光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

タグ:カノア

8ae77947.jpg8月14日〜16日までの3日間、
子ども達の栄養改善に向けてのプロジェクトが実施されました。
まずは保護者会の場で、
再度プロジェクトの説明、
保護者の人の関心は高く、
自分たちはどんなことを知りたいのか、
何を学び、
子どもたちにどうなってほしいのかという意見まで出ました。
その後、
“昨日の食事チェックシート”を実施し、
子どもの栄養バランスを調べました。
現在は私たちの保育園に通ってきている子ども達30名が対象なのですが、
その兄弟、
いとこ、
友人などなど・・・
みんなが参加したいと私たちのもとを訪れ、
今一度プロジェクトの経緯を説明し、
健康診断を行うのは問題ないが、
講座やセミナーへの参加は困難であることを説明した。
今後、
参加者の状況を見ながら、
無理のない範囲で、
村の人たちに参加してもらおうと検討中。

それにしても、
一番驚いたのが
母親の栄養への関心の高さ。
なぜ今までもっと子どもたちの食事に関して
注意してこなかったのかが不思議なくらい。
でも、
こういったきっかけがなければ、
自分たちの日常生活を振り返ることがなかったのかもしれません。
今後のプロジェクトに期待したいと思います。

現在協力機関である、フォルタレーザ大学の栄養学を学んでいる学生が教員とともに現地を訪れ、事業の実施を行っています。
こういった大学機関との連携が今後の継続した活動へとつながっていくことを期待しています。


※(株)味の素「食と健康」国際協力支援プログラムの助成金を受け、実施しています。


d9a7f454.jpg先週から
ようやく井戸掘りが開始され、
12日(金)、
無事に完成しました!!!

ブラジルでは食糧の高騰が激しく、
しかも、
野菜や果物といったものが
一日単位で値上がりしている状態です。
カノアでは雨季が長引き、
それが作物の収穫に影響しているということですが、
昨年から取り組んでいる
子ども達の
栄養改善。
継続していくためにと
保育園の園庭で
菜園をはじめ、
少しずつですが
収穫しています。
しかしこの菜園。
雨季が終わり、乾季となれば
水あげを頻繁に行わなければならず、
水道代もばかになりません。
そこで、
助成金を使用し、
井戸を掘ることが可能となったのです。
村は地下に水脈があり、
大体20m掘れば大丈夫だろうといわれていたのですが、
水脈は18mのところで見つかったものの、
乾季に備えて最低5mはさらに深く掘る必要があるといわれ、
なんと、
最終的には26mも掘ることになりました。

水道代も値上げが続く中、
園庭の菜園だけではなく、
保育園全般、
そして、
コミュニティーにも
この井戸を役立てていければと思っています。



※井戸掘りは(株)味の素「食と健康」国際協力支援プログラムの助成金により実施されました。

私は
娘たちが風邪をひくと、
必ず乾燥したユーカリの葉を煎じ、
湯船に入れます。
ユーカリというとどうしてもパンダを連想しがちですが、
結構すぐれものなのです。
煎じたものを少し飲ましたりもしますが、
湯船に入れるだけでも効果抜群。
2、3日とはいきませんが、
一週間もすると、
びっくりするように風邪が治ります。
長女が生まれてから、
村の人に教えてもらっては
なるべく薬を使わないように心掛けてきた私。
確かに長女は
体が強いほうで、
なかなか風邪をひくこともないし、
引いてもすぐに良くなります。
発熱も小さなころにあったきり・・・

今年、
日本に一時帰国したとき、
赤ちゃんグッズのお店を歩いていると、
鼻通りを良くするといって、
胸などに張るシップのようなものや、
リップのようなスティックになっている
ユーカリの葉グッズを見つけました。

“日本でもこうやって使われてるんだぁ〜”
とうれしい驚きでした。
皆さんは見たことありますか?
ユーカリの葉やそのグッズを???

22503283.jpg日本から無事ブラジルに戻り、
3日くらい、
娘が時差ボケのために午前3時に起きていたため、
夜中から活動し、
5日経つころに次女が突然発熱で
インフルエンザかと心配し、
(ただの風邪でした…疲れでしょうとのことです)
と、
なかなかブラジルのリズムに戻れない私です。

そんな中、
現在カノアにいる
4人のボランティア、
特にスウェーデンのボランティアには
心から感謝です。
自分の特技を生かし、
英語&歴史の教室を開講し、
子どもたちの補習授業も行い…
体調を崩しながらもがんばってくれています。
現在公立の学校が教師のストライキにより
4週間前から休みということもあり、
その間、
子どもたちの欲求にもこたえてくれていたみたいです。

ボランティアに甘えるだけでなく、
私たち教職員もがんばらないと。。。
一人一人が
自分のできることを行うだけで、
こんなにも良くなることがある。
それを目の前で見られることに
幸せを感じてしまいます。

961f1cc7.jpg昨年の2月。
私たちは一つの可能性を
この村で発掘しました。
正確には
一つではなく“一人”です。

彼は手先が器用で、
もともとモノ作りが好きでした。
私たちが木工細工の講座を開催したところ、
彼の才能は花開き、
講師としてきていた
モンチ・アズールのパウロは

「可能なら、
彼を最低一ヶ月、
モンチ・アズールで研修させてみないか?
もっといろいろなことを体験して、
学ばせてみたいんだよ」

同じころ、
村のためにと寄付を受けていた私たちは
その支援金を彼の
“国内留学費用”
に使用することにしました。

それから一年。
また講座が開催され、
彼はアシスタントとして参加。
自身もたくさんの作品を作り、
昨年から週に一度、
子どもたちのために木工教室を開いています。
そして今回、
私たちは彼の才能をもっと伸ばしてあげたいと、
家具などのデザイン、設計を学ぶための
学校を探しています。

