光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

カテゴリ: 保健・医療

[COMUNICADO]
AVISAMOS AOS MORADORES DA VILA DO ESTEVAO, 
QUE VENHAM PEGAR AGUA 
DE MASCARA E LUVA(SE POSSIVEL)
E MANTER A HIGIENE, 
PARA EVITAR A INTERDICAO DO POCO !
POIS TODO CUIDADO E POUCO.

Se nao aconteceu este cuidado, infelizmente, precisaremos interditar.

ブラジルでの新型コロナウイルスの状況が、
毎日日本で報道されるようになって随分経ちますが、
カノア保育園のある、
カノア・ケブラーダ地区に陽性者が出てもなお、
まだ、他人事のような村人たち。
それも、
この週末で一変しました。

エステーバン村にも4人の陽性者が出て、
家族感染が広がる中、
突如、
村から人が消えました。

我が家の裏の家では、
門にこんな貼り紙が。

「ご用のある方は、
門を通らず、
こちらでお呼びください」

そして、
カノア保育園にある井戸は、
村人皆が使う、
共同井戸。
すぐに自粛というのは、
村人にとって、
かなり難しい判断です。

とりあえず、
貼り紙をし、
使用前後に消毒をしてもらうことに。
これが守られないと、
井戸をしばらく閉鎖しなければなりません。

義母は持病があり、
気を付けるようにと医師からも言われています。
自粛を守り、
自宅で過ごしてくれることを願うばかりです。
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今まで、
日本滞在中にこんなにもテレビでブラジルのニュースを目にしたことがあっただろうか?
というほど、
毎日のようにブラジルの新型コロナウイルス関連のニュースが流れています。
私が住んでいる、
ブラジルのセアラ州は、
感染率が高い州の1つです。
そして、
日本では子どもの感染は少ないといわれていたにもかかわらず、
0〜14歳までの子どもへの感染が問題となっています。

2020年6月10日現在、
ブラジルの陽性者数は739,503人、死者数は38,406人
セアラ州の陽性者数は71,947人、死者数は4,519人
アラカチ市の陽性者数は521人、死者数は21人
となっています。

そんな中、
セアラ州では、
0〜14歳の新型コロナウイルス感染者数が2,053人となり、
その内17人が死亡しています。
これはかなり心配な数字といえます。
詳細はこちら

https://diariodonordeste.verdesmares.com.br/metro/2-053-criancas-e-adolescentes-de-zero-a-14-anos-testaram-positivo-para-o-coronavirus-no-ceara-1.2952962?fbclid=IwAR24eEbPopvDvqxRNcJsaHwYUBdDMvaFdHcbrwGTOEa3h3J029zzb_eC4ho

現在もカノア保育園は休園しています。
今のところ、
8月から再開予定なのですが、
今回の調査によって、
学校再開が難しいのではないかとの話も出てきています。

自粛生活が長引く中、
国としては経済活動優先を打ち出し、
自粛解除を多くの州に求めています。
まだ、
自粛が必要だと、
私個人は強く感じています。
私たちにできることは少ないけれど、
家庭内暴力や虐待が増え続けている今、
家にいる子ども達と少しでも連絡をとり、
不安を解消できないか。
現地の先生たちは自分にできることに今、
取り組んでいます。

こどものマスク Q&A
国立成育医療研究センター 感染症科 宮入 烈 (監修: 五十嵐 隆)

Q:マスクで予防きるの?
A:
ウイルスの予防効果はありますが、100% ではないことに注意が必要です。
手洗いや目の保護などと組み合わせて上手に使いましょう。

Q:布マスクでも大丈夫?
A:
医療用マスクほどではありませんが、予防効果はあると考えられています。
層を重ねることで効果は高くになります。

Q:気を付けることは?
A:
マスクの限界やデメリットもあります。
お子さまの年齢や特徴、シーンによって着用しないほうがよい場合もあります。

1.マスクをさわった手で目をこすってはダメ
2.聞こえづらいかと近づいて大声でしゃべったらイミないよ…
3.熱中症が心配な暑いときや運動するときなどはマスクをしないでね

Q:こどもが嫌ります。
A:
ゴムがきつすぎたり、湿ってい何か原因がないをまず確認しょう。
問題がなければ、好き絵を描いたりこどもが興味をつ工夫するなどして少しずつ楽く練習できるといすね。

※2才未満の子にはダメ!!

