光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

タグ:多文化共生

皆様、

新型コロナウイルスの影響で、
新しい生活様式を実践中だと思います。
ブラジルでは、
感染者が増加し続けており、
とうとうカノア保育園のある、
エステーヴァン村からも陽性者が出てしまいました。
今現地では、
身近に感じてこなかったものが、
現実のものになったと、
多くの人が不安を口にしています。

さて、
下記のようなお知らせをいただきましたので、
転送させていただきます。

=====(下記転送)=====
現在、「むすびめの会」(図書館と多様な文化・言語的背景をもつ人々をむすぶ会)という団体の企画委員をしています。
同会は図書館の多文化サービスに関心を持つ有志が1991年に立ち上げた研究運動団体で、会員は約200名、図書館関係者や研究者が多く参加しています。
年4回、会報『むすびめ2000』を発行し、講演会などもおこなっています。

今月、下記講演会がオンライン会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使っておこなわれます。
ご興味のある方はどうぞご参加ください。

■オンライン開催 むすびめの会講演会「外国につながる子どもと絵本をむすぶ取り組み」
日時:2020年6月27日(土曜日)14:30〜16:30

ゲストスピーカー:深田元美さん・関本保孝さん
(ピナット〜外国人支援ともだちネット ピナット子ども学習支援教室コーディネーター・学習支援スタッフ)

※ピナット〜外国人支援ともだちネットとは:
フィリピン、ピナツボ火山噴火の被災者支援と交流を目的に、1992年1月から活動を開始。その後、地域の外国人支援や国際理解教育の活動にも取り組む。東京の三鷹・武蔵野をベースに、外国人が親子ともに安心して暮らせるよう、日本語学習支援、生活・子育ての相談ができる場所を提供。(同会ホームページ https://pinatmitaka.wixsite.com/pinat

ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使って開催します。
事前の申込みが必要です。(〜6/24まで)

受講料:無料(非会員の方も)
申込み詳細は下記ホームページをご覧ください。
https://sites.google.com/site/musubimenokainew/
申込〆切:6月24日

主催:むすびめの会(図書館と多様な文化・言語的背景をもつ人々をむすぶ会)

先日参加した国際フォーラム。
私自身、
国際結婚をし、
2つの国籍を持つ娘2人を育てているということ。
日本とブラジルにおいて、
外国とつながりのある家族と接する機会が多いこともあり、
興味深い内容の報告がたくさんありました。

その中で、

「母語とはどんな言葉なのか?」

ということを、
深く考えることとなりました。

母語と言うと、
自分の国籍のある国の言葉。
ルーツのある国の言葉のような気がしますが、
実際には、

「自分が自信をもって使える言葉」

なのだそうです。
自分の気持ちを、
想いを、
考えを伝えられる言葉。
それが、
母語であると。

子どもを育てるとき、
自国ではない場所に住む、
夫婦間の言語が異なる、
など、
多様な言語の中で子育てをする必要があるとき、
親または保護者は、
自分が自信をもって使える言葉で、
子どもを育てるべきである。
そのことを知っている人は、
どれだけいるだろうか?

私自身、
ブラジルで娘を産み、
ブラジルで子どもを育てている中で、
「子どもが混乱してしまうのではないか?」
という気持ちがあり、
日本語で話しかけることを躊躇していた時期がありました。
そのために長女は、
言葉を覚え始めた際、
体を壊すほどの体調不良に陥りました。

今、
「母語で話しかけることは大切ですよ」
と伝えることは、
とても大切なことだと思います。
ただ、
母語とはいったいどの言葉のことなのか。
それをきちんと知ったうえで、
理解したうえで、
伝えてほしい。

そう思うのです。

ラグビーワールドカップが開催中の日本。
日本代表の圧巻のプレーもあり、
とても盛り上がっていますよね。
しかし、
このラグビー。
違う意味でも注目されています。

ラグビーワールドカップ日本開催が決定したとき、
同時に多くの疑問を読んだのが、
日本代表の国籍。
日本国籍ではなくても、
一定の条件を満たしていれば、
日本代表となれるのです。
これって実は、
スポーツは数多くあれども、
かなり珍しいと言ってもよいのではないでしょうか。
そして何よりも、
個性を大事にし、
それを受け入れたうえで、
それぞれのポジションがあり、
生かされる。
チームを見ているだけでも、

「世の中がこんな風だったら良いのになぁ〜」

と感じさせてしまう、
それがラグビーなのです。

この記事を読んで、
本当に感動しました!!

https://article.auone.jp/detail/1/1/1/136_12_r_20191020_1571575742810417
ラグビーのことをほとんど知らない私でも、
本気で応援したくなるラグビー。
高校の時にラグビー部があったなぁ〜なんて、
懐かしく思い出している私でした。

多文化共生とは、
「国籍や民族などの異なる人々が、
互いの文化的ちがいを認め合い、
対等な関係を築こうとしながら、
地域社会の構成員として共に生きていくこと」
(総務省:多文化共生の推進に関する研究会報告書より)
です。

多文化主義とは、
「一つの国で様々な言語・文化が共存することを素晴らしいと考え、
その実践に努めること」
(歴史人口学者:エマニュエル・ドッドより)

同じ“多文化”という言葉を使っていても、
解釈は異なるのだと、
下記の記事を読んで知りました↓
https://www.yomiuri.co.jp/commentary/20190227-OYT8T50146/

共に生きていくことを前提とし、
自身の文化に自信を持ち、
お互いの文化を認め合う。

現代に適応していく中で、
自己を見失わないように努める。

その気持ちが今、
とても重要な気がしています。
そんな思いを再確認できた、
上記の記事でした。

我が家の娘たちは現在、
中学2年生と小学5年生。
日本とブラジルで生活し、
学校に通い、
その両方の言語(日本語とポルトガル語)で
話し、
読み書きができます。
日本でも、
ブラジルでも、
授業に参加するために、
問題があったことは一度もありません。
それでも、
文章読解、
作文など、
母語となる言語の揺らぎがあるのではないか?
と考える場面は、
何度もありました。

「1,2,3歳 ことばの遅い子」(ぶどう社)中川信子著
を読みながら、
これは、
外国に繋がる子どもたちなどにも通じる部分があるのではないか?
と思うことがありました。
その中に、

「身体が健康で、
心が安定していることが、
ことばの育ちの前提条件なのです」

という記述があります。
大脳が受け持つ「ことば」。
それは、
身体の働きをつかさどる脳=脳幹
心の働きをつかさどる脳=大脳辺縁系
に支えられている。
という事実があるからです。

何よりも、
子ども時代に健康で、
心が安定できる環境で育つこと。
それがあって、
ことばというものが育つのだ。
その事実は、
私に大きな安心を与えました。

娘たちはこれからどんな人生を送り、
どんな困難が待ち受けているかもしれません。
それでも今、
子ども時代を過ごした時間、
それがどれだけ豊かなものであったかを思うと、
勝手に
“大丈夫”
と思えてくるのです。

そう感じられる子ども時代を、
全ての子ども達が送れますように…
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