光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

タグ:保育園

保育士という仕事は、
昨今、
多岐にわたってきています。
そのどれもが、
命にかかわるものであったり、
生活に密にかかわるものであったりと、
なくてはならない仕事の1つといえるのではないでしょうか。

私自身も「保育士」ですが、
今回のご指摘のように、
「高度な専門職」
という認識を、
果たして世間に皆様は感じているでしょうか?
こうした声を私たち保育士自身も、
そして、
周囲にいる人たちも上げていくことで、
少しでもよりよい保育、
質の高い保育を子ども達に提供できるようにしていきたいですよね。

詳細はこちらから

2021年6月。
「エデュカーレ読者交流会」
にて基調講演をさせていただきました。
その時の出会いから、
今回、
川崎市中原区の保育子育て総合支援センターより、
施設長研修の依頼を受けることとなりました。
どんな話ができるのか?

保育の原点を思い出すような話、
生きる力を持てるようにするためには?

ブラジル、カノア保育園での経験から私自身が学んだこと、
それを少しでも日本の保育に役立ててもらえれば…

そんな思いから、
お話をさせてもらいました。

「環境を整える、環境を生かしていく、人材育成にも関わる大きな幹として捉えることができました。」
「子どもの生きる力を信じ挑戦したい気持ちを大切にして」
「子ども達が本当に求めていることは何かを読み取る力を養い、心から幸せでいられる人と人とが繋がる幸せを感じられる環境に少しでも近づけるように」
「今できる事から始めようと思いました。」
「普段とは違う角度から引き込まれる貴重なお話でした。」
「自分を信じている子どもを信じる事を心に刻みます。」

たくさんの感想をいただき、
ありがとうございました!!
今いる場所で、
どんなことができるのか?
子どもを中心に据えて、
ぜひ考え続けていきたいですね。

本年は新しいことへの挑戦をたくさんさせていただきました。
新しい出会いもたくさんありました。
来年は今年以上に、
今ある自分の力を信じ、
お役に立つことができれば幸いです。
今後ともどうぞ、
よろしくお願いいたします!!

先日、
横浜市幼稚園協会からの依頼を受け、
「カノア保育園での生活 〜ブラジルの子ども達と生きる力から学んだこと」
と題して、
お話をさせていただきました。
2時間。
楽しく子ども達のことを考える時間にしたいと、
ハイブリット方式(オンライン+対面)で実施した研修で、
グループワークをしました。

「自分が子どものとき、
どんな遊びをしましたか?」

乳幼児期。
覚えていないという人もいましたが、
出てくる、出てくる、
楽しい話。

そして、
参加した方からこんな感想をいただきました。

「「子どもらしく」って改めて振り返る時間が持てた」
「海外の保育事情と日本の保育現場」
「どの場所でも子どもの育ちを保障するという気持ち」
「本当の豊かさとはなんだろうと考えさせられた」

なんとも嬉しいです!!
ブラジルに行くとき、
私は日本に戻り、
その経験を生かしたい。
伝えていきたいと強く願っていました。
20年を経て、
今こうして貴重な機会を頂けていることに、
感謝しています。

そして、
これからもどんどんこういった時間を作っていきたいので、
いつでもご連絡ください!!
乳幼児教育、
多文化共生、
子育て支援、
両親教室、
日本とブラジルでの子育て、
保育士として…
などなど、
皆様のご希望に沿ったテーマでお話させていただきます!!

連絡はこちらまで↓
info@criancasdeluz.org
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先日からお知らせしていますが、
本日、
8月20日に、
著書である、
「ブラジル 天使が舞い降りる村」
が発売されます!!

既にネットで予約してくださっている方、
メールにてご注文いただいた方、
私に個人的に連絡くれた方、

ありがとうございます!!

そして、
ぜひ、
多くの方に読んでいただきたいと、
心より願っております。

昨日、
娘たちの母校(小学校)に、
寄贈してきました。

当時の担任の先生、
現校長先生とお話しすることができ、
改めて、
娘たちの成長に、
感謝の気持ちでいっぱいです。

まだ読んでいない方、
ご興味のある方はぜひ、
手に取ってみてください。
そして、
感想もお聞かせください。

【下記からご購入いただけます】

最近「自己肯定感」という言葉をよく耳にしますよね。
保育を行っていく中でも、

「子どもが自己肯定感を持てるように」

と言われます。

自己肯定感とは、
簡単に言うと、
自分に自信があるということです。
逆に、
自己肯定感が低い人ほど自分に自信が持てないといえます。
自己肯定感が低いと、
どうなるのでしょうか?

「自分対相手との比較において、
自分が劣っていると感じやすい傾向がある」

のです。

自己肯定感が高い人は、
自分の考えや行動に自信を持てます。
他人にとやかく言われても、
その考えや行動はゆらぎません。
相手と自分をいちいち比較することがないからかもしれませんね。

我が娘、
特に長女は、
稀にみるほどの
自己肯定感の高い子どもです。
そのため、
私自身も、
彼女を信頼できるし、
信じて見守ることができます。

自己肯定感。
どうやったら伸ばしてあげることができるのでしょうか?

