confira-a-relacao-das-praticas-certificadas-por-meio-da-certificacao-de-praticas-inovadoras-nos-municipios-cearenses-selecao-001-2016

私たちが協力団体である、
UNICEFやUNIFORなどと取り組み、
市内に実現したこのネットワークは、
他の市や州でも設置されるなど、
多くの関心を集めてきました。
そして今回、
私たちの活動が認められ、
こうして表彰されることとなったことは、
本当にうれしいことです。

2016年5月より、
同じくJICA草の根技術協力事業として実施している活動の一つは、
このネットワークをアラカチ市内6地域に設置していくことを目標としています。
今回の表彰を励みに、
これからも活動の実施に尽くしていきたいと思っています。

皆様、
引き続き応援のほど、
よろしくお願いいたします!!

私たちは、
「幼児教育」
というものが確立されていないブラジルにおいて、
少しでも、
教育現場に、
「学校教育ではない、幼児教育の在り方」
を見せていきたいと、
今までにも養成講座や、
私たちの保育園への研修生受け入れ、
勉強会などを実施してきました。

2016年より義務化された4歳以上の義務教育。
しかし、
なかなかそれに対応しきれていないというのが、
ブラジルの現状です。
それでも、
アラカチ市では、
教員養成講座を実施し、
「幼児教育」
というものを根付かせていこうと、
私たちと一緒に努力しています。

参加している教員のほとんどは、
今まで小学校低学年を教えてきた先生たち。
そのため、
4、5歳児クラスでも、
1年生と変わらない授業体制をとっている人、学校がまだまだあります。
それでも、
少しずつではありますが、
教員養成講座を通じて、
一日の流れや教え方、
その教材に至るまで、
工夫している人たちもいます。
こうした人たちが少しでも増えていくことを願って、
私たちはこれからも、
こうした教員養成講座を実施していきたいと思っています。
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※これら事業はLUSH-Japanの助成を受けて実施しています。

5月27日(金)。
26日が祝日だったこともあり、
私の住むアラカチ市は27日を連休として休日にしました。
というのも、
ブラジルでは火、もしくは木曜日が祝日の場合、
その前後である、
月、金曜日を連休とするために休日としてしまうことがよくあるのです。
休日とならなくても、
例えば学校など、
教師や生徒が来ない…なんてことも正直よくあります(笑)

さて、
17日にアラカチ市政府関係者とのキックオフミーティングがあったのですが、
今回は、
関係機関の代表(アラカチ市政府、ユニセフ、フォルタレーザ大学、JICA)が集まり、
今後の事業についての話し合いが行われました。
残念ながら市長の参加はありませんでしたが、
それでも、
今後の課題や、
進め方など、
細かい点をきちんと共有し、
確認できたことはとてもよかったと思っています。
来月も会議漬けの日々が続きますが、
8月からの本格始動を前に、
準備をしていきたいと思っています。
報告、お楽しみに!!
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※アラカチ市政府のHPで紹介されました↓
http://www.aracati.ce.gov.br/encontro-celebra-parceria-jicaunicefprefeitura-de-aracati/

5月4日にブラジルに到着し、
翌日から関係各所への連絡。
そこから毎日のようにアラカチ市内での会議…
と、
夏バテ気味の体に鞭を打ち、
暑い中を駆けずり回っている今日この頃ですが、
本日、
5月17日(火)に、
アラカチ市内において、
キックオフミーティングを開催できました。
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今回はアラカチ市政府がカウンターパートとなっているのですが、
中でも重要なのが、
社会福祉局と教育局。
この2つの機関の実行部隊が事業に賛同し、
協力を申し出てくれれば、
10歩は進めたといっても過言ではありません。

ブラジルでは大統領の弾劾裁判が実施され、
可決されたことによる大幅な閣僚改革。
そして、
アラカチ市内では、
私たちにとって重要機関である、
社会福祉局の局長による汚職が判明し、
(局長は市長夫人でもある)
局内の大幅改革(もちろん局長は交代)が実施され、
一筋縄ではいかない状況です。
ただ、
社会福祉局副局長は引き続き全体の指揮を執っており、
前回の事業にも参加していることから、
何とか無事に今日を迎えることができました。
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この後、
両局内部に対する会議、
外部協力機関との会議など、
引き続き重要な会議が続きますが、
適度に体を休め、
一歩一歩と進んでいきたいと思っています。

応援、
よろしくお願いいたします!!

