光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

タグ:人材育成

e5fed384.jpg私たちの活動は
1999年に始まりました。
はじめて預かった子どもたちは7名。
その中の子どもたちは
学童教室を卒業する10歳まで
ずっと一緒にいました。
私が日本人であるため、
今までカノアを訪れた
ボランティアの半分は“日本人”。
学童教室では
必ずと言っていいほど、
日本文化教室が開かれていました。
折り紙、
童謡、
あやとり、
手遊びなどなど・・・
子どもたちの中には
5年以上が過ぎても
折り紙でカエルが折れたり、
一語一句間違えずに
「幸せなら手を叩こう♪」
を歌えたりします。

そんな日本大好きな子どもたちの中には
簡単な日本語を読み書きできる子どもさえいます。

MARISA & VIVIANE

この二人は
図書室にある日本語の絵本を
すらすらと読んでしまいます。

今いる日本人ボランティアたちも
これには心底驚いているようで、
私も感心せずにはいられません。

この子どもたちの夢は
いつか日本に行くこと。

いつの日か、
日本に行けることを願わずにはいられません。

49156949.jpg毎週土曜日、
木工教室では
子ども達の楽しそうな笑い声と、
真剣なまなざしに出会います。
木工細工から始まった教室は、
現在、
木工玩具の製作中。
第一号は
車です。

みんなそれぞれ、
切って、
削って、
車を作っていきます。
初めは車と言っていたのに、
そのうち、

「これはバス」
「これはトラック」

と様変わり。
それもまたおもしろさの一つなのでしょうね。

手先の器用なこの村の人々。
こういった木工細工が
この村の名産となる日も
近いかもしれませんよ!?

ちなみに、
この車たちは
私たちが運営している保育園に
寄贈される予定です。

12月2日(日)。
教員養成講座に参加しているアラカチ市の教職員の内、
参加希望者15名とともに、
フォルタレーザのシュタイナー学校、
Escola Waldorf Micaelのバザーに行ってきました。
アラカチ市教育局がバスを提供してくれ、
実現した
“交流会”
です。

公立の学校で働く教職員がほとんどの中、
生徒や保護者が中心となって行っている
バザーに参加することは
今まで持っていた視野を広くする意味でも、
とてもいい機会となりました。

参加した教師の一人がこんな事を言っていました。

『子ども達の発表を見て、
洋服や靴はばらばらだし、
ドレスで着飾っている子どもなんて一人もいない。
それでも、
歌に楽器の演奏、
その内容の充実さに
圧倒されてしまった。
見た目がどうのよりも、
子ども達が一生懸命、
発表しているその姿に
感動してしまった。
家庭の食費を切り詰めてでも
たった一日の発表会にドレスを着せる保護者が多い中、
子どもにとって本当に大切なことは何なのか。
改めて気づかされたようなきがする・・・』

こうした機会を得れたことで、
一人一人の教職員が
何かしら心に残るものがあったのならば
本当に嬉しいです。

f6704645.JPG保育園のクラスで、
2名の多動性の強い子ども達の家族との面談が行われた際、
一人の母親がこんな事を言いました。

『言う事を聞かないときは保育園にも行かせず、
家を一歩も出さないようにしています。』

そんな言葉に私達は

“私たち大人も、
たった一人で生きていく事は出来ません。
社会の中で過ごし、
生きていくために、
子ども達は
地域の中で遊び、
友だちをつくり、
そこから人間関係を学び、
地域社会で生きていく事を学んでいくのです。
どんなに大変でも、
一生家に閉じ込めておくなんて事できないんだよ・・・”

私たちがカノアで活動を始めたとき、
その種を撒いてもらった
“モンチ・アズール”
から学んだ一つの視点があります。

・・・子ども達を教育すること。
情報を交換することだけではありません。
地元住民がそれぞれの形で協力していくこと。
大人や青少年達が自分達の手で夢を掴むことを励まし、応援する。
それにより、
私たちが生きている厳しい社会の現実に立ち向かう力へと変えてゆくのです。
・・・今まで過ぎた日々に学び、
経験したことを伝えていく方法を探しながら、
他の必要としている地域と交流し、
つなげていく。
・・・様々なことを通じて。


この言葉をもう一度思い返し、
地域社会で生き、
活動していくという事に
努めていきたいです。

このページのトップヘ