一つの花が、
開いたとき、
そこからいくつもの
芽が育つこともある。
私たちはそんな可能性に
嬉しさを隠せませんでした。

20e39b1e.jpg先日、
カノアのエステーヴァン村きっての青年漁師
“ZAZINHA”
からこんな話を聞きました。

「おれは本当にラッキーだよ。
いろんな国に行くことができて。
だって、
どこにいっても、
ここ以上に素晴らしい海は見たことがない。
どこにいても、
この海を思い出しては
帰ってきたくなる。
当たり前にあるものこそ、
大切なものだったりするんだよな」

そうなのです。
私もそう感じた一人でした。

ひょんなきっかけでブラジルと出会い、
それまであった概念が
根底から覆されました。
それと同時に
自分がどれだけ恵まれていたか、
たくさんのことに気付かせてもらいました。

だからこそ、
ぜひとも皆さんにも

“20代で旅をするべし”

と言いたいです。
そこから人生を大きく狂わすようなでき事に
出会うかもしれません!?

fbdc5a3f.jpg先日行った教育者養成講座。
話の中でふと思い出したことがありました。

以前、
私と教師2人で街を歩いていた時のこと。
観光で訪れていたイタリア人に
話しかけられました。
そして、
何とも面白いことを言われたのです。

「あなたたちは
3人で一つだね。
一人は頭脳、
一人は愛情、
一人は頑強。
それが一人一人豊かにあって、
混ざり合っているようだ。」

その後、
何かを成し遂げるときに
これら3つは基本になるものだという話を聞きました。

私たちはお互いに異なる存在で、
だからこそ意見がぶつかることも多々あります。
それでも、
異なる目線から出される意見は
どれ一つとってみても
大切なものばかりなのです。
お互いを受け入れ、
それを生かしながら
活動を行っていく。
簡単なことではないかもしれませんが、
私たちがここで一緒にいるということは
偶然ではないような気がしてなりません。

私たちは皆、
これら3つを持ち合わせていますが、
それをバランスよく生かすこと。
人間としてのバランスを
考えさせられる言葉でした。

7a773922.jpg11月7日(金)。
Projeto Desenvolver
という、
政府による総合プロジェクトの中の
環境教育に関する部分で、
私たちはその中でも
「植林」
「畑づくり」
のプロジェクトに参加することになりました。
調査の段階では、
青少年グループが積極的にかかわっていたのですが、
当日、
金曜日ということもあり、
学校があったりで
参加したのは
午前中にたった一人。
そのため、
ボランティア2人が朝から夕方まで
畑づくりをがんばってくれました。
午後には青少年グループのうち
5名が手伝いに来ましたが、
20分ほどでいなくなってしまいました。
指導してくれていた専門家は
落胆を隠せず、

「ほかの地域では
10〜15名が朝から夕方まで
一緒に働いていたのに、
ここは本当に最悪だ。
地域の人が参加しないなら、
何のためのプロジェクトなんだ!?」

とおっしゃっていました。
本当にその通り。
私たちの活動に共感してくれ、
今回のプロジェクトへの参加を促してくれただけに、
私自身も
とても悲しく、
そして、
彼にかける言葉も見つかりませんでした。

私たちは地域の問題に取り組み、
よりよい生活となるように
彼らを応援しています。
しかし、
彼ら自身が問題を意識し、
動かなければ
何の意味もありません。

今回、
再びそのことを突き付けられました。

彼らが必要だと感じていないなら、
それが問題として感じられることであっても
それに取り組むべきかを考慮するべき。
なぜなら、
ここは彼らの村で、
これからも彼らが生活していく場所なのだから・・・

761637c6.jpg現在、
着々と工事の進んでいる風力発電。
ここカノアでは、
3基目の設置をしているところです。
住民協会の努力により、
予定よりも大幅に減らされて、
5基の設置が確定しているカノア。
もう一つの設置地域、
クンビでは、
残念ながら当初の計画通り、
64基が設置されるそうです。
クンビは
河口付近にある町で、
海にもほど近く、
自然も豊か。
マングローブの生息地でもあります。
そして、
以前はジュゴンも
出産と育児のために
この地域に来ていたとか。
しかし、
エビの養殖が始まり、
自然が汚染され、
マングローブも危機的な状況にあります。
そこにきて、
風力発電。
クンビには
たくさんの水脈があり、
アラカチ市の多くは
クンビから吸い上げた水が配給されているそうです。
しかし、
今回の風力発電計画により、
水脈がほぼ切断してしまうらしく、
水道局は
今後5〜10年以内に
アラカチ市の水は絶えてしまうだろうという見解を
出しました。

カノアでは
エステーヴァン村に水脈があり、
そこから配給されているため、
この被害にあうことはありませんが、
それでも計画通りに進めようとしているとは
いったい何を考えているのでしょうか?
人が生活していくために
水は必要不可欠です。
それは、
電気よりも重要であるといえます。

今後の進展を
見守っていきたいと思っています。

a4d90bd8.jpg10月19日。
「劇団 エステーヴァン」
が公演を行いました。

エステーヴァン村の名前由来ともなった
エステーヴァンさんの物語。
昔を思い出して、
エステーヴァンさんの子ども達、
その孫、
みんなが
悔いるように観劇し、
笑い、
涙し、
思い出にふけていました。

この劇を行った青少年たちも
昔の生活を知り、
物語を自らの言葉で語るなかで
多くの学びがあったことと思います。

時間通りに開園された今回の劇。
ブラジルではお馴染みの

“定刻から30分後”

ではなかったために
観客の半分は
劇半ばからの観劇だったため、
年末に再公演しようか…
という話もしています。

素晴らしい劇を、
本当にありがとう!!!!

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