<みなさんに大切お願いがあります。>
十分な対策をしていも、世の中で感染が再燃すればだれでも感染する可能性があります。
もしお友だちやその家族、先生などが感染しても、その人の悪口を言ったり、責めたりしないでください。
そのようなことは、あなたのお子さまにも悪影響です。
今できる対策をしながら、お子さまの気持ちに寄り添い、おとなもなるべくリラックスして過ごせるといいですね。


【参考資料】
・Cloth Masks May Prevent Transmission of COVID-19:
An Evidence -Based, Risk Based, Risk -Based Approach. (Ann Intern Med. 2020 May 22)
・日本小児科医会「2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険」(2020/5/25)

今日、
緊急事態解除宣言が出されました。
それでも、
まだしばらくは、
「新しい生活様式」
での生活が必要となります。
その一つに、

マスクの着用

というのが、
ありますよね。

大人は当然、
着けるべきです。
でも、
小さな子どもは、
危険が大きいと、
日本小児科医会が警笛をならしています。
暑くなり、
大人でも酸欠になりやすい時期。
子どもへのマスクの着用は、
気をつけなければいけませんね。
詳しくはこちら

新型コロナウィルスの影響は、
ブラジルでも瞬く間に広がり、
私達が活動するセアラ州でも、
感染者が出ました。
それを受け、
セアラ州知事は全校休校とすることを各市長に要請。
3月16日夜9時に、
アラカチ市長は、
市内全ての学校を休校とすることに決めた。

こうした対応を敏速に行えたこと、
それは今後の拡大を防ぐ、
重要なことだと言える。

ブラジルでの感染者増加が少しでも食い止められることを
願うばかりです。

アラカチ市長のコメント↓

今日、
私が住むブラジル、セアラ州における、
出産状況が紹介されていた。
乳児死亡率は減少したが、
近年、
37週未満で生まれてくる、
未熟児が増加しているという。
2017年の統計では、
10月末までで、
4人に1人が37週未満で出産しており、
これらの新生児を収容可能な病院も、
空きのない状態が続いているという。
その原因として挙げられていたのが、
母親である妊婦の状態である。
望まない妊娠の確立も多いここ、ブラジル、セアラ州。
妊娠に至るまでの体調管理ができている人はほとんどいない。
妊婦に対して、
どのようなことができるのか?
その対応策が求められているとのこと。

そんな中、
日本では現在、
「プレコンセプション」が注目を集めているという。
下記の記事の中で、
『妊娠前から女性の健康を管理することが、妊娠・出産の結果の改善につながる』
と書いてあり、
ブラジルでの問題に対してもヒントとなるようなことがあると、
強く感じられた。

http://www.huffingtonpost.jp/2017/11/14/kokuritsu_a_23277648/?ncid=fcbklnkjphpmg00000001

2017年8月2〜4日の3日間、
慶応義塾大学医学部国際医学研究会の活動が、
Pedregal地域の学校で行われました。
サンパウロの眼科医、歯科医と研修生、
そして、
アラカチ市の大学、
FVJ(ヴァリ・ド・ジャグアリビ大学)の看護学部の学生、
アラカチ市保健局から看護師、医師、歯科医他、
皆さんの協力を得て実施されたこの活動。
毎年恒例となっているものの、
受け入れ体制が異なっていることもあり、
初日はいつもドキドキしてしまいます。

新学期始まってすぐの活動だったのですが、
学校関係者の素晴らしい対応と協力のおかげで、
予定されていた活動をすべて実施するができました。

全校生徒を対象にした今回の活動。
とにかく、
できる限りスムーズにすべての工程を行うために、
試行錯誤を重ね、
1日目の午後にはそれぞれの担当が自分のやりやすい方法をきちんと導き出せていたような気がします。

3日目。
初日にどうしても検査をしないと拒否を続けていた生徒に、
教師と一緒に話しかけていました。
彼は14歳。
出産時に水頭症を患っており、
知能障害、
視力の低下が認められていました。
右目は既に失明。
左目は視力が残り40%という状態。
せっかく眼科医もいるので、
ぜひ検査してほしいところ、
なかなか部屋に入ってくれません。
何とか教師が付き添いながら検査を開始。
最後の眼科医との診察の中で、

「先日母と眼鏡屋さんにいるお医者さんに行きました。
そこでお医者さんは、
“右目は失明、
左目もこのままでは失明する。
右目は眼球を取り出す手術をする必要があり、
スポーツなどの活動も控えた方がいい。”
と言いました。
母は泣いてしまいました。
だから僕は検査をしたくなかった。
これ以上傷つきたくなかった。」

と話しました。
それを聞いた私の友人でもある眼科医は、

「右目は失明し、
左目の視力は約40%。
それは間違っていないけど、
今の状態であれば、
左目の視力が失明まで至る危険はないだろう。
眼球の手術も、
痛みなどを伴っていないのであれば、
する必要はない。
スポーツや遊び、
自分の好きなことはどんどんやっていいよ。
だって、
今だって走ったり、
遊んだりできているんだろう?
もし必要なら、
明日お母さんを連れておいで。
直接話をしてあげるから。
必要な時はいつでも連絡して。
来年もまた、
ここに戻ってくるから。」

と語りかけました。
それを聞いた生徒は今まで見たこともないような笑顔を見せ、
本当にうれしそうに、
部屋を出ていきました。

1年に一度。
活動の一部は市の保健局が引き継ぎますが、
眼科医のこうした診察は、
この地域では貴重なもの。
私たちがこの活動を実施する意義を、
感じた瞬間でした。

関わってくれている皆さん、
本当にありがとうございます。
そしてまた来年、
お待ちしています!!
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2年前、
全世界で話題となり、
ブラジルでは妊産婦を中心に対策が取られ、
その後も新生児ケアで大問題となった、
“ジカ熱”。

