光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

カテゴリ: 環境問題

2009年に保育園での菜園づくりのために掘られた井戸。
モーターと手漕ぎで汲み上げる井戸だったのですが、
モーターの故障と、
手漕ぎ部分の劣化により、
ここ数年、
使用することができていませんでした。
一昨年から、
私たちが住む地域でも水不足が深刻となり、
水脈がある、
水が豊富な村にもかかわらず、
蛇口をひねっても水が出ない…
そんな状態が数日続くことがありました。
我が家は屋内に大きなタンクがあるので、
水不足を感じることはほとんどなかったのですが、
タンクのない家では、
昔のように湧水を汲みに海岸を歩いたり、
井戸のある知人宅を訪れて水を確保したり…
という光景を目の当たりにしました。

昨年。
せっかく掘った井戸。
地域のためにも修繕した方がいいのでは?
という声が高まり、
この度、
井戸が復活しました!!

井戸の復活とともに、
子ども達や地域住民の皆さんと、
環境問題を考えるきっかけとして、
講座の開催や、
地域の環境保全のための活動も実施予定です。

水。
人の生活にはなくてはないもの。
水が井戸からあふれたときの感動。
水がキラキラ輝いて見えました。
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※井戸の修繕等はLUSHジャパンによる支援で行われています。

環境破壊。
近年、
温暖化など、
地球規模の環境問題が大きく取り上げられるようになった。
私が住む、
カノアは、
海と砂丘に囲まれた、
自然豊かな場所。

この村の近くには、
有名な観光地があり、
砂地だった場所が、
石畳になり、
排水を考慮しない工事だったため、
数年前から、
雨による岸壁破壊がひどくなり、
陸の孤島となるほどの村。
先日も、
地面に亀裂が入ってしまった。
身近でこうした環境問題を目の当たりにし、
私達の生き方が問われているのではないかと感じる、
今日この頃。
これ、
ひどくありませんか?

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昨日までの3日間、
なんと、
水が止まっていて、
カノア・ブラーダは深刻な水不足となっていました。
ただし、
今回の水不足はサンパウロで起こっているような大きな問題ではありませんでしたが。
(サンパウロでは川の水の減少及び汚染により、
現在水の配給が制限されている)

カノア・ケブラーダの水は、
私が住むエステーヴァン村の地下水をくみ上げて配給しています。
そのため、
エステーヴァン村に地下水をくみ上げる施設
(と言ってもそんな大したものではなく、
井戸にモーターを取り付けたもの)
があります。
そのモーターへの給電が滞り、
地下水をくみ上げることができなくなった…
のがまず1日目。
その後、
電力会社による修理が行われたのですが、
何をしたのか村の送電線に対して過度の電力供給を行ったため、
村一帯が停電。
これが2日目。
そして昨日(11月12日)、
再度普及を試みるも、
またしても電力過多による送電停止となり、
真夜中(朝方?)、
ようやく普及したのでした。

このため3日目となった11月12日、
私立の幼稚園は休園となり、
ホテルやレストランの一部も休館(店)となりました。
村の人たちは歯を磨く水もなくなり、
多くの村人は
我が保育園の井戸の水を頼りにしていましたが、
2日目夜に地下水をくみ上げることができなくなり、
多くの家庭では丸一日、
水なしで過ごしていました。
我が家はというと、
大型タンクがあるため、
水がなくなることはありませんでした。

それにしても、
停電と水不足のダブルパンチ。
多くの人が日々の生活の仕方を見直していました。
人は水あるところに家を建てると言いますが、
水がないというのは本当に大変なことですね。
今回は地下水が枯渇したわけではなかったのでよかったですが、
このまま森林伐採がすすみ、
水脈が途絶えてしまうということも考えられます。
今、
私達にできることは何か。
それを真剣に考えていかなくてはなりません。
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しかし、
この3日間、
自分達の生活の仕方を見直していた村人たちも、
水が復旧した途端、
いつもの生活に逆戻り。
慣れた生活様式を変えることは簡単なことではないですよね。

