光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

カテゴリ: 地域

我が家は、
近頃では珍しいほど、
ご近所とのつながりが強い地域にあります。
この休校期間中も、
大学生から保育園児まで、
様々な年齢の子ども達が一緒に遊んでいます。

そして、
我が家の娘たちは、
無事に
小学校、中学校を卒業することができました。
そんな娘たちを常に見守ってくれていた、
お向かいの方々。
本日、
卒業祝いにと、
ケーキを頂きました!
ありがとうございます!

2つの国を行き来しながらの生活。
私達だけでは、
難しいこともたくさん会ったらと思います。
一緒に育ててくれた皆さん、
本当にありがとうございました!
これからも、
よろしくお願いいたします!20200322_190915

昨日、
私が住むアラカチ市の政府から、
市民宛にこんなメッセージが届いた。

「私たちは、
安全面の不安から中止を決定した他市を理解するが、
私達のカーニバルを続行することに決めた!」

私は日本にいて、
「新型コロナウィルス」
に一喜一憂しているため、
それがこんなところまで影響しているのか?
とふと思ってしまったのだが、
事実は違った。

実は今、
セアラ州内の軍警察が、
ストライキを行っており、
カーニバルのイベントの際に、
軍警察の応援を望めないというのだ。
そのため、
安全の確保ができないと、
セアラ州内の市政府が、
カーニバルのイベント開催の有無の決断を迫られているらしい。

しかしアラカチ市は、
市民警察、
警備員の増員などを実施し、
カーニバルの続行を決めたという。

私自身、
ブラジルにいてもカーニバルをあまり楽しんだっ記憶がない。
地元のカーニバルや、
昔、
レシーフェのカーニバルを観に行ったことはあるが、
昨今、
この時期に日本に滞在しているということもあり、
カーニバルのイベントに足を運んだことがないのだ。
もし、
今、

「現地にいたら、
アラカチ市のカーニバルに行くか?」

と聞かれたら、
速攻で、

「行かない」

と答えるだろう。

それでもカーニバルは、
ブラジル人にとって大切なイベントの一つ。
無事にイベントが終わることを、
遠く日本から祈るのみである。
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私は日本とブラジルと行ったり来たりしていますが、
どちらにいても、
そばにいる人たち、
家族、
近所の知人、友人、
娘の学校関係者など、
本当に恵まれていると思います。
そして、
日本では、
まるで昭和のように、
みんなで子どもを育てている感覚のあるこの地域。
学校から帰ってきた娘は、
ランドセルを放り出し、
「いってきます!!」
と、
飛び出していきます。
そして、
近所の子ども達と暗くなるまで遊びます。
その様子を、
誰ともなく見ていて、
「この間こんなことしてたよぉ〜!!」
と、
近所の人から聞くこともしばしば。
皆さんに見守られながら、
すくすく成長している娘たちです。

そんな中、
初めて近所のママ友と飲み会をしました。
そのときに心に残った一言。

「私はここの子どもみんなのお母さんだと思ってるから」

本当にうれしく、
涙が出そうでした。
心から感謝です。
長女は中学生になり、
次女は小学5年生。
こうして遊ぶことも残り僅かかもしれませんが、
未だ異年齢で遊んでいるこの環境を、
ぜひ思い切り楽しんでもらいたいですね。

先日、
「日本の観光業界におけるSDGsの取り組みや展望なついて」
という勉強会に参加してきました。
私自身は、
ブラジルで住み、活動している場所が観光地ということもあり、
何かヒントになるかもしれないと、
興味津々でした。

国内外の旅行が身近なものとなり、

「車や家を購入するならば、
旅行に行きたい!」

というニュー・ジェネレーションの人達が後押ししているとの話もあります。

ただ、
私の活動地のように、
観光地が近隣にあることにより、
麻薬や売春、
安全性に欠ける環境となってしまう例は、
数多くあるのではないかと感じています。

そんな中、
観光というだけでなく、
SDGsを考慮しながら地域作りを考えることで、
地域住民や、
様々な年代、
仕事、
多くの人達が住みよい場所と成り得るのではないか。
そんな可能性を感じさせてくれました。

観光だけでなく、
様々な分野においても、
SDGsを考慮に入れていくことを期待します。
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先日、
東京大学名誉教授の汐見先生と対談したときのこと。
私達が今、
力をいれている、
地域力の向上。
地域としての子育て。
について話していると、
里親に関する話の中で、
以前、
里親になるための相談員を務めていたとき、
必ずブラジル人がやってくると話していました。

