光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

タグ:幼児教育

毎年年末を迎える前に、
全スタッフとの振り返りをします。
今年
1年のこと、
クラスのこと、
行事のこと、
それぞれの活動のこと。
そして、
一人ひとりの反省や来年に向けた、
課題提示。

私は必ず、
全体の総評と、
各個人の総評をします。
そのときに必ず、
良かった点、
来年への課題を伝えます。

今年はブラジルに行けなかったので、
顔を合わせてはできず、
動画を撮影して、
送りました。

ちゃんと思いが伝わったか。
不安な気持ちで夜明かし、
翌朝、
素敵なコメントが届きました。

良かった。
ちゃんと、
動画でも伝わったみたい。
でも、
やっぱり、
できれば、
目をみて、
きちんと伝えたかったなぁ〜

来年も、
新しい生活様式の中、
新たな取り組みを
考え、
行っていかなければいけません。
学び合いながら、
より良い方法で、
子どもたちと関わっていきたいです。

2021年もご支援、ご協力のほど、
よろしくお願い致します。
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「子どもたちが学びたいと思っていない状態で、
教員が教えすぎても何も残らない。
大事なのは、
学びたいと思わせることや、
自分で一歩を踏み出す力を育むこと。
どんな優れた指導法も子どもたちの『やりたい』にはかなわないと思っています(一部抜粋)」

「英語の場合は『言葉』を使ってどうしたいか、
というところが大事。
英語を使ってやりたいことが見えたときに、
初めて文法を学ぶことの意味を知るのです(一部抜粋)」

子どもの主体性というのは、
今、
教育の世界で常に問われ続けているところです。
どうやって、
子どもの主体性を確保することができるのか。
どんな授業が、
「主体性をもっている」
ということができるのか。
これは、
学校教育だけでなく、
幼児教育でも同じことです。

子どもがやりたいと思うこと。
知りたいと思うこと。
それを、
私たちは知り、
そのための環境を整える。
簡単なようで、
難しい作業。
それでも、
子ども達が生き生きと学んでいる姿を見ると、

「やった!!」

と喜ぶ自分がいます。

子どもが楽しく学んでいれば、
教師も教えることが楽しくなる。

まずは、
目の前の子どもを観察するところから始めてみませんか?


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オンラインで実施します!

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今回は、バーチャルツアーで、
遠いブラジル、
カノア保育園までの道のりを体験して頂きます!

バスで観光地カノアに到着し、
そこから徒歩でカノア保育園までの体験。
カノアの風をぜひ、皆さんに感じていただけたら、
嬉しいです。

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編集者のお話など盛りだくさんでお届けします。
参加申込は、
下記からお願いします!

Facebook:

こくちーず:


【お問い合わせ】
Barzinho Aparecida 藤本くみ
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昨日知人の投稿を見ていたら、
確かにとても大切なことだと感じ、
書き残そうと思ったので、
少しここで。

「保育」
という言葉。
私たち日本人は、
当たり前のように使っていますが、
他の国では基本、
「幼児教育」
という言葉しかありません。

そもそも保育とは、

「教育+保護」

という2つの言葉から作られた造語です。
こうした概念は今、
世界の中では

「Early Childhood Education and Care」

として、
乳幼児期には、
教育だけではない…
ということが広まってきています。

ブラジルでは、

「Educacao Infantil」

とだけ言われており、
実践を見ていても、
まだ乳幼児期の教育に関してはきちんと確立できていないと感じずにはいられません。

長きにわたり、
「保育」
という言葉を使ってきている日本。
この言葉は、
子どもを
「人間が育つうえでとっても大切な時期の教育」
であるということを示していると、
私は考えています。

私は保育が大好きです。
保育士であることを誇りに思っています。
だからこそ、
この
「保育」
という言葉を、
これからも大切にしていきたいですね。
ぜひ皆さんも今一度この言葉の意味を、
考え直してみませんか?

日本では、
乳幼児教育を実施している施設において、
大きく分けて3つの法律がある。

幼稚園 = 学校教育法第一条に規定
保育所及び就学前の子どもに関する教育 = 児童福祉法第三十九条第一項に規定
認定こども園 = 保育園等の総合的な提供の推進に関する法律第二条第六項に規定

法律だけでなく、
管轄省庁も、
幼稚園は文部科学省、
保育所及び認定保育園は厚生労働省と、
分かれています。

「乳幼児教育」
という、
就学前の子ども達に関して、
共通した認識を持つためには、
やはり一つの理念として考えなければ、
立場によって異なる…というのでは困ってしまう。
でも、
それが長い間続いていたのが、
日本の幼児教育でした。
しかし今、
「幼児教育」
として共通の理念を持ち、
取り組んでいこう!!
と、
「幼児教育振興法案」
という基本理念を定めたもののを策定しようとしている。

この中で、
「幼児期において、
人は、
その保護者や周囲の大人との愛情あるかかわりの中で守られているという安心感に支えられ、
自発的な遊びを通じて生涯にわたる人格形成の基礎を築いていく。
そのために適切な環境を整え、
子供の心身の調和のとれた発達を促すことが、
幼児教育の重要な役割である。」
と前文に記載されている。