中国から学ぶ:なぜ今の経済モデルは破綻するのか
http://www.earth-policy.org/data_highlights/2011/highlights18

レスター・R・ブラウン

私の記憶する限りほぼずっと、「世界人口の5%を占める米国が地球資源の1/3
以上を消費している」といわれてきた。確かにそうだった。しかし、もはやそれ
は事実ではない。今や中国が基礎資源の消費で米国を凌駕するようになった。

穀物、肉、石油、石炭、鉄といった主要な一次産品の中で、石油以外はどれも中
国の消費が米国を上回っている。石油については、その差はだんだん縮まってい
るものの、米国がまだ大きく引き離している。穀物については、中国の消費は米
国より1/4多い。肉は米国の2倍、石炭は3倍、鉄は4倍である。

グラフ:中国と米国の石炭消費量(1965年−2010年)
http://www.earth-policy.org/images/uploads/graphs_tables/highlights18_coal.PNG
【縦軸】単位:100万トン(石油換算)

これらの数字は国の消費量を示すものだが、中国の一人当たりの消費量が米国の
それに追いつくようになったらどういうことになるだろう。仮に、中国の年間経
済成長率が近年の11%から8%にダウンすると控えめに見積もったとしても、
2035年には、中国の一人当たりの所得水準が現在の米国レベルに達することにな
る。

グラフ:中国の一人当たりの購買力平価ベースGDP(1980年−2010年 および 2035年までの予測値)

http://www.earth-policy.org/images/uploads/graphs_tables/highlights18_gdp.PNG
【縦軸】米国ドル(その年の購買力平価で調整)

さらに、中国人が、多少の違いはあれ現在の米国人と同じような所得の使い方を
するようになると仮定すると、彼らの所得を消費量に置き換えることが可能だ。
例えば、中国人一人ひとりが現在の米国と同じペースで紙を消費するとすれば、
2035年には、13億8千万人の中国人が現在の世界の紙生産量の4/5を消費するこ
とになる。これでは世界中の森林が消滅してしまう。

グラフ:中国の紙消費量(1998年〜2010年 および 2035年までの予測値)

http://www.earth-policy.org/images/uploads/graphs_tables/highlights18_paper.PNG
【縦軸】単位:100万トン
【凡例】
Current World Paper Production:その時点での世界の紙生産量
Chinese Consumption:中国の消費量

穀物についても、中国人が米国人並みの消費をするようになれば、2035年に中国
は15億トンの穀物を必要とするようになる。これは現在の世界の年間穀物収穫量
22億トンの70%近くにあたる。

グラフ:中国の穀物消費量(1960年−2010年 および2035年までの予測値)

http://www.earth-policy.org/images/uploads/graphs_tables/highlights18_grain.PNG
【縦軸】単位:100万トン

車については、2035年、中国が、今の米国並みの4人に3台という割合で車を所
有すると仮定すると、中国には11億台の車があることになる。現在の世界の車保
有台数は10億台を少し超えたところだ。中国は、車に必要な道路、幹線道路、駐
車場を整備するために、現在米作に使用している土地の2/3以上にあたる土地を
舗装しなければならなくなるだろう。

グラフ:中国の稲作面積(2010年)および車11億台に必要な舗装面積の予測(2035年)
http://www.earth-policy.org/images/uploads/graphs_tables/highlights18_ricepave.PNG
【縦軸】単位:100万ヘクタール
【凡例】
One Hectare= 2.471 Acers:1ヘクタール=2.471エーカー
Rice Area, 2010:コメ栽培面積(2010年) 
Paved Area for Cars:車両用舗装面積(2035年)

2035年までに、中国は1日あたり8,500万バレルの石油を必要とするようになる
だろう。現在、世界の石油生産量は1日あたり8,600万バレルで、これより大幅
に増えることはあり得ない。世界に残されている石油資源は枯渇してしまう。