確かに、
今でこそ核家族化が進んでいるブラジルですが、
それでも家族の絆は異常な程に強く、
家族でなくとも、
自分の周りで困っていれば、
その子どもを預り、
育てるということに抵抗があまりありません。
義母は人並み以上の愛情を持っている人ということもありますが、
実子は2人、
養子が1人、
幼い子どもを預り、
育てた子どもは総勢10人ほど。
未だに義母を
「お母さん」
と呼ぶ人に出会います。

経済的な面や、
制度など、
単純に日本とブラジルを比較はできませんが、
それでもやはり、
ブラジル人のおおらかさ、
温かい包容力には、
頭が下がりません。

地域として子育てを。

ブラジルの実践と日本。
どんなことができるか、
今から楽しみです。

現在私たちがブラジルのアラカチ市で実施している活動は、
主軸の保育園事業とは別に、
主に2つ。
  1. ライフスキル授業の確立
    地域子育て支援ネットワーク


これらの事業は、
私たち小さなNGOが他国で実施している事業としては珍しく、
他地域へのモデル事業としての力を持っており、
5年が経過した今、
UNICEFを通じてブラジル全土に広まり、
それが今では、
アフリカなど、
第3国支援の一つのあり方として、
私たちの活動が生かされるかもしれない。
そんな可能性が見えてきました。
この2つの活動は全く別々のものに見えるかもしれない。
でも、
軸は一つ。

「地域力向上」

子どもやお年寄り。
全ての人が安心して幸せに過ごせる環境。
それはすべての人にとっても素晴らしい環境となるはず。
安全に。
安心して。
教育や医療。
子育てや介護。

その中心となるべきは学校ではないか?

学校に今以上の仕事を求めるのは酷ではないか?

そんな意見もあるでしょう。
でも、
ブラジル、アラカチ市で実施した活動の中から見えてくるもの。
それは、
学校の持てる力。
地域の中心となる得る場所。

さて。
ここからどのようなことができるのでしょうか?

たくさん頭の中にあることを整理して、
さぁ、
新たな一歩を!!

2017年8月2〜4日の3日間、
慶応義塾大学医学部国際医学研究会の活動が、
Pedregal地域の学校で行われました。
サンパウロの眼科医、歯科医と研修生、
そして、
アラカチ市の大学、
FVJ(ヴァリ・ド・ジャグアリビ大学)の看護学部の学生、
アラカチ市保健局から看護師、医師、歯科医他、
皆さんの協力を得て実施されたこの活動。
毎年恒例となっているものの、
受け入れ体制が異なっていることもあり、
初日はいつもドキドキしてしまいます。

新学期始まってすぐの活動だったのですが、
学校関係者の素晴らしい対応と協力のおかげで、
予定されていた活動をすべて実施するができました。

全校生徒を対象にした今回の活動。
とにかく、
できる限りスムーズにすべての工程を行うために、
試行錯誤を重ね、
1日目の午後にはそれぞれの担当が自分のやりやすい方法をきちんと導き出せていたような気がします。

3日目。
初日にどうしても検査をしないと拒否を続けていた生徒に、
教師と一緒に話しかけていました。
彼は14歳。
出産時に水頭症を患っており、
知能障害、
視力の低下が認められていました。
右目は既に失明。
左目は視力が残り40%という状態。
せっかく眼科医もいるので、
ぜひ検査してほしいところ、
なかなか部屋に入ってくれません。
何とか教師が付き添いながら検査を開始。
最後の眼科医との診察の中で、

「先日母と眼鏡屋さんにいるお医者さんに行きました。
そこでお医者さんは、
“右目は失明、
左目もこのままでは失明する。
右目は眼球を取り出す手術をする必要があり、
スポーツなどの活動も控えた方がいい。”
と言いました。
母は泣いてしまいました。
だから僕は検査をしたくなかった。
これ以上傷つきたくなかった。」

と話しました。
それを聞いた私の友人でもある眼科医は、

「右目は失明し、
左目の視力は約40%。
それは間違っていないけど、
今の状態であれば、
左目の視力が失明まで至る危険はないだろう。
眼球の手術も、
痛みなどを伴っていないのであれば、
する必要はない。
スポーツや遊び、
自分の好きなことはどんどんやっていいよ。
だって、
今だって走ったり、
遊んだりできているんだろう?
もし必要なら、
明日お母さんを連れておいで。
直接話をしてあげるから。
必要な時はいつでも連絡して。
来年もまた、
ここに戻ってくるから。」

と語りかけました。
それを聞いた生徒は今まで見たこともないような笑顔を見せ、
本当にうれしそうに、
部屋を出ていきました。

1年に一度。
活動の一部は市の保健局が引き継ぎますが、
眼科医のこうした診察は、
この地域では貴重なもの。
私たちがこの活動を実施する意義を、
感じた瞬間でした。