幼児教育は、
人間形成の基盤となる、
重要な時期であると、
それが示された重要な法案。

ブラジルでは、
2013年に教育法の中に、
「幼児教育」
という項目が示された。
ただ、
実践としての現状は、
まだそこには及ばないといわざるを得ない。

この新たな日本の一歩に、
一保育者として、
本当にうれしく思う。

私が購読している、
「エデュカーレ」という冊子があるのですが、
そこに記載されていて、
編集長でもある、
汐見先生の言葉に大きくうなずいてしまった。

私はよく、

「子どもを信頼し、
見守ることが大切だ」

と、
遊びなどの場での親や保育者の在り方として話すことが多い。
しかし、
勘違いしてはいけないのは、
見守るということは、
何かあった時にすぐに助けられる場所、
声をかけられる場所に、
私たちがいるということであり、
自分たちが主体で指導しているときよりももっと、
五感を全て、
するどく、
研ぎ澄ましておく必要があるということだ。
ただ見守っているだけで、
子どもが必要な時に動かない、
それは、
ただの放任であって、

「見守る保育」

ではない。

ただ見ているだけなんて、
なんて簡単なんだ!!
と思っている人、
それは違います。
子どもの主体に任せているからこそ、
私たちは神経を10倍も、100倍も使うのです。
その子どもたちの吐息に耳を澄ましながら。

先に紹介した汐見先生の言葉に、
「保育は、あくまでも、
子どものそばで
「あなたは何がしたいの?」
そして
「あなたは何をしてほしいの?」、
この二つについて心の中で聞き、
観察することです。」
とあります。

「見守る保育」

それがどんな保育なのか。
ぜひ皆さん、
もう一度、
問い直してみてください。

657dd4f0.jpg先日行われた講座の中で、
“子どもたちの絵の観察”
というテーマがありました。

私たちの保育園では
登園時に
自由にお絵描きができるスペースを
用意しています。
必ず絵を描かなければならないわけではないですが、
ほとんどの子どもが
部屋に入り、
まずは絵を描いてから
自由遊びをします。
私たち大人は
頭の中でどんな絵にするか
考えることがほとんどです。
しかし幼児は、
心の中を
絵として映し出します。
そのため、
絵を観察していると
おのずとその子の状態が
わかってくるのです。

『うそでしょ?』

と思われる方も多いかもしれません。
でも、
試しに行ってみてください。
子どもというのは本当に正直。
その日の気分、
健康状態、
すべてが絵に表れてきます。
面白いものです。

すべての幼稚園、保育園で
こういった取り組みが
行われることを願っている私です。

c72bce74.jpg仕事柄、
子どもに関することの本は
毎日といっていいほど読んでいるのですが、
最近読んでいる本の中で
書かれていたことが
とても印象に残っています。

「子どもに長所や短所はありません。
その子の性格の一部として、
“なんて面白い考えをするのだろう”
“そんな見方もあるのか”
と、
善し悪しではなく、
ありのままを受け止めるということが
大切なのです」

「ある性格を長所にもできるし短所にもできるというのが
人間の面白さ」

私も近年、
講演会や報告会をさせていただくときに
このことを話させていただいています。

“ありのままを受け止める“

言うだけなら簡単ですが、
実際、
例えば毎日接しているわが子ならなおさら、
「もっとこうであってくれたら・・・」
と思うことはたびたびです。
でも、
「これだからわが子なのだ」
と、
認めることができた時、
親として、
そして子ども自身も
生きることがもっと楽しくなるのではないでしょうか。
そのことを再確認させていただいた一冊でした。

先日気になる記事を発見したので、
下記に掲載させてください。

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赤ちゃんを抱きながら、携帯電話などに夢中のパパやママはご用心−−。生後5か月の赤ちゃんは、人の顔を正面からは「顔」と認識できても、横顔では認識できないことが、中央大と自然科学研究機構生理学研究所の共同研究でわかった。

 研究チームは、5か月児と8か月児計20人に、知らない女性の正面からの顔と横顔の画像をそれぞれ5秒間見せたときの脳活動を計測した。
 その結果、5か月児も8か月児も正面の顔を見せると、顔の認識に重要である右脳側頭部の活動が高まった。
 だが、横顔を見せても5か月児では変化がなく、活動は8か月児で高まった。

 実験を行った同大の仲渡江美研究員らは「特に月齢の低い赤ちゃんとは、目と目を合わせて接することが大事だ」と話している。
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生後5カ月に限らず、
子どもは
きちんと目を見て話してもらいたいもの。
目を見て話すと、
多動の子どもでも
きちんと話を聞いてくれます。

現代、
“ながら世代”の子育てとなり、
子育てにおいても
向き合うことが少なくなっている今、
だからこそ、
きちんと目を見て、
話してほしい。

子どもが幸せを感じるのは
こういった些細なことの集まりからだと
信じています。

f35a13fd.jpgカノアの子ども達は
本当に野菜嫌い。
といっても、
どちらかというと食わず嫌いともいえる。
というのは、
野菜がなかなか手に入らない土地だっただけに、
日常家庭で作る食事に使用する野菜が
極端に少ないのだ。
昨今、
観光地カノアが発展する中で、
八百屋さんには豊富な野菜が並ぶようになった。
でも、
食材が高騰を続け、
貧しい家庭では野菜を買うことは本当に難しい。

私たちの保育園でも、
できるだけ栄養価の高い給食を…
と、提供しているが、
野菜の高騰のために
以前よりも少なくなっていることは否めない。。。
そこで始めたのが
保育園の園庭を利用した
「菜園、畑づくり!!!」

子どもたち自身が育てていくことで、
野菜嫌いがなくなるのではないか?
不足しがちな野菜を
少しでも多く給食に入れられるようになるのではないか?
そんな思いを胸に
毎日水あげに励んでいます。

さて、この菜園。
果たしてうまくいくのでしょうか???

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