光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

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f533f62a.jpg1月16日(金)。
エステーヴァン村では第2回目となる運動会が開催されました。
日本文化教室を行ってくれていた
日本人ボランティアが中心になり
行われたこの運動会。
準備の段階で、
現地スタッフに手伝いをお願いすることなく、
頑張り続けていたボランティア達。
開催3日前に、

「もっとみんなに手伝いを頼んでもいいんじゃない?」

と声をかけました。
自分たちだけで頑張りたいという気持ちがあったのかもしれない。
でも、
私がカノアの活動の中から学んだことの一つに

“みんなでやるからこそ素晴らしいものが出来る”

というものがあります。
自分では苦手なことも、
他の人は得意かもしれない。
みんなで手をつなぎあい、
助け合っていくことで、
もっと素晴らしいものになる可能性がある。
そのことに気づかせてくれたのも
この村の人々でした。
こういった活動を通して、
そのことを学んでくれたなら、
うれしい限りです。

さて、
運動会。
長期休みということもあり、
4歳〜13歳までの子どもほぼ全員が集まったのではないかというくらい
盛大なものでした。
綱引きは大盛り上がりで、
見学していた大人たちもやりたいということになり、
急きょ大人の対抗綱引きも行ったほど。

最後には
用意してくれていたカレーライスをみんなで食べました。

こんな素敵な日を考え、
準備し、
行ってくれたこと、
本当にありがとう!!!!

子どもたちの素敵な笑顔に
たくさん出会えた一日でした♪

e5fed384.jpg私たちの活動は
1999年に始まりました。
はじめて預かった子どもたちは7名。
その中の子どもたちは
学童教室を卒業する10歳まで
ずっと一緒にいました。
私が日本人であるため、
今までカノアを訪れた
ボランティアの半分は“日本人”。
学童教室では
必ずと言っていいほど、
日本文化教室が開かれていました。
折り紙、
童謡、
あやとり、
手遊びなどなど・・・
子どもたちの中には
5年以上が過ぎても
折り紙でカエルが折れたり、
一語一句間違えずに
「幸せなら手を叩こう♪」
を歌えたりします。

そんな日本大好きな子どもたちの中には
簡単な日本語を読み書きできる子どもさえいます。

MARISA & VIVIANE

この二人は
図書室にある日本語の絵本を
すらすらと読んでしまいます。

今いる日本人ボランティアたちも
これには心底驚いているようで、
私も感心せずにはいられません。

この子どもたちの夢は
いつか日本に行くこと。

いつの日か、
日本に行けることを願わずにはいられません。

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