光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

カテゴリ: 格差社会

毎年発表される、
幸福度ランキング。
残念ながら日本はいつも、
ワーストから数えた方が早い位置にいます。
この幸福度。
最近よく聞かれる、
「ウェルビーイング」
のことを日本語に訳したものであることをご存知でしょうか?

「ウェルビーイングとは、
誰かにとって本質的に価値のある状態、
つまり、
ある人にとってのウェルビーイングとは、
その人にとって究極的に善い状態、
その人の自己利益にかなうものを実現した状態である。
( ウィキペディアより)」

幸せというものが人それぞれによって異なるのと同じで、
幸福度で示されるものも、
その人によって異なるということです。
そんな中、

「自己肯定感が学校の成績に大きく左右されるのは日本的な特徴ともいえます。(下記サイトより一部抜粋)」

「もちろん、学力が高くなくても自己肯定感が下がらない子どももいます。
サッカーが得意とか、絵が上手だとか、友達がたくさんいるとか。
そうした多様な子どもが多様なやり方で自己肯定感を高めることができるといいのですが、
日本はどうしても、勉強ができるかどうかということに左右されてしまう。
学力重視・学力偏重の傾向は指摘すべき点だと思いますね。(下記サイトより一部抜粋)」

日本はどうしても、
幸せを考えるうえで、
“学力”
というものが大きな物差しとしてあることは、
間違いありません。
それでも、
学力以外で幸せに感じられる、
それが本来人間的であると言えるのではないか。
と、
個人的には思ってしまうのですが…

「そして、学力や友達関係が悪くなる1つの大きな要因が経済的な格差です。(下記サイトより一部抜粋)」

「子どもが、自分の好きなことを自由にできる環境を整えることが重要です。
これは、経済的に厳しい家庭のお子さんが、経済的な理由によって進学や部活動などといったことを諦めてしまうことを解消するということもありますし、
経済的に余裕のある家庭のお子さんでも、
受験勉強のために遊ぶ時間がなくなる、スポーツができなくなる、自由時間がなくなるといったことを減らすことも含みます。
子どもが一人の人間として、子ども自身の考えや意見が尊重され、
その子の人生に反映される社会を大人は用意するべきです。(下記サイトより一部抜粋)」

私は保育士として、
いつも環境を整えることの重要性を伝えています。
それは、
保育の現場だけではなく、
大人として、
私たちが家庭や地域においても考えなければならないことではないかと強く感じています。

“子どもが自分の好きなことを自由にできる”

すべての子どもにとってそれが可能となった時、
日本の“幸福度”も高くになるのかもしれません。

貧困の定義とは?

「お金がない。
つながりがない。
結果として、
自分に自信がない。」

この3つのものがないことを、
シンプルに
貧困である。

というそうです。
では、
貧乏とは?

「お金がない」

貧乏でも、
つながりがあり、
食べるものや、
必要な時に助けてくれる人がいる。
その場合には、
貧乏である。

この2つには大きな差があります。
それは、

「つながり」

があるか、ないか。

「みんな違ってそれでいい。」

でも、
それは本当に面倒でやっかいなこと。
それを認め、
受け入れ、
乗り越えようと
“努力”
する。
それが本当の多様性と言えるのでは???

そんなことを再認識した、
3月号の「エデュカーレ」。
皆さんもぜひ、
手に取ってみてください!!

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