関わってくれている皆さん、
本当にありがとうございます。
そしてまた来年、
お待ちしています!!
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2017年7月18日(火)
今日、
今までカノアで実施してきた
「地域子育て支援ネットワーク」

市内の他地域に広げる第一歩としての集まりがありました。
JICA草の根技術協力事業で実施している活動の一つ、
「地域子育て支援ネットワーク」
2015年で終了した事業では、
カノア・ケブラーダ地区に創設し、
根付かせることが目的でしたが、
昨年より、
市内の対象6地域にこのネットワークの創設をすべく、
活動を開始しました。

昨年はカノアのメンバーに対する研修を行い、
それぞれが、
他地域に創設の手伝いをすべく、
トレーナーとして学んできました。
そして本日、
対象6地域…のはずが、
うわさを聞き付けた他の地域の方も参加して、
「地域子育て支援ネットワーク」
創設に向けての第一歩。

市民(コミュニティーリーダー)が中心となり、
自らの地域で活動するネットワーク。
このネットワークには
様々な職種の人が参加し、
活動を共にすることが根本としてあります。
今日の会合にも
保健局、社会福祉局、教育局からの参加者をはじめ、
市内にある大学関係者、
市議会委員も参加するなど、
アラカチ市において、
このネットワークが重要視されていることが伺える場となりました。

ポジティブなエネルギーを受け、
私自身もよりエネルギーを得た今日。
今後の活動にも大きく期待したいところです。
皆様ぜひ、
楽しみにしていてください!!
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長女は4月から中学生。
小学校とは違い、
勉強も難しくなるだろうし、
小規模校という、
小さな学校で育った彼女には、
ほとんど知らない人ばかりの中に入り、
学んでいくことは、
大変なことかもしれない。
しかも、
日本とブラジルを行き来し、
友人との関係も、
他の人に比べたら難しいのではないか。
親として、
そういう中で育てているものとして、
申し訳ない気持ちと、
それをあえてプラスに考え、
人生に生かしてほしいという思いが、
交錯している。

今日、
横浜市の教育委員会、
入学予定の中学校の校長先生と電話で話をした。
小学校で培っていたやり方、
それを中学校でも継続することは可能。

「地域の人の力も借りながら、
できますよ・・・」

という温かい中学校校長の言葉。
それに対して私が、

「ありがとうございます」

というと、

「感謝されることではないです。
この地域で、
この中学に入学する生徒のこと。
当たり前のことですから…」

なんと素晴らしい地域なんだろう!!
近所に住む、
元PTA会長のサポートもあったのだろう。

日本でもブラジルでも、
本当に周りの人たちに支えられている。
それがなければ、
私たちの生活は成り立たない。
それがこうして、
手を取り合い、
バトンを渡し合い、
つながっていく。

私自身、
迷惑をかけることだけではなく、
何ができるだろうか?

それを真剣に考える。
でも、
まだ答えは見つからない…

ブラジルでは、
10月12日にが子どもの日。
ということで、
いつもその前後に子どもたちを連れて、
遠足に行くことになっています。
今までは、
プールで泳いだことのない子ども、
バスで出かけたことのない子ども、
そんな子ども達にと、
バスで、
プールのある場所に出かける…
というのが定例となっていました。
しかし昨年、
観光地として名高いカノアだけれど、
実はここに住んでいる子ども達。
観光スポットと言われる場所に行ったことがないのでは?
ということで、
Buggy(バギー)の協会にお願いし、
子ども達を観光スポット巡りをしてもらいました。
それが大好評。
それならば!
と、
今年もBuggyでの観光スッポット巡りをお願いしてみると、
なんと、
昨年の子ども達の喜んだ顔が忘れられないと、
すぐに了承してくれました。

10月21日(金)。
遠足の当日。
7台のBuggyを頼んだところ、
なんと8台来てしまい、
1台の運転手が残念そうに帰っていく…というアクシデントがありましたが、
昨年よりもさらにパワーアップした、
観光巡りをすることができました。
そして昼食は、
エステーヴァン村唯一のレストランで。
村内にあるにもかかわらず、
やはりこのレストランで食べたことのない子ども達がほとんどだったこともあり、
これまた素敵な時間を過ごすことができました。
Buggyを快く派遣してくた協会、
私が行きます!!と、
名乗り出て参加してくれた運転手の皆さん、
そして、
昼食を提供してくれたNainに、
心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございました!!!!!
地域の皆さんに支えられながら、
これからも活動を続けていきたいと思っています。
これからもどうぞ、
応援のほど、
よろしくお願いいたします!!
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