光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

タグ:ストライキ

昨日、
私が住むアラカチ市の政府から、
市民宛にこんなメッセージが届いた。

「私たちは、
安全面の不安から中止を決定した他市を理解するが、
私達のカーニバルを続行することに決めた!」

私は日本にいて、
「新型コロナウィルス」
に一喜一憂しているため、
それがこんなところまで影響しているのか?
とふと思ってしまったのだが、
事実は違った。

実は今、
セアラ州内の軍警察が、
ストライキを行っており、
カーニバルのイベントの際に、
軍警察の応援を望めないというのだ。
そのため、
安全の確保ができないと、
セアラ州内の市政府が、
カーニバルのイベント開催の有無の決断を迫られているらしい。

しかしアラカチ市は、
市民警察、
警備員の増員などを実施し、
カーニバルの続行を決めたという。

私自身、
ブラジルにいてもカーニバルをあまり楽しんだっ記憶がない。
地元のカーニバルや、
昔、
レシーフェのカーニバルを観に行ったことはあるが、
昨今、
この時期に日本に滞在しているということもあり、
カーニバルのイベントに足を運んだことがないのだ。
もし、
今、

「現地にいたら、
アラカチ市のカーニバルに行くか?」

と聞かれたら、
速攻で、

「行かない」

と答えるだろう。

それでもカーニバルは、
ブラジル人にとって大切なイベントの一つ。
無事にイベントが終わることを、
遠く日本から祈るのみである。
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子ども達が
元気良く学校に通っていきます。
今日もまた、
いつものように元気な声が響いていました。

本当ならばすでに長期休暇に入っている時期。
しかし、
4、5月の約6週間、
教員のストライキのために
公立学校が閉鎖となり、
その分の授業を補うために
子ども達はこの時期に
通学しなければならなくなりました。

そんな中、

「マユミ、明日からお休みになったよ。
やったぁ〜!!!」

と、
子どもたちが喜びの雄たけびを上げているではありませんか。
“もう休み!?”
私は不思議に思いました。
約6週間の学校閉鎖。
それが、
たった一週間長く通っただけで
(実質は4日間)
その分がまかなえたってこと???
私の頭には
???
マークが並んでいました。

学校で学べるべきことを
きちんと学べる環境にあるのか?
疑問を持たずにはいられません。
学校としての
最低限の学びを保障してほしいと
願わずにはいられません。

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