グラフ:米国と中国の石油消費量(2010年)および予測(2035年)
http://www.earth-policy.org/images/uploads/graphs_tables/highlights18_oil.PNG
【縦軸】単位:1日あたり100万バレル

中国の事例をみると、化石燃料に依存した、車中心の、使い捨て経済を基盤とす
る欧米型経済モデルは、将来、世界的に機能しなくなることがわかる。中国で機
能しないのであれば、人口が2035年までに中国を抜くと予測されるインドでも同
じだろう。さらに、同じく「アメリカン・ドリーム」を夢見ているその他の途上
国の30億人に対しても、欧米型経済モデルは機能しなくなる。そして、ますます
一体化が進むグローバル経済では、私たちは皆、同じ穀物、石油、鉄に依存して
おり、欧米型経済モデルはもはや先進国においても機能しなくなるだろう。

私たち世代が取り組まねばならない最重要課題は、新たな経済を構築することで
ある。エネルギーを再生可能なエネルギー資源に大きく依存し、もっと多様な輸
送システムを備え、あらゆるものを再利用、再資源化する経済を。この新たな経
済、すなわち、経済発展の持続を可能にする経済を構築する技術は、私たちにあ
るのだ。問題は、この潜在能力を実現させようという政治的意志を呼び起こす力
が私たちにあるかどうかである。

原発問題で、
様々な情報が飛び交う中、
皆さんもどれが自分たちにとって大切な情報なのか。
その見極めが難しくなってきていることと思います。

私もダウンロードしました。
皆さんも参考にしてみてはいかがでしょうか?

「緊急出版!「もっとわかる放射能・放射線」を電子書籍で」

http://goo.gl/N7gy1

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1月16日(土)。
私たちが独立する以前、
活動を行うために施設をお借りしていた
環境問題に取り組むNGOである
“ヘシクリアンサ”
のテルシオさんに、
環境問題に関する
講演をしていただきました。
今回は
『植林』
についてを中心に、

今私たちが地球のためにできること。

を伝えていただきました。
その中でも私が面白いなぁ〜と思ったのは
海藻の話です。
海の近くに住む私たちは

今まさに作られた新鮮な酸素を吸って生活できる、
数少ない人間なのだ


という話を聞いて、
興味を持ちました。
ので、
ちょっと調べてみました。

<海藻とは・・・
海藻の祖先は地球上の大気に酸素が十分になく、
オゾン層がない時代つまり生物が陸上で生活することが
できないころ、海中で誕生しました。

海藻類は地球に多くの酸素を作り出し、
私たちが陸上で普通に暮らせるのも、
海藻が一生懸命、頑張って酸素を作って、
オゾン層ができたからと考えられています。>

そうなんだぁ〜と、
海藻を食する私たちにはとっても身近な生物が、
こんなにも重要な役割を担っていたなんて、
知りませんでした。
ちなみにカノアの人々は
こんなに海藻が豊富に生息する海岸沿いに住んでいながら、
海藻は食べません。

知人から
興味深い講演会の資料を得る機会があり、
印刷して今度読もうと思っていたところ、
少し目を通してみると、
驚きの事実の多くに
最後まで読んでしまったほどでした。
この資料は
原子力発電所の反対を訴える講演のものですが、
近年の環境問題にとっても
大きな問題提起の一つであろうと思われます。
その中から二点、
私が最も気になったこと。
それは、