※アラカチ市政府のHPに掲載されました↓
http://www.aracati.ce.gov.br/municipio-solidifica-ainda-mais-sua-parceria-com-a-agencia-japonesa-jica/

平成25年3月〜平成27年8月までの2年半、
私たちの団体では初めて、
「JICA草の根技術協力事業」を実施しました。
8月末に無事終了し、
本日、
9月30日にJICA横浜にて完了報告を実施。
11201627_1011323745545373_2233829163827699120_n私たちが今までどのような活動をブラジルで行ってきたのか、
どうして今回の事業を提案したのか、
どんなことを実施し、
どんな成果が出、
どんな課題が見えてきたのか。
長いようで短い2年半。
その中で学んだことは、
事業の実施だけではなく、
その管理や評価など、
幅広いものでした。
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カノアの地に保育園を設立して早15年。
現地の皆さんと二人三脚で歩んできた日々。
上手くいく事ばかりではなかったけど、
いつでも、
どんなときでも、
皆と考え、
意見を出し合い、
困難を乗り越えてきました。
そして、
今回のこの事業実施は、
私たちが今まで実施してきたことを、
伝えていく。
その新しい段階に入った「証」でもありました。
多くの人に支えられ、
協力していただき、
今回この日を迎えることができたこと、
本当に嬉しく思っております。
ありがとうございました。

でも、
これで終わりではありません。
出てきた課題に対して、
どのようにアプローチしていくか。
今まで以上に広い地域で活動して行く事を見据え、
今後とも活動に精進していきたいと思っています。

これからも応援の程、
よろしくお願い致します!!!!!

今日、
JICA草の根技術協力事業で実施している、
ライフスキルトレーニングを、
アラカチ市の青少年達に実施しました。
毎回思うのですが、
私達が一方的に話しても伝わらないものが、
自分達の言葉で、
悩み、話し合い、相談していると、
自然と私達が伝えたいことが伝わっていく。
確かに、
その導入部分はかなり重要なのですが、
それでも、
彼らのその力にいつも感心してしまいます。

今日のテーマは
「病気の予防、そして、エイズなどの病気に対するどう関わるか?」

主に性教育を実施している看護師の方に講師として来ていただき、
話してもらいました。
その後、
ワークショップの中で、
グループでのディスカッションをします。

「あなたは誰に相談しますか?」

という質問に対して、

”おばさん”、”おばあちゃん”、”学校の先生”、”友達”、”兄弟”など、

それぞれが一番信頼できる相手をあげてくれました。
見事に一人も、
両親、
すなわち、
“父親”、”母親”
といった人がいませんでした。

「親は信頼できる相手ではない。」

はっきりという彼らにショックを受けると同時に、
なぜそのような関係になってしまっているのか?
その疑問がわいてきます。

そして彼らからの要望として挙げられたものは、

「保護者に対するワークショップの実施」

でした。
ライフスキルトレーニングは青少年を対象に考えたものですが、
それを実施し、指導する、
学校の教師に対しても実施していくべきだという話は出ていました。
が、
まさか保護者にも行ってほしいという要望が出るとは。
DSCF7636彼ら曰く、
どんなに彼らの知識が増え、
人生の計画を立ててそれを実現するために歩みたいと思っても、
保護者がそれを理解し、
応援してくれなければ成り立たない。
そう断言するのです。

今までも家族への情報提供など、
家族とのつながりを強化することは重要であると考えていましたが、
親子間の信頼関係の希薄さは、
かなり深刻な問題といえるでしょう。
今後、
私達にどのようなことができるのか。
ゆっくりと考えていきたいです。

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