先日収束宣言が出されたこのジカ熱。
しかし、
引き続き蚊を媒介とした病気が後を絶たず、
現在大きな問題となっているのは、
“チクングニア熱”

昨日アラカチ市保健局の職員と話したところ、
今週、
アラカチからフォルタレーザ(州都)に送られた、
2名のチクングニア熱患者が、
脳障害があることが分かったとのこと。
どのような経緯で重症化していくのかなど、
未だ分からないことが多い中、
患者は増える一方。
そして、
特に高齢者は重症化すると死亡する例も出てきているとのこと。

ただ、
黄熱病のように予防接種はできないので、
とにかく、
蚊に刺されないようにする。
それだけが唯一できること。

デング熱に3回もかかった私。
他人ごとではないので、
蚊対策、
きちんとしなければ…

<チクングニア熱とは?※Wikipediaより抜粋:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%AF%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%86%B1
チクングニア熱(チクングニアねつ、Chikungunya fever、CHIKV)は、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなどにより媒介されるウイルス性の伝染病。おなじく蚊媒介性のデング熱やウエストナイル熱と症状が類似している。日本では感染症法に基づく4類感染症および検疫法に基づく検疫感染症に指定されている。
2日から長くても2週間程度の潜伏期間の後に、40℃に達する高熱と斑状丘疹があり、関節が激しく痛む。他に頭痛や結膜炎、羞明(眩しがること)などを伴うことがある。発熱は2日ほど続き急に終息するが、関節痛、頭痛、不眠、全身疲労などは5日から7日ほど継続する。[1] 関節痛は年齢にも依るが2年ほど続くこともある

先日、
親子3人、
"黄熱病"の予防接種に行ってきました。
私は15年くらい前に一度、
受けたことがあったのですが、
イエローカードが無かったため、
再接種です。

近年、
ブラジルでは
"蚊"
を媒介にした病気が流行っています。
まだ皆さんの記憶にもあるだろう、
『ジカウィルス』
世界中に蔓延し、
その予防として、
まだ予防接種がないことから、
蚊除け対策を徹底する、
という、
原始的な方法がとられていました。
また、
近隣諸国では、
"黄熱病"
が流行り、
可能であれば、
予防接種を受けた方がいいという、
専門家の知人の言葉を受け、
今回の接種となりました。

横浜市では、
横浜市検疫所でのみ、
接種ができ、
完全予約制。
しかも、
毎週水曜日の13時からのみ…
ということで、
娘達は学校を早退し、
受けにいきました。

これからブラジル、
南米に行く予定の皆さん、
まだ一度も受けていないうであれば、
ぜひ、
黄熱病の予防接種を受けることを、
おすすめします。

2013年以来、
3年ぶりに、
「慶應義塾大学医学部国際医学研究会(IMA)」の皆さんがアラカチに来てくださいました。
3年前の2013年。
アラカチ市ペドレガウ地区で実施された、
IMAによる3年間の学童健診が高く評価され、
こうした活動をアラカチ市にある全ての学校で実施していこうと、

”Saude da Escola”

というプログラムがスタートしました。
それ以来毎年、
アラカチ市保健局と教育局が協力し、
学校内における、
身長、体重の測定及び歯科検診を実施してきました。
基本的には年2回、前期と後期に1回ずつ健診が行われることになっています。
ただ、
学校によってその実施状況は異なっているようで、
学童検診のパイオニアであるペドレガウ地区の学校では、
歯科検診は毎月実施されているとのこと。
これは、
学校と地域保健所との協力関係の有無、
連携がうまくいっているかどうかで大きく異なってきているようです。
それでも、
こうして種をまいた活動が実際に花を咲かせているのを見るのは本当にうれしいことです。

さて、
今回は長期休暇中だったこともあり、
健診をする子ども達には任意で学校に来てもらう必要があり、
全校生徒600人を抱える学校の内、
3日間でいったい何人が来てくれるのか。
未知数の中での活動でした。
結果、
150人弱の参加となりました。
目標は200人だったため、
残念ながら目標達成とはいきませんでしたが、
来年度も活動の実施を予定していることもあり、
学校実施期間中に実践できることを強く望んでいます。

今回は眼科検診を中心に実施されたのですが、
アラカチ市立病院の眼科医診療が1ヶ月1回のみということもあり、
子どもだけでなく、
大人の診療も強く求められましたが、
残念ながら機材が子ども用だったため、
大人への実施をあきらめざるを得ませんでした。

近年のアラカチ市の現状として、
各家庭にパソコンがあるという状況ではないですが、
携帯電話の急激な普及により、
大人だけでなく、
子ども達のスマートフォン使用が近年目立つようになってきました。
これから3、5年後を考えると、
今日本が抱えている、スマホ老眼といった、
目の病気が増える可能性がります。

今回の活動を経て、
また新しい視点から色々なことを考えることができ、
とても充実した日々を過ごすことができました。
IMAの皆さんはこれから約1か月間、
ブラジル国内で様々な活動に従事されます。
体調に気をつけて、
多くの人たちに笑顔を届けてほしいと願っています。
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