仝胸厠枠電所には抱え込まれているプルトニウムが45トンもあり、
これで長崎型原爆を作れば4000発も作れてしまうという事実

原子力発電所の原子炉の熱の三分の二は海に捨てられており、そのために海水の温度が上がってしまっているという事実。

原爆を体験した我が国日本。
その私たちが原子力発電所を使用しているが為に抱えている大きな問題。
さらには、
地球温暖化を加速させているという事実。

この講演会資料の最後にもありましたが、
私たち一人一人が

「今以上の電気を本当に必要としているのだろうか?」

ということについて自分自身に問い、
真剣に考える必要があるのではないでしょうか。

7a773922.jpg11月7日(金)。
Projeto Desenvolver
という、
政府による総合プロジェクトの中の
環境教育に関する部分で、
私たちはその中でも
「植林」
「畑づくり」
のプロジェクトに参加することになりました。
調査の段階では、
青少年グループが積極的にかかわっていたのですが、
当日、
金曜日ということもあり、
学校があったりで
参加したのは
午前中にたった一人。
そのため、
ボランティア2人が朝から夕方まで
畑づくりをがんばってくれました。
午後には青少年グループのうち
5名が手伝いに来ましたが、
20分ほどでいなくなってしまいました。
指導してくれていた専門家は
落胆を隠せず、

「ほかの地域では
10〜15名が朝から夕方まで
一緒に働いていたのに、
ここは本当に最悪だ。
地域の人が参加しないなら、
何のためのプロジェクトなんだ!?」

とおっしゃっていました。
本当にその通り。
私たちの活動に共感してくれ、
今回のプロジェクトへの参加を促してくれただけに、
私自身も
とても悲しく、
そして、
彼にかける言葉も見つかりませんでした。

私たちは地域の問題に取り組み、
よりよい生活となるように
彼らを応援しています。
しかし、
彼ら自身が問題を意識し、
動かなければ
何の意味もありません。

今回、
再びそのことを突き付けられました。

彼らが必要だと感じていないなら、
それが問題として感じられることであっても
それに取り組むべきかを考慮するべき。
なぜなら、
ここは彼らの村で、
これからも彼らが生活していく場所なのだから・・・

761637c6.jpg現在、
着々と工事の進んでいる風力発電。
ここカノアでは、
3基目の設置をしているところです。
住民協会の努力により、
予定よりも大幅に減らされて、
5基の設置が確定しているカノア。
もう一つの設置地域、
クンビでは、
残念ながら当初の計画通り、
64基が設置されるそうです。
クンビは
河口付近にある町で、
海にもほど近く、
自然も豊か。
マングローブの生息地でもあります。
そして、
以前はジュゴンも
出産と育児のために
この地域に来ていたとか。
しかし、
エビの養殖が始まり、
自然が汚染され、
マングローブも危機的な状況にあります。
そこにきて、
風力発電。
クンビには
たくさんの水脈があり、
アラカチ市の多くは
クンビから吸い上げた水が配給されているそうです。
しかし、
今回の風力発電計画により、
水脈がほぼ切断してしまうらしく、
水道局は
今後5〜10年以内に
アラカチ市の水は絶えてしまうだろうという見解を
出しました。

カノアでは
エステーヴァン村に水脈があり、
そこから配給されているため、
この被害にあうことはありませんが、
それでも計画通りに進めようとしているとは
いったい何を考えているのでしょうか?
人が生活していくために
水は必要不可欠です。
それは、
電気よりも重要であるといえます。

今後の進展を
見守っていきたいと思っています。

851deb1c.jpg以前から書かせてもらっている風力発電問題。
現在、
すでに2基が砂丘の上に設置されました。
まだ稼動していないので、
囲いもなければ、
何もない。
子ども達も
興味津々で傍に行っては
見上げています。

5基の設置が予定されており、
すべての設置が終わったときには
その周辺は立ち入り禁止となり、
設置されている
砂丘に近づくこともできなくなります。

現在でも
薪を取りに行ったり、
果物の収穫や
子ども達の遊び場として欠かせない砂丘。
それが、
1年も経たないうちに
できなくなってしまいます。

風力発電自体に反対ではありませんが、
それを設置するにあたり、
現地調査はもちろんのこと、
周辺地域への説明、
設置地域住民の許可を
取るべきではないだろうか。
最低限のルールさえも守らず、
設置に至った今回の風力発電。
だからこそ、
私は今でも賛成できないのです。

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