いちばんの近道は、
「自分を褒める」
ということです。
子どもに対しては、
良いところを伸ばしてあげる。
褒めてあげることが大切ですよね。
ネガティブなことを言わないようにする。
それだけでも、
大きな一歩かもしれませんね。

日本の保育園で働いていると、
四季折々の草花や虫などを観察することが、
よくあります。
お散歩をする中で、
道端にある草花の名前を調べたりと、
私自身、
実は学ぶことがたくさんあります。

春になるとよく見かけるのが、
「たんぽぽ」
です。
でも、たんぽぽというのは、
日本各地で、
色々な呼び方をされています。

千葉では「にがな」
広島では「ちちぐさ」
群馬、長野、岐阜では「クジナ」
山形、福島では「ふちな」

他にもまだまだたくさんの呼び方があります。
面白いですよね。

春が過ぎ、
夏の訪れ。
その前にやってくる、梅雨。
今、
お散歩中に探すのは、
紫陽花ですね。
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明けましておめでとうございます。

昨年は、
カノアの保育園や学童教室で、
新しい一歩を進み始めました。
エヴァさんがカノアから離れ、
その後を担うように頑張ってくれたフラビアーニさんが旅立ちました。
長く働いてきた人達がいなくなる中、
それでも村には大切な場所だと、
立ち上がり、
力を貸してくれた人達がいました。
新しい仲間も迎え、
無事に2020年を迎えることができました。

長女は受験生。
ドキドキな日が続きます。
二女は年女。
最後の小学校生活を楽しんでもらいたいです。
私がカノアて活動を始めたのが、
2000年。
今年は20周年にあたります。
たくさんの人達と出会い、
学び合う1年にしていきたいと思っています。

本年もどうぞ、
よろしくお願い致します。
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皆様、

長い日本滞在を経て、
明日、
ブラジルに出発します。
日本滞在中お世話になりました皆様、
本当にありがとうございました。
また、
お目にかかれなかった皆様、
ぜひまた次回、
お会いできることを楽しみにしております。
そして現地から、
保育園や学童教室、
その他環境問題や子育て支援の活動のことなど、
ご報告したいと思いますので、
楽しみにしていてください。


光の子どもたちの会
代表 鈴木真由美
http://criancasdeluz.org
現在コラムを連載中!!:https://hoiku-is.jp/column/detail/108/

2019年2月19日の読売新聞朝刊で、
気になる記事がありました。

「6〜7歳男子の半数
行動に落ち着きない」

「いつもそわそわと落ち着きない子どもが増え、
6〜7歳男子の半数に上ることが、
研究者や学校教諭らで作る
「子どものからだと心・連絡会議」の調査で分かった。
(中小略)
前頭葉機能が不活発なタイプは、
物事に集中するのに必要な興奮の強さと、
気持ちを抑えるのに必要な抑制の強さの両方が十分に育たず、
(中小略)
興奮の強さが育つと、
それに伴って抑制の強さが育つ。
興奮の強さを育てるには体を動かして遊ぶことが必要だが、
夢中になって遊び込むことがなくなったため、
興奮が育たず、
抑制も育たなくなったのではないか」

遊びが大切。
体を動かすことは重要。
昨今は乳幼児期の子ども達と接する上で、
大切なこととして認識されていることです。
それでも、
自由に体を動かす時間や空間、
夢中になって遊び込むことのできる時間と空間というのは、
まだまだ足りないと言わざるを得ません。
幼稚園や保育園ではもっと積極的に、
家庭でも週末などに時間を取って、
ぜひ少しでも乳幼児期にこうした時間を取り、
就学年齢に備えることができればと、
願ってやみません。

8d72a4e0.JPG先週から今週にかけて、
保育園の保護者から
続けざまに苦情が入ってきました。

“何度も同じ子どもに噛まれるとは
教師はどういう対応をしているのですか?”

“ぶったり叩いたり、
そんな子どもがいるらしいですね。
子どもが保育園に行きたがりません。”

“うるさくて嫌だと、
子どもが言います。
どういうことですか?”

などなど・・・・・

8月から新しい助手となり、
そして、
4人の子どもが新たに入園しました。
新学期というのは、
いつも慣れるまでに時間がかかるもの。
しかし、
9月半ばを過ぎ、
それでも尚、
教室の状態は改善されませんでした。
とくに、
多動の強い子どもが2人いて、
そのうちの一人が
クラスの子どもすべてを引っ張ってしまう。
そんな状況だったようです。
そして、
助手と担任教師の息が合わず、
噛まれたり、
ぶたれたり・・・
ということが
繰り返し行われ、
それを未然に防ぐことも出来ていませんでした。

『このままでは、
来年になったときには
誰も保育園に通園させたくなくなってしまうのでは?』

スタッフの一人がそんな事を言うようになりました。

確かに。
それほどまでにひどい状況で、
それがこうなるまで、
担任教師からの報告がなかったのです。

まずは個別に家族との面会。
話し合い。
そして、
助手を含む担任教師との話し合い。
今週は毎日、
そういった事に費やされました。

一つの小さなことが
大きな問題になりかねない。
それが積もり積もるほど、
解決は難しくなってしまう。
今、
この状況の中で、
出来る限りの事をしていかなければならない。

子どもが安全に、
信頼を持って、
保育園に通ってきてくれる。
これは
基本的な条件。
そして、
信頼が壊れた日には、
再び子どもの信頼を取り戻すのは本当に難しい。

子どもが笑顔で、
毎日、
保育園に通ってくれること。
そんな当たり前のことが、
今はなんとも切望される。
以前のような、
信頼厚い、
笑顔溢れる保育園に
早く戻りますように。。。

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