光の子どもたち in Canoa

ブラジル東北部にある小さな漁村から発信する報告日記。大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

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孔子の論語の中に、

「四十にして惑わず」

という言葉があります。
40代である私も、
気になる言葉。
でも、
現代にしてみれば、
60代くらいのイメージらしい。

そしてこの言葉。

「その年齢になったときには、
思い惑わず、
一つの道に専心せよ」

という意味とも考えられますが、
こんな意味とも捉えられるらしい。

「自分の限界を区切らず、
いろいろなことをせよ」

なるほど。
全く異なる意味ですね。
私としては、
後者の方として、
解釈したいところです。

乳幼児期には、
読み聞かせをするとよいといいますよね。

カノア保育園のあるエステーヴァン村では、
昔、
月夜の晩に、
子ども達はおじいちゃんおばあちゃんの家の前で、
お話を聞いていたそうです。
漁師の実話から、
民話伝承まで。
怖い話から、
面白い話と、
バラエティーに富んだその話を聞きながら、
子ども達はその登場人物や場所を、
想像していたそうです。

今でもブラジルには、
本屋さんが少ないです。
私が住むアラカチ市には、
本屋さんは1つもありません。
雑誌や新聞を売っているところに少しと、
スーパーの端にあるもの。
それだけです。
それでも、
昔のようにお話を聞く機会があれば、
子ども達には絵本など、
必要ないのかもしれません。

カノア保育園の先生たちは、
コロナ禍において、
自分たちで劇を演じ、
動画を撮影して子ども達に送っていました。
しかし、
先生たちは考えたのです。

「私たちが演じてしまうと、
子ども達の想像力は育たないのではないか?」

そこで、
今回は影絵に挑戦しました。

先生たちの想い、
届くでしょうか?

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